「ひさご」(瓢.ヒョウタン)3  ヒョウタン/ユウガオは,最古の栽培作物の一つ.皮や種子が世界各国の遺跡から見つかっているとのこと.太古の土器以前から使われていたであろう容器に始まり,様々な用途に用いられてきました.その一つが楽器.中でもインドのシタールは特にその名が知られています.

今日は,久々にレイチャールズのアルバムを聴いています.

タイトルは「Genius Loves Company 」

かつては,運転中にかけっぱなしにしていたことも.レイ・チャールスが,自ら選んだ第一級のミュージシャンと共演した珠玉の1枚.結果として遺作になってしまいましたが.

 

何故,突然思い出したように今聴いているのかというと---

この二三日,このブログで取り上げてきたひさご(瓢 ヒョウタン)から始まった,何げない連想の積み重ねの結果.

 

 

日本大百科全書によれば

ヒョウタンとは - コトバンク

ヒョウタン/ユウガオ(同じ種)は,最古の栽培作物の一つ.皮や種子が世界各国の遺跡から見つかっているとのこと.

・ぺルーのアヤクチョの洞窟(どうくつ)から紀元前1万3000~前1万1000年

・メキシコのオカンポ洞窟から前7000年ころ

・中国の河姆渡(かぼと)遺跡から6500年前

・日本の鳥浜貝塚福井県若狭(わかさ)町)から8500年前

 

食用にもなったのでしょうが,太古の土器以前から使われていたであろう容器に始まり,様々な用途に用いられてきました.

 

例えば---

容器:水入れ,酒,牛乳,香辛料,石灰,塩,炭入れ,食器,酒杯,柄杓,薬壺(くすりつぼ),矢筒,花器,茶器,虫籠(かご).

農具:種播(ま)き器や箕(み),種子入れ,

漁具:浮きや魚籃(びく)

喫煙器具,帽子,服飾品,装飾品,仮面,御守り,呪術(じゅじゅつ)や祭事用品,シンボル,食料,薬用,

楽器:インドのシタールビーナ,コプラ笛,タイのピンナムタオ,アフリカのコラ,マリンババラフォン),サンザ,太鼓,アメリカのマラカス,メキシコのギロ,タバサ,ハワイのフラダンスの太鼓,弓と組み合わせた弓琴(きゅうきん:ガボンのムベット,ブラジルのビリンバウ)

 

ヒョウタン/ユウガオから作られた容器

vessle made of Bottle gourd - Google 検索 

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ヒョタン/ユウガオから作られた楽器

Musical instrument made from Bottle gourd - Google 検索

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シタール

シタール - Wikipedia

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例示されていた楽器の名前のほとんどは,初めて聴く名前でしたが,シタールは知っています.

インドの曲を聴いていると浮遊するような不思議な感覚にとらわれてしまいます.またビートルズジョージ・ハリスンが演奏していたことをご存じの方もいるでしょう.ジョージの師匠が,世界的に有名なラヴィ・シャンカル Ravi Shankar.

 

www.youtube.com

 

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そして,ラヴィ・シャンカルの娘がノラ・ジョーンズ

「Genius Loves Company 」の私が大好きな第一曲目,「Here We Go Again」でレイ・チャールズRay Charles がフューチャーしたのがこのノラ・ジョーンズ Norah Jones

 

ヒョウタンを調べて,レイ・チャールズを久々に聴くことになるとは思っていませんでした.