今年も我が家の山椒は,実を沢山つけています.
毎年偉い.
しかし,人にさしあげることはあっても,なかなか自分で料理には使ってやれていない.もっと使ってあげないと,と,これも毎年思いながら----.
ちりめん山椒など大好きなのですが.
日本のサンショウは,
ムクロジ目 Sapindales,ミカン科 Rutaceae,(亜科Subfamily: Toddalioideae),サンショウ属 Zanthoxylum,
サンショウ Z. piperitum,
Zanthoxylum - Wikipedia サンショウ属 - Wikipedia サンショウ - Wikipedia ミカン属 - Wikipedia
ミカン科といっても,ミカン属(ミカン亜科 Aurantioideae)とは,亜科を分類する段階で分けられています.そしてサンショウ属には250種余りが知られているとありました.
中国でも「カホクザンショウ」を香辛料に使うとのこと.しかし,かなり香りが異なる.
日本のサンショウは,和製香辛料の代表選手として世界にも認められているようです.英語では「Japanese pepper」!(有田の特産「山椒」-JAありだ)
歴史は古く,縄文時代の遺跡から発見(栃木県埋蔵文化財センター).
「日本人はこの日本最古の香辛料を長い年月をかけ,葉,花,実,幹,樹皮に至るまで、全てを利用する術を身につけてきました(山椒のお話)」
七味唐辛子にもなくてはならない「山椒」
「趣味どきっ!カレーの世界」 で取り上げていたように,「七味唐辛子」は日本を代表するミックススパイス.
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/07/23/014826
ぴりっと辛い 赤トウガラシ.
さわやかに香る 山椒.
ミカンの皮を乾燥させた 陳皮.
食感を楽しむ 麻の実.
潮の香りが漂う青のり.
ナッツのような香ばしさをもつ ケシの実.
そして深いコクのある 黒ごま.
この七種が七味の代表的な材料として紹介されていましたが---
「地域や店によって,組み合わせは千差万別.
実は七味の材料は様々なんです」(第7回▽お越しやす京都 ダシが決め手の和風カレー)
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/07/23/014826
とも.
そこで,ネット上に紹介されている七味の成分を比較してみました.
趣味ドキッで紹介された七種は,S&B食品で紹介されていたものと同一でした.最もよく利用しているS&B食品の七味唐辛子はこの七種を配合している?(今のところ不確定ですが)
素材と品質 | 八幡屋礒五郎について | 根元 八幡屋礒五郎 七味とは|七味について|やげん堀 七味唐辛子本舗 唐辛子、唐辛子加工品│日本の食文化とスパイス&ハーブ| S&B エスビー食品株式会社 七味唐辛子 - Wikipedia
山椒は,唐辛子・ゴマ・麻の実とともに代表的な商品全てに.
よく考えれば当然のこと.
しかし,なんとなく「ウナギの時にしか利用しない」ような気がしていました.大間違い.
再認識できてよかった.
▽上の表は,かなりがんばって自作しました.
ところが---
既に同じような表をアップしている方がおられました!
日本のスパイスと『七味唐辛子』のお話の堀田さんという方.七味のそれぞれの成分についてもかなり詳しい解説まで.
興味のある方は,是非このサイトを訪問してみて下さい.
実は,私もいくつかの成分について調べたのですが-----.とてもかないそうにない.
明日,少し異なった角度から整理しなおしたものを載せることにします.
なお,
▽山椒ははじめ「ハジカミ」と呼ばれていたとのこと(日本国語大辞典:
サンショウ・山椒 - 語源由来辞典の記載前半部はこの辞典からの借用?間違っていたらゴメンナサイ).
「椒」の字があてられています(大辞林 第三版 椒(ショウ)とは - コトバンク)
山椒大夫は「大夫は『長者』の意.山椒・三荘については,大夫が山椒を売って富を得たからとも,三つの山荘を持っていたからともいう」(日本国語大辞典)
山椒魚については日本国語大辞典には語源の記述がありません.体のイボが山椒の皮に似ている,もしくは,分泌する液が山椒の臭いに似ているからとの記載が
山椒魚/サンショウウオ【さんしょううお】の名前の由来語源と使い方《ユライカ》 サンショウウオ・山椒魚 - 語源由来辞典 に.