昨日の「ご近所の春探し」後偏です.
この度の引っ越し先,藤沢市になりますが,今回歩いた路地は鎌倉市の西のはずれ,腰越になります.
腰越地区には,旧鎌倉市内に負けない密度で寺院があります.現在は小さな門構えのものが多いのですが,かつてはかなり大きなお寺も.
腰越地区の寺院(Google)
その内の一つの宝善院に立ち寄りました.
創建は天平神護年間(765年~767年)とされているお寺ですが,明治の廃仏毀釈以降かなり寂れてしまったとのこと.
https://www.yoritomo-japan.com/page139hozenin.htm#google_vignette
境内は狭いながらもきれいに整備されていて,ガーデンシクラメンが沢山植えられていました.
ソメイヨシノはまだ固い蕾の状態でしたが,早咲きの桜も植えられていて,一本は満開,もう一本は散りかけていました.
お寺を出てまた路地の春探しへ.
椿の花は今が最盛期,ビワの木には小さな実がついていました.
黄色い花は,PictureThisによれば,アフリカ原産のジャノメクンショウギク.通常は5月〜7月開花とありましたが,寒咲の品種でしょうか?
赤い花はマーガレット.
ムラサキハナナ.
春の野に多いカラスノエンドウ.
住宅地ではあまり見かけません.
オニタビラコとスズメノカタビラ.
そして,タンポポ.今回の春見つけでは,出会ったのは一回だけでした.
他の草の合間から覗いているので,葉が見えず,判定にはPictureThisの助けが必要でした,
多摩川の砂にたんぽぽ咲くころはわれにもおもふひとのあれかし 若山牧水 路上
目のまへにふんわりとたんぽぽのわた毛くづれず丸さを保つ 長澤美津 往来
たんぽぽも藜(あかざ)も潮に硏がれゐて痩せつつ海に傾ける路地 生方たつゑ 紋章の詩
たんぽぽは絮(わた)となりて風に舞ふ亡き友恋ふる忍路(おしょろ)の浜に 木俣修 昏々明々
雨霽(は)れてつよき陽のなかたんぽぽの花のつむ葉のしなしなと揺る 田谷鋭 乳鏡