ウェブ・書籍を頼りにスイーツの歴史を調べるシリーズ17
クレープ1
日本で大人気のクレープ.
クレープの発祥地はフランスですが,日本独自の食べ物として発展したことはよく知られています.この日本スタイルのクレープは,最近は外国でもよく知られる人気スイーツとなっています.
日本在住の外国人にも,イチゴのショートケーキともども人気の「和製料理(「外国の料理っぽいけど実は日本発祥の料理」)」となっています.
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/04/26/023558
Japanese style crepeで検索すると,下のような画像が---
ほとんどが英語のレシピサイトですが,日本のお店の紹介や,中にはニューヨークのものもあります.
Japanese style crepe
https://www.google.com/search?q=Japanese+style+crepe
英語版ウィキペディアの紹介は次の通り(DeepL翻訳)
https://en.wikipedia.org/wiki/Crêpe
「日本のクレープは,様々な具材やトッピングによってフランスのクレープとは異なるものに発展し,そのスタイルは後に日本国外にも広まった.
”原宿クレープ”と呼ばれることもある.日本では1970年代にフランスのクレープが紹介されたが,ジャムを塗っただけのもので,あまり人気がなかった.
1977年,小野瑞樹(*)が原宿にクレープ屋を開店し,アイスモナカからヒントを得て,クレープにアイスクリームや生クリーム,スライスしたフルーツをのせて売り始め,大人気となった.家庭で作られることはほとんどなく,屋台で買って食べるお菓子として広まった.」
*他の多くのサイトでは,日本で初めて現在のクレープを販売したのは「マリオンクレープ」の岸伊和男さんとしています.例えば
https://kake84.net/4312/crepe_history/
『紙に包んで食べる.あのスタイルも,当時私が考えたものです』『あるアイスクリームのショップを参考に,クレープにアイスを巻いたりしました.そう,あれも私の発案です』
当時の原宿を知る方の言
『どちらが先かと言うと,マリオンさんが最初です.後から隣と道の向かいにマネをしたお店が出来ました.小野さんが初めての人では無いです.ラフォーレ原宿が出来る前にマリオンさんはありました.』
一方,フランスで人気のクレープ店(クレープリー)で購入できるクレープを検索すると,多くは,クレープ生地を使ったオープントーストのような料理(セイボリークレープ)
フランスの人気クレープ店で買うことができるクレープ
Crêpes disponibles dans les crêperies françaises populaires.
Crêpes disponibles dans les crêperies françaises populaires.
もちろん,フランスでも,スイートクレープもよく食べられていて,80%の人がスイートクレープを好きと答えています.
https://fr.yougov.com/consumer/articles/33824-les-francais-sont-ils-des-fans-de-crepes
そしてクレープを焼いて家族や友人と楽しむ「Chandeleur(シャンドルール)」(2月2日)では,やはり80%の人がスイートクレープを好み,
https://fr.yougov.com/consumer/articles/33824-les-francais-sont-ils-des-fans-de-crepes
三つ折りにしたクレープに砂糖,スプレッド,ジャム(トッピング(好みのトップスリー)して食べることが多いようです.
クレープシャンドルール
Crêpe Chandeleur
https://www.google.com/search?q=Cr%C3%AApe+Chandeleur
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240111/k10014317031000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240111/k10014317641000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240111/k10014317431000.html