昨日は,鎌倉源氏山の木の実/草の実の画像をお届けしました.
https://yachikusakusaki.hatenablog.com/
今日は,同じ散歩コースの樹木の画像を集めてみました.
全て実をつける木ですが,その実を見つけられなかった木と言い換えても良いかと思います.そこで,実の画像だけはネット上からお借りして一緒につけることにしました.
以下,ただただ画像を並べていきます.
https://www.google.com/search?q=エノキの実
https://www.google.com/searchオニグルミ
https://www.google.com/searchサカキ
https://www.google.com/searchタブノキの実
https://www.google.com/searchネムノキの実
https://www.google.com/searchクヌギの実
https://www.google.com/search桂の実 https://www.google.com/searchケヤキの実,
カエデの紅葉はもうすぐそこです.
https://www.google.com/searchモミジの実
万葉集では,カエデは「カヘルデ」と呼ばれています.
我が宿に黄葉(もみ)つ蝦手(かへるで)見るごとに妹(いも)を懸(か)けつつ恋ひぬ日はなし 田村大嬢(たむらのだいじょう) 万葉集巻八,1623
私の屋敷に紅葉している楓を見る毎に,いとしいお前のことを思い浮べて焦がれていない日はない. 折口信夫 万葉集
子持山若かへるでのもみつ まで寝もと我(わ)は思ふ汝(な)はあどか思ふ 東歌 万葉集巻一四,3494
「子持山」は伊香保温泉からも見える山で,渋川町の北方に聳(そび)えている.一首は
あの子持山の春の楓の若葉が,秋になって黃葉(もみじ)するまでも,お前と一しょに寝ようと思うが,お前はどう思う
というので,誇張するというのは既に親しんでいる証拠でもあり,その親しみが露骨でもあるから,一般化し得る特色を有(も)つのである.
「汝(な)はあどか思ふ」と促すところは,会話の語気その儘(まま)であるので感じに乗ってくるのである.「吾(わ)をぞも汝(な)に依(よ)すといふ,汝(な)はいかに思(も)うや」(巻十三*三三〇九)という長歌の句は,この東歌に比して間が延びて居るように感ずるのである. 斎藤茂吉 万葉秀歌
なかなか歌にはなりにくいと思われる樹木でも,万葉集には詠われる場合があります.
例えば榎:
榎の実を食べに沢山の鳥が来ることが歌われています.