今日は新型コロナウイルス以外の記事を書くつもりだったのですが---パソコンに向かうと,ついコロナ関連の記事の検索にはしってしまいます.
連休明けで今日の新規感染者の報告は思ったより少なかったけれど---明日,明後日がどのようになるのか?
ニューヨークタイムズからは,毎朝,コロナウイルスに関連した記事の題目とその抄録が送られてきます.
(英語をよく読めもしないのにそのような契約をしてしまった)
今日の話題のトップ記事は
Children and the Delta variant
この記事の書き出しは
小児のコロナウイルス感染者が全米で急増しており、一部の医師はパンデミック中のどの時期よりも多くの重篤な小児患者を診察しています。
米国小児科学会のデータによると、7月22日から7月29日までの間に新たに発生した小児の感染者数は約7万2,000人とほぼ倍増しており、現在、米国の感染者数の約20%が小児で占められています。また、コヴィドで入院する小児の数も増加しており、流行のピークである1月の水準にほぼ匹敵しています。(原文英文 DeepL翻訳)
Delta Variant Is Sending More Children to the Hospital - The New York Times
とても気になりますよね.
子供たちがワクチンをうっていない結果としてその割合が高まった可能性も大いにあり,また子供たちの症状は従来通り軽い場合がほとんどとのこと.
日本で大騒ぎするような話ではまだないようですが---
成人へのワクチン接種が進めば,新規感染者に占める子供の割合が高くなることは十分考えられ,社会問題化するような気もします.デルタ株は感染者の年齢を引き下げていますから.
そして,「症状が軽い場合がほとんど」ということは,裏を返せば「重症化する子供も一定数はいる」ということ.
十分な対策が求められますが,日本語での検索では子供の重症化リスク要因についての記事はほとんど見つかりません.死角になっている可能性もあります.
英語のサイトでは,子供と新型コロナウイルスに関する最新の知見のまとめが幾つか見つかります.
例えば,ロンドン大学のサイト.
このサイトの書き出しは次のようになっています.
(原文英文 DeepL 翻訳)
Covid-19: 子供たちの重症化のリスクは非常に低いことが判明
2021年7月9日
UCL(University College London)の研究者が共同で行った公衆衛生データの最も包括的な分析によると、Covid-19の原因ウイルスであるSARS-CoV-2による重症化や死亡のリスクは、子どもや10代の若者では極めて低いことがわかりました。
しかし、Covid-19は、最も弱い立場にある若者、つまり持病や重度の障害を持つ人では、重篤な病気にかかる可能性が高くなります.ただし,これらのリスクは全体としては低いままです。
ここでいう「持病」は,より高年齢の場合と同じで,「糖尿病、喘息、心血管疾患,複数の疾病を持つ者」ということです.
40-50代ばかりが注目されていますが,これは,このような疾病をもつ方の割合が大きいためという気もします.
「持病」をもつ方ー子供も含めてーを優先したワクチン接種はできないのでしょうか?