「梨 千葉県市川市」1 梨畑や直売所が並ぶこの道は,梨街道と呼ばれています.1軒目歴史は200年以上!シャリっとジューシーな梨「主に,何の品種を作ってるんですか?」「主に,幸水が多いですかね」「美味しい梨,まあ,色合いですね.黄色っぽく見えるのが,熟してきている」 <梨ソーダ> 「奥さん,メッチャうまい.これいいよ」「すごい.どろんって来ましたね.梨がね」 「次は,梨のキムチというか.カクテキを」「カクテキ!」梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! 

 「さあ始まりました.まんぷく農家メシでございます.梅沢さん.今回はですね.千葉県の市川市にやって来ました.

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市川市 地図 - Google 検索

ちょっと後ろ見て下さい.この川が江戸川でございまして,その向こうにそびえ立つのがスカイツリー.つまり我々は千葉県に立っているということでございますけれども---

暑いには分かっています.どうかしゃべって下さい」

「はい.それが---,不吉なことが起きたんです」「えっ,教えて下さい」

「先ほど,おにぎりを食べたんです」「ほう」

「なんと,歯が欠けたんです!」「え〜! マジですか?」

「はい,おにぎり食っててですよ.今年70だよ.もうちょっと大事にしたらどうだ?」「ホンマに.地獄のようなこの暑さ.この言うたらコンクリからのはねっ返り」

「おかしいだろ」「おかしい」

「こんだけしたに芝があったり,いろいろある所でやらないで,何でコンクリートの上で立ってやってるんだよ」

 

梅沢さんの歯,大丈夫なんでしょうか.

どうも乙葉です!

今回いただくのは梨.

暑い夏にぴったり!シュワッとさわやかな梨ソーダに,大根とは一味違う,梨のカクテキ.

そして,とってもおしゃれな梨づくしのカフェメシまで!

シャリッと甘い梨を,いただきま〜す.

 

梅沢富美男東野幸治まんぷく農家メシ! 「梨 千葉県市川市

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「梨 千葉県市川市」 - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

BSプレミアム 毎週月曜 午後7時

出演 梅沢富美男 東野幸治  ナレーション 乙葉

 

 

今回の舞台は,千葉県市川市.江戸川をはさんで,東京のすぐお隣.

千葉県は,梨の生産量が全国1位(2019年収穫量は茨城に次いで第2位).

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作況調査(果樹):農林水産省

中でもこの市川市は一大生産地です,

梨畑や直売所が並ぶこの道は,梨街道(大町梨街道 国道464号)と呼ばれています.

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http://www.ichikawa-kankou.jp/entry.html?id=91780

収穫時期の8月9月は,梨を買いに来る人で大にぎわいなんですって.

ご存じでしたか?

 

「梨好きですか?俺大好き」

「いや,もう私は梨好きですよ」「梨食べて,反対側の歯,欠けましょうよ」

「イヤです.あんた,欠けてないから分からないけど,しゃべりにくいのよ.空気が---」「そうですね」

 

今回頂く農家メシは,こちら.

1軒目「歴史は200年以上!シャリっとジューシーな梨」

2軒目「言うことナシ!はずれナシ!梨のカフェメシ』」

 

「この2軒,回りたいと思います」

「冷たいのしみるだろうね」「でも.この時期ですから,冷えた梨,食べたいですよ.暑さしのぎながらやりましょう.ロケ」

「いきますか」「はいお願いします.こちらでございます.出発」

 

暑い日に冷えた梨.最高ですよね.

さあ1軒目は

「歴史は200年以上!シャリっとジューシーな梨」

 

なんですが---

東京のベッドタウンでもあるこの町は,住宅だらけ.ホントに梨畑,あるんでしょうか?

車で走ること10分.さあ,梨色のマスクをつけて,探しに行きますよ.

「スタッフが作ってくれたそうです.まんぷく農家メシ!の特性マスク」 かわいいですね.

「梨畑じゃないですか!」「梨畑こっち.あ,今日は」

 

迎えたのは,富田さんご夫婦.憲一さん,利恵さん.

「結婚して何年ですか?」「25年です」

「25年.富田さんは何代目?梨農家」「梨は私4代目」

「4代目!」

 

富田さんご夫婦は,梨を栽培して23年.最盛期には一日2000個もの梨を収穫することもあるそうです.

 

「今年の出来はどうですか?」「今年はですね,ちょっと長梅雨で,日照不足だったんで,ちょっと小玉ですね.玉が大きくならなかったんですね」

「この辺り,昔から--やっぱり千葉は梨,作ってるんですか?」「そうですね.この市川市は,1770年に,川上善六って方が,岐阜県から梨の接ぎ穂ですね,それを持ってきて栽培したって言われてます」

「1770年!岐阜県からやって来たんですって.梨」

「じゃあ,何じゃないの.200年---」「250年」

「すごい」

 

こちらは江戸時代後期の絵図.

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梨は江戸時代も夏の旬味 今日の一枚 #14|江戸ガイド

よく見ると,ほら,梨が描かれています.市川の梨は,江戸で高級品として,もてはやされていたそうですよ.

 

「品種は,主に,何の品種を作ってるんですか?」「主に,幸水が多いですかね」

幸水,有名ですよ」

 

「有名です.僕も知ってますから.ちょっと今から,梅沢さんに収穫さして頂いていいですか?少し」「あ,はい.どうぞ,どうぞ」

「すみません」「申し訳ありません」

 

幸水は,梨のシーズン到来を告げる品種です.

 

「このハサミは,梨専用のハサミですか?」「あっ,そうです.梨の心切りバサミ」

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https://kazyuen-aoki.com/tool/hasami/

「そうですよね.だって,これ---.何か変わった形してますから」

「ちなみに,お父さん.美味しい梨の見分け方って,どうするんですか?」「美味しい梨,まあ,色合いですね.黄色っぽく見えるのが,熟してきている」

「黄色っぽいもんが,熟してきている」

 

梨は,熟すにつれて,緑色から黄色に変わります.富田さんのこだわりは,この微妙な色の差を見極め,一番美味しいタイミングで収穫することだそうです.

 

「どこだと思いますか?」「これ,黄色くないですか?」「そうですね.それはもう収穫時です」

「ほら.私はもう目利きだけはもう芸能界一だから」「じゃあ,ちょっとバチッとやってもらっていいですか?」

「これは?」「これは上にあげてもらうと,とれるんで.ハサミ使わなくても」

 

ほら,こんなふうに持ち上げるだけでとれるんですね.

 

「こうですか?ほら」「うわ,すごい.俺は,これですか?」「あっ,そうですね」「上にあげる?」「上に上に---」「あ〜いったいったいった」「これを,こう上にあげれば--」「ホンマや.いや〜,おいしそう」

 

先ほどのハサミで,芯を切るんですが---

 

「逆」「逆です!」「こう?」「歯が逆です」「そう---そうそう」「そうすると,芯が深く切れるんで,梨が傷つかない」「なるほど.分かりました」

 

「奥さんは,これ,地元の方ですか?」「近くです.私はサラリーマンの子なんで,初めて嫁いで知りました」

「途中で『わ〜っ,大変なとこ嫁いだ』って」「そうですね.はい.フフ」

「最初,結婚するときは,やらなくていいって」

「やっぱりね.このパターン必ずあるね」「ははははは」「このパターンばっかりですから」

「じゃあ,このあと,この美味しい梨を,食べさせてもらっていいですか?」「はいどうぞ」

「よろしくお願いします」「お願いします」

 

「さあ,梨を食べましょう」「はい」

「なんですけども,今回もソーシャルディスタンスをとって,手を消毒して,いろいろなアドバイスを伺いながら,食べていこうということなんですけど」「なるほど」

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「梨 千葉県市川市」 - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

「まずはどうしましょう?」「まず,剥いて頂きます.生のまま」

「テクニックないんで」「お好きなように」

「お上手ですね」「いえいえいえ」

「てなれてらっしゃる」「いえいえいえ」

「早いです.で,梨は外側が一番甘いんです.で,皮はなるべく薄く剥くといいと思います」

「そういってもね.なかなかそういうわけにはいかないですよ」「ふふふふふ」

 

「私ね,皮むきやったことないんですよ」「おっ,これはうれしい!梅沢さんができないものが」「でも,お上手ですよ」

「昔は役者はこういう危ない刃物とか持ったら駄目だって?」「駄目ですね.私みたいに天才になると,禁止されますね」

「一般の方,困ってるじゃないですか.笑っていいかどうか」「どう反応していいんだか」

「生で見ても,感じ悪いでしょ?」「いやいやいや」

おやっさん.嬉しいですよ.あなた,1回も言ったことないけれど,お前達ホントに失礼だぞ.そこ歩いてきたときに,『梅沢さん.“ノスタルジア”,いい曲ですね.』って新曲」

「えっ。新曲出したんですか?」「何で,今頃知ったの?」

「いや,知らなかったです」

「梅沢さん,芯を取らなくてはいけないので---」

ノスタルジアの話,聞いてあげてください」

「すみません.失礼しました」

 

まずは,梨をそのまま頂きましょう.美味しそう!

 

「召し上がってください」

「市川の幸水の梨」「うん,甘い!」

「どうですか?」「うまい!」「めちゃめちゃ美味しいです」

「良かったです」「これうまい!」「僕,やっぱ梨が一番好きですよ,果物で」「よかったです」

 

「さあ,梨を頂いてるんですけど,次はなにを頂けるんですか?」

「次こそ,ソーダを作りたいと思います.

ジューサーを用意するんですけど,こちらを,まず蓋をとります.で,ポイントがあるんですけど,この刃に近い部分に,一番混ぜやすいもの(軟らかいもの)を入れた方が混ざりやすいことを発見しました.

一番最初に入れて頂きたいものは,ここに凍った梨があります.それをまず.次に氷」

「氷.何個?」「氷は,そうですね,5-6個あれば」「はい」

「そして,最後に生の梨.まあ,生の梨,結構入れちゃって大丈夫なんで.ほとんど水分ですので,それをあるだけ入れちゃってもいいかと思います」

「かなり入れましたよ」「はい.そうしましたら蓋を閉めて頂いて,そして,ジューサーにかけます」

「これはもう覚えた」

「全然動かない!これでいいですか?」「ちょっと時間はかかりますけど.溶け始めれば一気にいきますので」

「あ,いってるいってるいってる,よっしゃ,よっしゃ,よっしゃ.きたきたきた」

「梅沢さんのも来てますね.OKですね.そのぐらい,わりと」「きた〜」

「このまま飲むとスムージーです」

「はい〜いいじゃないですか」「一口飲んで頂いて」

「頂きます.----」「全部飲むのやめてくださいね」「全部飲むとソーダの--」「うまい!」

「頂きます.あ,うまい」

「このね,間が大事なんだよ.飲んだときの,すぐに飲んで『うまい!』っていうの,ありゃウソなんだからな.ホントに」

「で?で?で?で?」「そこにですね,ソーダを入れます.甘いに,甘くないの.甘いのがお好きな方は緑のキャップ」

「甘くないのが赤いキャップ」「じゃあ,ちょっと,私,甘いのいってみよう」

 

ちなみに炭酸水と甘いソーダを1対1の割合で合わせるのが富田さんのオススメです.

 

<梨ソーダ

材料 生の梨(1/2個)、冷凍した梨(1/4個強)、氷(5~6個),炭酸水(適量)、甘いソーダ(適量)

 飾り用:レモン、ミント、梨(各適量)

作り方 

① ジューサーやミキサーの刃に近い方から、生の梨→氷→凍らせた梨の順番に入れ、砕く

            ※ジューサー(ミキサー)が動きにくい場合は水分を足してください

② 炭酸水や甘いソーダで割る(割合はお好みで)

      ※農家さんのオススメは、炭酸水:甘いソーダ=1:1 

③ レモンやミント、梨などを飾る

 

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「梨 千葉県市川市」 - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

「うまそう,うまいわ」「ストローもあります.よかったら」「どうも」

「奥さん,メッチャうまい.これいいよ」「よかった」「体にいいって感じだもの」

「おいしい」「すごい.どろんって来ましたね.梨がね」「おいしい」

「いや,みんな飲んじまったよ」「うまい」「良かったです」「良かったです」

 

「さあ,じゃあ,もう一品ですか?あるんですか?」

「あと,梨のキムチというか.カクテキを」

「カクテキ!」「梨のカクテキ?」

 

普通は大根で作りますが---

富田さんは,その代わりに梨とキムチを和えるんだそうです.

 

<梨のカクテキ>

材料: 梨(1/4個)、キムチ(100g)

作り方 

    一口大に切った梨とキムチを混ぜ合わせる

    ※ひと晩おくと味が染みてオススメです

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「梨 千葉県市川市」 - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

 

「どう?」「いけちゃうんじゃない?」「ちょっと甘い感じになる」

「うん.いける!あっ,これ,子どももいけますよね」「そうですね.甘い」

「お子さんもいける」

「これは,この辺りの梨農家の方はカクテキ作ってるんですか?」「いや--どうでしょうか?」

「お母さんは,もう前から作ってる?」「私は----そんなには」

「はは〜ん.テレビ用ですね」「いやいやいや,そういうわけではない」

「お酒飲みますか?お父さん」「あっ飲みます」

「いいんじゃないですか?「そうですね」

「何か違いますね.これじゃない.ビールの後は」「そうですね」

 

「でも,梅沢さん.今日,暑くて機嫌悪かったけれど,梨食べて,梨のサイダー飲んだら

機嫌が---」「良かったです」

「最高ですよ.もう二三杯飲みたいぐらいです」

「俺もほんとそう.当たりちゃいます?梨サイダーは.大当たり」

「梨サイダー大当たり」

「ありがとうございました」「こちらこそ,ありがとうございました」