NHK BSプレミアム 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ!
「さあ始まりました.まんぷく農家メシでございます.さあ,梅沢さん.今回はですね,山梨県甲州市勝沼町にやってきました.今回のテーマはブドウでございますけど,さあ.こちら,後ろにありますけど,こちら,ブドウ寺とも呼ばれている大善寺.」「有名ですね」
「国宝でございます.
で,奧にもあったんですけど,薬師如来さんがいてて,ブドウを持ってるんです」
「ぶどうをもってる!」
「どう考えても,ぶどうですもんね」「ぶどうですよ」
「自分の髪の毛ちぎって,こう持ってる」「アホなこと言ってんじゃない」
ど〜も.鈴木奈々です.
今回いただくのは,ぶどう!
ぜいたくに使ったスイーツはもちろん,ジョゼにぴったり!おしゃれな料理に大変身.
更にビックリ!お寿司やほうとうにも相性抜群なんです.
デザートだけじゃない.旬のブドウを使った農家メシをいただきま〜す.
日本を代表するブドウの生産地です.
平成30年産日本なし、ぶどうの結果樹面積、収穫量及び出荷量:農林水産省
その歴史は古く,なんと1300年前の奈良時代にはブドウを栽培していたと言われています.
現在,およそ150種類のブドウが作られています.
さあ今回頂く農家メシはこちら.
1軒目「絶妙な甘みと酸味!勝沼の黒いぶどう」
2軒目「義理の娘と作る 女子力UPレシピ!」
3軒目「農家兼劇団座長のぶどうづくし御膳!」
「御膳?」
「この番組,ようあるんですよ.御膳シリーズ」「まさか,ブドウ飯が出るんじゃないでしょうね?」
「多分,そじゃないですか?ぶどうのおつゆとか」「いや,ブドウのおつゆは勘弁してよ」
「あははははは」
梅沢さん,そんなこと言わないで下さい.
さあ1軒目は「絶妙な甘みと酸味!勝沼の黒いぶどう」です.
「すごうな,これ,全部ブドウでしょ.これ」「うわ,すごいね〜.下も上も全部ぶどう.ほら,何の作物もないですよ.ぶどうだけですよ」
「ブドウだけですね.農家メシ!でもちょっと珍しい光景じゃないですか?これね」
1軒目の農家さんに到着です.
出迎えたのは
内田利一さん(ブドウ農家42年),妻・清美.
「もうだってすごい.下も---ここまで運転してきましたけども,ブドウ,ブドウ,ブドウ,ブドウ」「そうですね」
「なんで,この辺でぶどうが---.やっぱ,気候的にいいんですか?」「そういうことだと思います.一番,盆地で,ブドウの生育に合って,適してたということだと思いますね」
甲府盆地の東端にある勝沼町は,朝晩の気温差が大きく,水はけのよい土壌のため,ブドウ栽培に最適なんです.
「ちなみに,黒いブドウっていうのは,何を表しているんですか?」「一般的に世間に知ってもらってるのは,巨峰っていうのが一番オーソドックスですね」
「品種でいうと何個ぐらいに別れるんですか?」「沢山あります」
「ほんとですか」「ええ.黒いのも,赤いのも,緑のも.オーソドックスにいうとその3種類があるんですけども,黒でもいろいろ」
「黒でもいろいろ.じゃあちょっと実際に入って見させて頂いていいですか?ちなみに品種は何ですか?」「これは巨峰です」
では,自慢の巨峰を見せてもらいましょう.
この時期のブドウには,白い袋がかけられています.病気や害虫を防ぐためなんだそうです.
「袋かぶってるから,もう取り頃だとか,わかんないんじゃないですか?」「ほぼ,もう色がきてれば,こう触ってみれば」
「これで(手で袋を触ってみる)わかるんですか?プロは?」「ええ.大体大きさでわかるんで.重さ」
「じゃあ,ちょっと,ぶどう見せてもらっていいですか?一つ」「は〜い.この辺が,何か」
「いいですか?」「大きそうなんで」
「ちょっと,大本番ですから,お父さん.大事ですよ」(清美さん)「ははははは」
「これ,大事でしょ?失敗できませんもんね」「はい.世紀の一瞬」
「世紀の一瞬」「じゃあ,これを」
「はい.じゃーん.はい〜(拍手)」「立派!」
「ちょっと,梅沢さん,見て下さいよ」「立派なじゃないですか」
「これは,百点満点で何点ですか?」「120点ぐらいやってもいいですかね」
「あ〜ら.すごい!よかったよかった.ちなみに何を見て120点なんですか?教えて下さい」「球張り,色,粒つきも揃ってる」「粒立ちはそろってますね」
「これ,粒の数っていうのは,個々に違うのか,大体同じになるのか?」「そうです.大体同じにするように,こういうブドウになるように」
そうなんです.ブドウが小さいときに,粒の数が35個ぐらいになるように間引いているんです.
そうすることで,一粒一粒が大きくなって,甘みも増していきます.
「じゃあ,こうやって袋を開ける時が一番」「そうですね」「緊張するときでしょ?」「そうです」
「ちなみに,この時期,旬の時期は,何袋ぐらい開けるんですか?多いときでは」「多いときでは600から700ぐらいは,収穫しています」
「これもいいんじゃない?」「こっちの方がいい」
「プロじゃないと,なんでかわかんないですよね」「私もね,手触りは得意ですから」
「おっぱい触ってるんじゃないですよ!」(笑い)
「これ,じゃあ開けていいですか?」「はい,これも良さそうですね」
「いいですか?これ.大事に大事に----うわ〜これもやっぱおやっさん,いいね」
「うわ,でか!チョッキンさせてもらっていいですか?梅沢さんに」「はい,どうぞ」
「どの辺からチョッキンすれば?」「この辺りから」
「で,こういうふうに収穫するということでございますけど,じゃあ,ちょっと,今から移動して,このブドウをちょっと頂きましょうよ.個々の中で食べたら薄暗いから,スタッフがやめてくれって.事前に,すごい怖い顔で言われたんですよ」「じゃあ,そちらに」
「こっちですか.こっちで食べてもいいと思うんですけどね」
「どうぞ,梅沢さん.1個どうぞ」
「これ,皮はむいて食べた方がいい?」「どちらでも好きなように」
取れたての巨峰をいただきましょう.
「うまい」「おいしい?」
「やっぱり自分で収穫した味はどうですか?」「いや,うまいわ.甘みと酸味っていうけど,酸味もふや〜っとした,『あ,すっぱい』じゃなくてフワ〜っとした.あ〜いいな」
「甘みと酸味が適度に---」
巨峰以外にも,黒いぶどうを用意してくれました.
「何か品種が違うんですか?」
「これが今収穫した巨峰.これが,それをかけ合わせて作ったピオーネ.これが今,山梨県のオリジナルで出始めて---」
続く