ワスレナグサの種はかなり遅く蒔きました.
まだ双葉です.
でもこぼれ種から育った株には,なんと,花が咲きました.季節を勘違いしたのでしょうか?
ワスレナグサの花は可憐で大好きです.ほとんどの方に好まれる,というより,世界中で愛されている花のようです.
ワスレナグサとは|ヤサシイエンゲイ で植物の性質以外にもいろいろ学びました.
学名ミオソティスは「ハツカネズミの耳」の意味で,葉の形が似ているから,とか.上の写真でも分かりますね.
そして,なんといっても,英語名 forget-me-not のもととなった悲しい中世ドイツの伝説.以下そのまま引用します.
「騎士ルドルフと乙女ベルタがドナウ川のほとりを散策していた折り、ベルタは川岸にかわいらしい花を見つけました。それに気づいたルドルフは手を伸ばしてその花を採りましたが足を滑らせて川に落ちてしまいました。急流に流されるルドルフは花をベルタに向かって投げ、彼女に「私を忘れないで(forget me not)」と叫んで水中に没しました。その花というのが、今日のワスレナグサだということです。」
花言葉は,もちろん「true love(真実の愛)」そして「memories(思い出)」勿忘草の花言葉,伝説,誕生花(色:青,白,ピンク)英語 | 花言葉-由来
様々な映画,ドラマ,そして,歌にも取り上げられていますね.ドラマの小道具にも.「花子とアン」で花子(吉高由里子)の妹かよ(黒木華)にプロポーズする村岡郁也(町田啓太):花子の将来の旦那(鈴木亮平)の弟,の好きな花がわすれな草でした.彼は戦死してしまいます.鈍感な私にしては,とても珍しいことですが,この小道具に込められた意味が分かりました.
日本の歌では,懐かしい「わすれな草をあなたに(菅原洋一/倍賞千恵子)」.その後ではそのものずばりの曲名で「FORGET ME NOT(尾崎豊/槇原敬之)」.
春に花が一斉に咲くのが待ち遠しいです.