トレニアが,咲いています.
最近はペチュニア/サフィニアが更に人気を増しているようで,園芸店で見る割合が減ってきているような気もしますが,私は大好きで,毎年の定番にしています.
これから秋まで,株を大きくしながら,咲き続けてくれるでしょう.
花色としては,赤や白などもありますが,私は黄色が好きです.
次が青・紫でしょうか.
園芸種トレニアは何種類かありますが,黄色があるのは「ルミーナシリーズ」という交雑種.タネは出来ないため「栄養系トレニア」として販売されています.
「交雑種」?
一般に売られている「トレニア」は,
「トレニア・フルニエリ T.fournieri (和名ハナウリクサ)」だそうです.
これに,時々見かける
「 トレニア・コンカラー T.concolor (和名 ツルウリクサ)」を掛け合わせたものが
ルミーナシリーズなどの「交雑種」.
トレニアとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版
日本には野生種のトレニアがあることを知りました.
今は奄美大島にしか見られない絶滅危惧種ツルウリクサ T. concolor var. formosana
.ツルウリクサ :: おすすめコンテンツ ≫ 植物図鑑 :: 筑波実験植物園(つくば植物園) Tsukuba Botanical Garden
会ってみたいもの.
トレニアの語源は人の名前だとか.
ランダムハウス英語辞典では
to・re・ni・a[tǝríːniǝ,-njǝ]
ゴマノハグサ科ツルウリクサ属 Torenia の草本の総称;アフリカおよびアジア原産;wishbone flower ともいう.
[<近代ラテン語(リンネの分類用語), スウェーデン東インド会社の宗教儀式係 Olof Torén(1718-53)の名にちなむ]
「宗教儀式係の人」の名前とは,何だかおかしいですね.
そして,
この第二版のランダムハウス英語辞典に書かれているように,トレニアは,つい最近まで「シソ目ゴマノハグサ科ツルウリクサ属(トレニア属)」とされていました.
ところが,現在は「シソ目アゼナ科ツルウリクサ属」とされたとのこと.ツルウリクサ属 - Wikipedia
アゼナ?
http://plants.minibird.jp/hydrophytes/plants/shissei/a_gyou/azena/azena.html
「水田や畦,農耕地周辺の湿地に生える1年草.水田雑草として著名.ときに湿った庭先にも生育する.稲作伝播とともに定着した史前帰化植物との説が有力」とのこと.どこにもみられる「雑草」ということでしょうか.花を改めて一回見てみたい気もします.
以前,属するとされた科,ゴマノハグサ科のゴマノハグサの花は,確かにトレニアに似ているようで,この花と同じ科に分類されたのもうなずけますね.
ゴマノハグサはゴマのはに似ているからとも,実際は似ていないとも書かれていましたが,どちらもみたことがないので,なんとも言えません.
ゴマは,縄文遺跡にもあるとの記載
日本で,もっと栽培されているのかと思ったら,現在は喜界島などほんの一部でしか栽培されていないとのこと.99.9%輸入,と書いているサイトも.
アフリカ,中南米からの輸入が多いそうです.
ゴマの花も美しい.
花の形はトレニアと同じですね.是非見たい!
(栽培はそれほど難しくないようです.ネット上に栽培記録が掲載されていますから,いつの日かトライ!)
ゴマ - Wikipedia 日本ゴマ科学会・トップページ 喜界島のゴマの栽培|雑穀・山菜・その他編|農作業便利帖|みんなの農業広場 【鹿児島県喜界町】喜界町のみどころ:喜界島の特産品(ゴマ)
最後にわが家の花たちを