今日の食材探検はサバ.
(10月17日火曜 食材探検 おかわり!にっぽん「さば~宮城・石巻市~」)
この輝き.あぶらののりも抜群.まさに旬真っ盛りです.
酢で締めていただくのもよし.これこれこの音.炊きたての新米と一緒に塩焼きもたまりませんね.
この旬のサバ.漁の最盛期を迎えているのが,東北の三陸沖.宮城県は石巻市.
秋.サバは産卵のため,親潮に乗って北の海から下ってきます.
身が太り,まさに食べ頃.
ということで,紹介されたレシピは:
「佐藤流 さばの揚げみそ煮」「さばの塩炊き」「さばスープ」「さばディップ」「フィッシュ&チップス」「さばのチーズ焼き」
この中では個人的には,かたくり粉をつけて揚げてから作る「佐藤流 さばの揚げみそ煮」に興味あり.
若い方向けに「フィッシュ&チップス」も.米粉・天ぷら粉1/1をビールでといて揚げるとサクサクになるそうです.
そして,ツナ缶ではなくサバ缶を使ったさばディップは簡単でお薦め.
<材料>(2人分)
さばの缶詰(水煮・1/2缶)、粉チーズ(大さじ2)、マヨネーズ(大さじ1)、ヨーグルト(大さじ1)
<作り方>
(1)さばの水煮缶詰の半分をボウルに入れる。(汁も加える)
(2)粉チーズ、マヨネーズを加える。
(3)最後に、ヨーグルトを加えて、スプーンやフォークで軽くかき混ぜる。
完成(パンに塗っていただく)
「さばのチーズ焼き」も缶詰を使って簡単にできそうでした.
田中理恵さんはサバ缶詰の製造工程も体験.
「生詰め」して缶詰のフタをしてから,加圧調理!.
知りませんでした.骨まで柔らかくなって,獲れたての味をそのまま詰めた缶詰.もともと八戸の業者さんの発案だそうですが,改めてその価値を再認識しました.もっと使わない手はないですね.
こだわりの金華さばの味噌煮・水煮 缶詰(株式会社木の屋石巻水産) 製造の技。 - 八戸鯖 HACHINOHE MACKEREL
番組はいつものようにさわやかに進行していったのですが,1つ疑問が---
以前,おなじBSプレミアムの番組「新日本風土記」で鯖街道を取りあげていたのですが,日本海では4月が旬と言っていたような---.
録画を改めて視聴.
やはり4月.秋にも,とは言っていましたが---
私自身は,鯖っていつでも獲れるような気もしていましたし.
鯖の漁獲量・漁場・漁期について,少し調べてみました.
かなり専門的な記事しかなくて,硬い解説になってしまいました.すみません.
鯖の漁獲量
番組で取りあげられた石巻がある宮城県は第8位.鯖街道の出発点の福井は現在では第25位.
マサバだけではなく,ゴマサバも含めたデータですが,トップは茨城,2位は長崎というのはやや驚き.
鯖の漁場と漁期
素人には見づらい図が続きますが---
三陸沖から茨城・千葉にかけての漁場,そして,九州から日本海の漁場があるようですね.
そして,それぞれの漁場で漁期が異なるようです.いわゆる「旬の秋さば」は太平洋側のサバ?
http://abchan.fra.go.jp/digests27/documents/2705slide.pdf http://abchan.fra.go.jp/digests27/documents/2706slide.pdf
値段が上がって庶民の味とは言いづらくなっています.サバの漁獲量は,確かに一時期に比べると大幅減.
ただ,太平洋側では持ち直しの気配もあるのですが,日本海側は更に減少傾向が続いています.
http://abchan.fra.go.jp/digests27/documents/2705slide.pdf http://abchan.fra.go.jp/digests27/documents/2706slide.pdf
最後に鯖街道について少しだけ.
若狭から京都へ至る多数の街道や峠道には,本来それぞれ固有の呼び名がありますが,近年,運ばれた物資の中で「鯖」が特に注目され有名になったことから,これらの道を総称して「鯖街道」と呼ぶようになりました.
「新日本風土記」鯖街道は地味ながらステキな番組.映像にとらえられた方々はいずれも地域でしっかり根を張っている方々.
近い時期に取りあげられたら----
鯖街道 - 新日本風土記 - NHK 鯖のなれずし/詳細:こころに残る滋賀の風景 広河原松上げ2017・広河原 | 京都観光 https://www.facebook.com/%E6%9C%BD%E6%9C%A8%E5%B1%8B%E5%95%86%E5%BA%97-kutsukiya-145659385588046/ 浜焼き鯖へしこ専門店 元祖朽木屋(小浜市) | グルメ|福井県観光情報ホームページ ふくいドットコム