シジミ1 「シジミ漁,体験って思ってたんですけど,梅沢さんは,もうバカかと.こんな風に日に何かあったらどうするんだって」「今日,ここ,川でやりますけん」「鋤簾投げます」 「メッチャ長い!」 竿の長さは8メートル.重さは10キロもあります. この鋤簾で,底を押しながら,少しずつ船を移動させ,砂のなかに潜っているシジミを爪でかきだし,集めていくのです.「ほんのちょっとだったですね」「初めてで大したものですよ」 まんぷく農家メシ「梅沢・東野のしじみがシミジミしみ~る旅島根・宍道湖」1

 

「さあ,始まりました.まんぷく農家メシ!今回は特別編.漁師メシでございまして,島根県宍道湖でございます.さあ,梅沢さん.これが宍道湖で」

宍道湖か.ここが」「はい,何ですか?」

「えっ?この波は何だ?」「いつもは---昨日までは,べた〜っとした宍道湖やったんですけど,今日はなぜか強風.よく飛行機に乗って,東京から来てくれましたね」

「ほんとですよ.私の前の飛行機は,大阪に帰ったんだぞ」(笑い)

 

まんぷく農家メシ「梅沢・東野のしじみがシミジミしみ~る旅 島根・宍道湖

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梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

【司会】東野幸治,梅沢富美男,【語り】鈴木奈々

 

大変でしたね.どうも鈴木奈々です.

今回いただくのは,宍道湖シジミ

プリップリで濃厚.定番のおみそ汁に,シジミのだしをたっぷり吸った体にしみ〜るおこわ.

そして,魚介をぜいたくに使った,洋風の鍋料理まで紹介しちゃいます.

うまみたっぷり,健康にもいい.シジミをいただきま〜す.

 

今回の舞台は,日本で七番目に大きい湖.島根県宍道湖

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Google マップ

 

全国でのシェア40%を誇る,日本有数のシジミの産地です.

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内水面漁業生産統計調査:農林水産省

 

宍道湖は,日本海からの海水と淡水が混ざり合う汽水湖.ここで捕れるシジミは,身がプリップリで,濃厚なうまみが特徴です.

 

「まさか,シジミ取りに行こうってわけじゃないだろうな!」「もちろん.ピンポ〜ン!今からシジミを取りに行きます!」

「ふざけんなよ.おまえら!この風で,船ひっくり返ったらどうすんだ!俺は,50--52人のメンバーを抱えて----」「車行こ.車行こ!」

 

さあ,今回頂く「漁師メシ!」は,こちら!

 

1軒目「プリップリッ 宍道湖しじみはうま味が違う!」

「これはうまいよ」

2軒目「冷凍すれば栄養アップ!洋風しじみレシピ」

「そうそう.シジミは冷凍するんですよ」

3軒目「元板前のしじみがしみじみしみ~る料理」

「いいじゃないですか」

「この三軒回りますんで行きましょう」

 

まずは,

1軒目「プリップリッ 宍道湖しじみはうま味が違う!」

 

「すごいな,これ」「これは無理無理無理」

「ディレクターもちょっと諦めてますもん.これ,見て.アハハ!」「無理に決まってるだろ」

「グッチャングッチャングッチャングッチャンですよ.だって,船,何も出てませんもん」「出るわけないじゃないですか.こんなの」(梅沢さんは船が苦手)

 

1軒目の漁師さんに到着です.

迎えたのは,吉岡武宣さん(シジミ漁師3代目).

 

「お幾つですか」「55になります」「もともとこちらの方ですか?」「はい!」「もう何年ですか?」「十三年やってます」「十三年」

「漁獲量ってどうなんですか?増えてんのか,変わらずずっといい感じなのか.今年はどうですか?」「いいですね」「それは期待できますね」

 

「今日,我々がせっかくですから,シジミ漁,体験って思ってたんですけど,梅沢さんは,もうバカかと.こんな風に日に何かあったらどうするんだって」「そうですよ.ねえ」

「どうなんですか?」「今日は大風が吹いてしまいましたけん,宍道湖はもうアウト.出られません」

「出れない.宍道湖.はいはい」「お前らな,ホントに冷静に考えろよ.お前らだけ行きゃいい.じゃあ」

「言って下さい.すいません」「今日,ここ,川でやりますけん」

「アハハハハハハ」「川で」「無理,無理」

 

風が強いときは,宍道湖から流れるこちらの佐陀川で漁を行うんだそうです.川だけど,ちゃんとシジミがとれるんですって.

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Google マップ https://shijimiya.com/news/996

 

「私は,船,苦手なんですよ.どうですかね?苦手な男が,この天候で?」「できますか?」

「やったらいいじゃないですか?」「ハハハハハハ」

「でも,今日は大風が吹いちょって,危ないといけんけん,なるべく,少ない方がいいですわ」「じゃあじあじゃあ,俺は残る.俺は残るぞ」(笑い)

「じゃあ梅沢さん.じゃんけんしましょうか?恨みっこなしで.じゃんけんに負けた方が恨みっこなしで乗る」

「ちょっと待って下さい---300年に一人の役者が棒立ちじゃないですか」「俺,ホントじゃんけん弱いのよ」

「最初はグー.じゃんけん---はい」(東野さんグー.梅沢さんチョキ)

「やった!やった〜!万歳!」「だから,じゃんけんは弱いっつってんだろう」

「頑張ってください!行ってらっしゃい」

 

梅沢さん,頑張ってください.

東野さんは,別の船に乗って見学です.

 

「スマイル!ハハハハ---スマイルスマイル!お疲れさまです!行ってらっしゃい.そうそうそうそう.併走しますんで」

「これ,やっぱ,宍道湖っていうのは,やっぱり,シジミが育つ土俵なんですか?」「そうですね.汽水湖ってわかります?」

汽水湖.はい」「真水と塩水が混ざったやつ」「はいはいはい」「あれがちょうどヤマトシジミにいいんじゃないですか?」

「なるほどね」

 

日本海からの海水と,川からの淡水が混ざり合う宍道湖シジミが育つのにちょうどいい塩分濃度なんだそうです.

その,シジミを捕る道具は,こちらのジョレン(鋤簾).鋤簾の籠の先には,鋭い爪がついてついています.

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https://mainichi.jp/articles/20180326/ddl/k32/070/327000c  島根県:宍道湖・中海へようこそ(日本語)(トップ / 環境・県土づくり / 環境・リサイクル / 環境 / 宍道湖・中海環境 / ラムサール条約湿地「宍道湖・中海」) https://aucfree.com/items/g339542260#


島根県宍道湖 シジミ手掻き漁①


 

「うわ何?あれ.すごい」

「鋤簾投げます」

「メッチャ長い!」

 

竿の長さは8メートル.重さは10キロもあります.

この鋤簾で,底を押しながら,少しずつ船を移動させ,砂のなかに潜っているシジミを爪でかきだし,集めていくのです.

 

「すごい!」

「押して,引いて,また押して引いて」

「あれ重たそうですね.うわ〜上げてる.上げてる上げてる上げてる上げてる.すごいすごいすごい!」

「半回転させて上げて---よいしょ.泥とか,ちっちゃい貝を,こうやって洗って---落として」

「これはキツいわ.取れてる取れてる」

「そんで,入れる」

 

結構取れてます.

次はいよいよ梅沢さんです.

 

「いきますよ,梅沢さん.いこう!頑張ってください」

「押して引いて」「引いて引いて引いて」

「いいじゃないですか」「はい」

「で,もう一回」「また押して押して」

「こんな仕事.役で,こういう役,来るかも分かりませんもんね」

「何か,取れてるような気がしますよ」

「頑張れ!重いですか?」「重いなんてもんじゃありませんよ」

「よし!よしきた.よし」

「少なかった.でもあんなもんか.やっぱり」

「これだけとれりゃ立派でしょうよ.素人よ」「そうですそうです」

「ほんのちょっとだったですね」「初めてで大したものですよ」「立派立派立派.ありがとうございます」

「ふう.これは重労働だわ」「重労働!」

「これだけでも,30キロ,いや,50キロ近いと思うよ」「ないない,ないない,ないない」(笑い)

 

それでは,ご自宅に移動してお料理をいただきましょう.

 

料理① しじみのみそ汁

レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

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材料; しじみ(1kg),みそ(140g),水(1.6L)

作り方;

しじみは砂抜きして,よく洗っておく.

② 鍋に水と①を入れて火にかけ,煮立ったらあくを取る.

③ ②にみそを溶かせば,完成.

▽塩抜き:10グラムの塩を1リットルの水に溶かして,平らなざるに入れた貝が浸る程度で一晩)

▽ポイント:水から煮ると,身と貝殻が離れにくい.

(また,あくが出て来るまで,混ぜないようにするとよいと伝えられているそうです.)

 

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