「さあ,始まりました.まんぷく農家メシ!今回は特別編.漁師メシでございまして,島根県の宍道湖でございます.さあ,梅沢さん.これが宍道湖で」
「宍道湖か.ここが」「はい,何ですか?」
「えっ?この波は何だ?」「いつもは---昨日までは,べた〜っとした宍道湖やったんですけど,今日はなぜか強風.よく飛行機に乗って,東京から来てくれましたね」
「ほんとですよ.私の前の飛行機は,大阪に帰ったんだぞ」(笑い)
まんぷく農家メシ「梅沢・東野のしじみがシミジミしみ~る旅 島根・宍道湖」
大変でしたね.どうも鈴木奈々です.
プリップリで濃厚.定番のおみそ汁に,シジミのだしをたっぷり吸った体にしみ〜るおこわ.
そして,魚介をぜいたくに使った,洋風の鍋料理まで紹介しちゃいます.
うまみたっぷり,健康にもいい.シジミをいただきま〜す.
全国でのシェア40%を誇る,日本有数のシジミの産地です.
宍道湖は,日本海からの海水と淡水が混ざり合う汽水湖.ここで捕れるシジミは,身がプリップリで,濃厚なうまみが特徴です.
「まさか,シジミ取りに行こうってわけじゃないだろうな!」「もちろん.ピンポ〜ン!今からシジミを取りに行きます!」
「ふざけんなよ.おまえら!この風で,船ひっくり返ったらどうすんだ!俺は,50--52人のメンバーを抱えて----」「車行こ.車行こ!」
さあ,今回頂く「漁師メシ!」は,こちら!
「これはうまいよ」
2軒目「冷凍すれば栄養アップ!洋風しじみレシピ」
「そうそう.シジミは冷凍するんですよ」
3軒目「元板前のしじみがしみじみしみ~る料理」
「いいじゃないですか」
「この三軒回りますんで行きましょう」
まずは,
「すごいな,これ」「これは無理無理無理」
「ディレクターもちょっと諦めてますもん.これ,見て.アハハ!」「無理に決まってるだろ」
「グッチャングッチャングッチャングッチャンですよ.だって,船,何も出てませんもん」「出るわけないじゃないですか.こんなの」(梅沢さんは船が苦手)
1軒目の漁師さんに到着です.
迎えたのは,吉岡武宣さん(シジミ漁師3代目).
「お幾つですか」「55になります」「もともとこちらの方ですか?」「はい!」「もう何年ですか?」「十三年やってます」「十三年」
「漁獲量ってどうなんですか?増えてんのか,変わらずずっといい感じなのか.今年はどうですか?」「いいですね」「それは期待できますね」
「今日,我々がせっかくですから,シジミ漁,体験って思ってたんですけど,梅沢さんは,もうバカかと.こんな風に日に何かあったらどうするんだって」「そうですよ.ねえ」
「どうなんですか?」「今日は大風が吹いてしまいましたけん,宍道湖はもうアウト.出られません」
「出れない.宍道湖.はいはい」「お前らな,ホントに冷静に考えろよ.お前らだけ行きゃいい.じゃあ」
「言って下さい.すいません」「今日,ここ,川でやりますけん」
「アハハハハハハ」「川で」「無理,無理」
風が強いときは,宍道湖から流れるこちらの佐陀川で漁を行うんだそうです.川だけど,ちゃんとシジミがとれるんですって.
Google マップ https://shijimiya.com/news/996
「私は,船,苦手なんですよ.どうですかね?苦手な男が,この天候で?」「できますか?」
「やったらいいじゃないですか?」「ハハハハハハ」
「でも,今日は大風が吹いちょって,危ないといけんけん,なるべく,少ない方がいいですわ」「じゃあじゃあじゃあ,俺は残る.俺は残るぞ」(笑い)
「じゃあ梅沢さん.じゃんけんしましょうか?恨みっこなしで.じゃんけんに負けた方が恨みっこなしで乗る」
「ちょっと待って下さい---300年に一人の役者が棒立ちじゃないですか」「俺,ホントじゃんけん弱いのよ」
「最初はグー.じゃんけん---はい」(東野さんグー.梅沢さんチョキ)
「やった!やった〜!万歳!」「だから,じゃんけんは弱いっつってんだろう」
「頑張ってください!行ってらっしゃい」
梅沢さん,頑張ってください.
東野さんは,別の船に乗って見学です.
「スマイル!ハハハハ---スマイルスマイル!お疲れさまです!行ってらっしゃい.そうそうそうそう.併走しますんで」
「これ,やっぱ,宍道湖っていうのは,やっぱり,シジミが育つ土俵なんですか?」「そうですね.汽水湖ってわかります?」
「汽水湖.はい」「真水と塩水が混ざったやつ」「はいはいはい」「あれがちょうどヤマトシジミにいいんじゃないですか?」
「なるほどね」
日本海からの海水と,川からの淡水が混ざり合う宍道湖.シジミが育つのにちょうどいい塩分濃度なんだそうです.
その,シジミを捕る道具は,こちらのジョレン(鋤簾).鋤簾の籠の先には,鋭い爪がついてついています.
https://mainichi.jp/articles/20180326/ddl/k32/070/327000c 島根県:宍道湖・中海へようこそ(日本語)(トップ / 環境・県土づくり / 環境・リサイクル / 環境 / 宍道湖・中海環境 / ラムサール条約湿地「宍道湖・中海」) https://aucfree.com/items/g339542260#
「うわ何?あれ.すごい」
「鋤簾投げます」
「メッチャ長い!」
竿の長さは8メートル.重さは10キロもあります.
この鋤簾で,底を押しながら,少しずつ船を移動させ,砂のなかに潜っているシジミを爪でかきだし,集めていくのです.
「すごい!」
「押して,引いて,また押して引いて」
「あれ重たそうですね.うわ〜上げてる.上げてる上げてる上げてる上げてる.すごいすごいすごい!」
「半回転させて上げて---よいしょ.泥とか,ちっちゃい貝を,こうやって洗って---落として」
「これはキツいわ.取れてる取れてる」
「そんで,入れる」
結構取れてます.
次はいよいよ梅沢さんです.
「いきますよ,梅沢さん.いこう!頑張ってください」
「押して引いて」「引いて引いて引いて」
「いいじゃないですか」「はい」
「で,もう一回」「また押して押して」
「こんな仕事.役で,こういう役,来るかも分かりませんもんね」
「何か,取れてるような気がしますよ」
「頑張れ!重いですか?」「重いなんてもんじゃありませんよ」
「よし!よしきた.よし」
「少なかった.でもあんなもんか.やっぱり」
「これだけとれりゃ立派でしょうよ.素人よ」「そうですそうです」
「ほんのちょっとだったですね」「初めてで大したものですよ」「立派立派立派.ありがとうございます」
「ふう.これは重労働だわ」「重労働!」
「これだけでも,30キロ,いや,50キロ近いと思うよ」「ないない,ないない,ないない」(笑い)
それでは,ご自宅に移動してお料理をいただきましょう.
料理① しじみのみそ汁
レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK
材料; しじみ(1kg),みそ(140g),水(1.6L)
作り方;
① しじみは砂抜きして,よく洗っておく.
② 鍋に水と①を入れて火にかけ,煮立ったらあくを取る.
③ ②にみそを溶かせば,完成.
▽塩抜き:10グラムの塩を1リットルの水に溶かして,平らなざるに入れた貝が浸る程度で一晩)
▽ポイント:水から煮ると,身と貝殻が離れにくい.
(また,あくが出て来るまで,混ぜないようにするとよいと伝えられているそうです.)
一日一杯のシジミジル
完全無欠の自然食
ビタミン、鉄分、カルシウム
健康一番シジミジル----