「始まりました.まんぷく農家メシでございます.梅沢さん.長野県の小諸市でございます」「はい」
「これ,景色いいでしょう?」「すばらしいですね」
「浅間連峰」「はい」
「一番右が山二つありますでしょ.トゥルッとした方が浅間山」「あれが浅間山だ」
「今回は,白菜」「白菜というとね,落語家のいいネタがあるんですよ」
「あっ,何ですか」「白菜とかけまして」「はい」「歯を磨かない男と解きます.その心は?」
「歯,臭い.いやいや,ちょっと待って下さいよ.ちょっと待って下さいよ」
どうも,鈴木奈々です.今回頂くのは,そう!白菜!これからの時期においしい.定番のお鍋から,お漬け物を使った新感覚サラダ.そして,食べ応え満点の白菜ステーキまで紹介します.
甘くてシャキシャキ.白菜の農家メシをいただきま〜す.
過去の放送 - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK
今回の舞台は,長野県小諸市.
長野県は白菜の生産量が全国2位.
白菜といえば冬の野菜のイメージですが,小諸市は,標高が高くて涼しいため,春と秋に収穫でき,一足早く,旬の白菜を味わえるんです.
作況調査(野菜):農林水産省 http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/02/18/022535
さあ,今回頂く農家メシはこちら.
1軒目「生で食べるならコレ!白菜の◯◯◯サラダ」
「何サラダなんですかね?」「塩昆布なんかのっけて」「塩昆布ね.なるほどなるほど」
2軒目:酸味が決めて!アレンジ漬物メシ
「白菜の漬け物.いいですもんね.好き」
3軒目:夢破れ農家へ 白菜おもてなし料理
「大体,よくね.夢破れなにかって時に,大体,農家ってことになりますけど」「うんうん」
「農家になりたいっていう夢を持ってる方もいらっしゃるわけですからね」「はい,そうです」
「まずは,生で食べてみましょうよ」「白菜」「小諸の白菜」「では行きましょう」「出発です」
どんなお料理が出て来るのか.楽しみです.
さあ,1軒目は
「生で食べるならコレ!白菜の◯◯◯サラダ」
「確かに万能ですもんね.白菜」「そうですね.そういう意味で言えば,優秀なお野菜ですよ」
「炒めもんよし.似てよし.焼いてよし.生でよし」
「あ〜いい天気.これ全部白菜ですか?」「白菜ですね」
「ちょっと待ってて下さい.すぐ行きます」
迎えたのは湯本義幸さん(白菜農家20年),妻栄美子さん.
「もともとずっとこの辺りは白菜を作ってたんですか?」「いや,そういうわけでもないんですけども.昔は,蚕が盛んだったんですよ.それから,時代の流れで」
「なるほど.だんだんと,何か新しいものないかなっていうことで」「はい」
「どうなんですか?この小諸の白菜の特徴は?」「浅間山の南斜面に位置してますんで,日当たり良好で,おいしい,甘みのある白菜がとれる」
さらに,この辺りの土には,浅間山の火山灰が含まれていて,水はけがよく,白菜の栽培に適してるんだそうです.
「じゃあ,収穫お手伝いして,それ,教えてもらっていいですか」「はい」
「これ,どこまでが葉っぱなんですか?」「教えて上げて下さい」
「べろっと離れている葉が外葉」
と言いつつ,左手で上部を軽く横に押して,
「ここから切り分けまして」
外葉を残し,白菜と根の間に包丁を入れて
「めちゃめちゃでかいやん!」
「お尻の所をサクッと切って---こんな感じで」
「こりゃきれいな白菜」
「じゃあ,梅沢さん,収穫お願いします」「はい」
「斃して頂いて,株元のところを」「ここですね」「葉っぱの付け根をグサッと」
「どうですか?いい感じ?」「いや,ダメですね」
「これは,商品になります?」「なりません」「ははははは.持って帰って---」
「もうちょっと,外葉を落としてもらえれば」
「でも,一生懸命作ったからね.きれいにね,最後.最後ですもんね」「そうです」
「これで失敗したら,もう,何のためにやってきたか分からへん」「そうです.はい」
「これもダメですよね」「ダメです.いらないです」(笑い)「いらないです.いらないです」
「厳しいな」
とった白菜は,畑で箱詰め.
びっちり詰め込んで,1日300箱ほど出荷するそうです.
とれたての白菜,味見させていただきましょう.
半分に切る湯本さん.
「あ〜!気持ちいい」「きれいな白菜」
「芯の部分が一番甘い」
「芯の部分が一番甘い!」「この辺食べちゃっていいってことですか?」「ぜいたく食い」
「甘い!果物みたい」
「うん,おいしい」「適度な水分で甘くて」
「みずみずしいでしょ?」
「白菜,最高だな」
それでは,生で更においしく食べる◯◯◯サラダ,教えて下さい.
「さあ,奥さん,何を作ってくれるんですか?」「え〜と,中華風のサラダです」
「なるほど」
「じゃこをごま油で炒めて,それをジャっと千切りにした白菜にかけるだけなんです」
「なるほどなるほど.聞いてるだけで,おいしいんですけど」
「まずは?」「まずは,白菜を千切りにします」
「お願いします」「料理余り得意でないので」
「「いや,そんなことないですよ.ホントに.出ていただいてホントにありがとうございます.こんなふうに言ってますけど,ご主人,奥さんの作る料理で一番好きなのは何ですか?」「カレーライスですね」「ふふふふう」「ははははは」
「子どもみたいな発言,ありがとうございます」(笑い)「よくわかりました」
「ちなみに,奥様と旦那様の」「出会い」「まあ,居酒屋で彼女が働いておまして,僕は,お客として」
「居酒屋でバイトしてたら?」「そうなんです」
「ご主人がやって来て,友達と.やけにしゃべりかけてきて」「そうなんです」
「『面倒くないな』何て思って」「面倒くさいなと思いながらも」
「思いながらも,今度映画行こう,御飯行こう」「そうですね.はい」
「なぜ,ついて行ったんです?」「何で,行っちゃたんでしょうね?」
「はははは」
「そりゃまあ,奥様も,ちょっと胸キュンしたんでしょ」
料理①:白菜の中華風サラダ
材料;白菜(1/8コ),ちりめんじゃこ(25g),ごま油(大さじ2),しょうゆ(大さじ1)
作り方;
①白菜を千切りにする.
②ちりめんじゃこをごま油で炒める.(ポイント!)
③②にしょうゆを入れ,さらに炒める.
④皿に盛った白菜に,③をかける.
レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK
「うわ,うまそう」「はい」
「は〜い.完成です.白菜とじゃこのサラダでございます.これ絶対おいしいし,このじゃこのやつもね.白米にのせてもいいし.御飯に合う」
「これ,うまいわ」
「いただきます.絶対にうまいですよ.これ」
「お魚の栄養,まるごといただけるので」「そうそうそうそう」
「どうですか?」「うまい!この白菜の甘みと,ごま油の香りが,非常にお口の中で,いい感じですよ」
「白菜の,あの白い部分のね,この歯ごたえもサクサクってよくって.ほんで,じゃことごま油の相性も抜群でございます」「よかった」
「無限にいけます.めちゃめちゃうまいです」
「お酒のつまみにもいい」
「おいしい!間違いございません.ありがとうございます.ほんとに」
簡単でおいしい!白菜の中華風サラダ.ごちそうさまでした.