詩歌(万葉以外)/ 短歌に詠まれた植物

秋の花とされるツユクサ(露草)ですが--- ツユクサを詠んだ短歌について,古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)から.万葉集では,つきくさ/月草として登場.露草と呼ばれるようになつたのは平安時代ですが,近世はもとより近代においても「月草/鴨頭草」と詠まれることが圧倒的に多かったとのこと.月草のあはれ仮りなる命もてぬれてののちの人に恋ひつつ 藤原為家  をさなきを二人つれ立ち月草の磯辺をくれば雲夕焼けす 伊藤左千夫  今朝ほどはわが道の辺に霧濡れてはなださびしきつゆくさの花 高橋幸子

秋の花とされるツユクサ(露草)ですが--- わが家では早くも咲いていること,そして,昨日の流れから,今日はツユクサを詠んだ短歌について,簡単にまとめてみます. といっても,例によって,古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)の抜粋になります. 万葉集で…

紫陽花を詠んだ歌  万葉集に既に歌に詠まれていたことはよく知られています.しかし,古歌には余り詠まれず,その傾向は近世まで続きます.よく取り上げられるようになつたのは近代になつてから. あじさいの八重咲く如く弥(や)つ代にいませわが背子見つつ偲はぬ  橘諸兄   まかがよふ光りのなかに紫陽花の玉のむらさきひややかに澄む 太田水穂   紫陽花のふふむ雨滴を揺りこぼす言はば言葉がすべてとならむ 河野裕子

日本で古来より生育し,また栽培されてきた紫陽花. アジサイの語源は,特定はできていませんが--- 「あじ(あぢ)」は「あつ」で集まること,「さい」は真藍(さあい)の約で青い花がかたまって咲く様子から名付けられたと思われる.(日本国語大辞典) と…

Dianthus(ダイアンサス属,ナデシコ属)2 日本のナデシコ  万葉集では,26首ものナデシコ(おそらくカワラナデシコ)の歌があります.万葉の時代から既に庭に植えられ,身近な美しい花として親しまれていたようです.ナデシコを人に例えた歌では,女性だけではなく男性をナデシコに例えた場合もあり,「ヤマトナデシコ」が主に女性を指すようになったのは,江戸後期から明治以降とされています.ナデシコは,清少納言が「めでたし」のトップに位置づけた花としてよく知られています.

四季咲きのダイアンサス「アイラブユー」(種としてはカーネーション:Dianthus caryophyllusの一園芸種)の購入をきっかけに, ダイアンサスについて,4日前にまとめはじめました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/07/235446 今日は…

見方によっては美しい花を咲かせ,民間薬等で親しみのあるドクダミは,短歌にも取り上げられてきました.ただし,古歌には見えず,蜻蛉日記にドクダミの古名「しぶき」の記載があるとのこと. どくだみの花のにほひを思ふとき青みて迫る君がまなざし 北原白秋  青臭ふどくだみの花芯立てて咲き群るるかな昨日も今日も 宮柊二

繁殖力が強く,一般的には余り好まれないドクダミですが,民間薬として広く知られ,愛好者も少なくありません. 花もよく見ると白さが際立ち美しいと言え,八重花種は園芸ショップでも販売されています. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022…

初夏の花ウツギ / 卯の花を詠んだ歌   万葉の時代から明治期に至るまで,日本の初夏の花の代表はウツギの花=卯の花だったようです.万葉集に二四も詠まれ,唱歌「夏は来ぬ」は明治から現代まで歌い継がれています.「ウツギの花が春から初夏への季節の変わり目に咲き、また白く目だつことから、暦の普及していなかったころに季節を知る重要な花であった」 五月雨もむかしに遠き山の庵通夜する人に卯の花生けぬ 与謝野晶子

初夏・五月 アジサイには早いものの,沢山の種類の花に出会うことができます. あくまでも私のイメージですが,サツキ,アヤメが古くから親しまれてきた典型的な5月の花.フジ,ハナミズキは桜が終わった4月の花ではないでしょうか. バラ園のバラも5月が見…

気になっていた二編の詩  谷川修太郎訳「ラベンダーは青い」,長田弘「イツカ,向コウデ」  まっすぐに生きるべきだと、思っていた。 間違っていた。ひとは曲がった木のように生きる。 きみは、そのことに気づいていたか? サヨナラ,友ヨ,イツカ,向コウデ会オウ。

この一週間,二編の詩がとても気になっていました.どのような詩なのかと. 一つは,谷川修太郎訳「ラベンダーは青い」(マザーグースのうた). もう一編は,長田弘「イツカ,向コウデ」(死者の贈り物). 「ラベンダーは青い」は,ラベンダーをこのブログ…

カキツバタ2  あやめより少し早く開花するというカキツバタ.清少納言はこの花にやや批判的でしたが,燕子花図はこの花無しには描かれなかつたでしよう.短歌の世界でも万葉集から近世に至るまで短歌の歌題として詠みつがれてきています. かきつばた扇つかへる手のしろき人に夕の歌書かせまし 与謝野晶子

今年は,何とかカキツバタを間近で見ようと思い立ったのですが--- かきつばた(杜若・燕子花)1 yachikusakusaki's blog 遅すぎたようですね. わが家のアヤメは今日の雨と暑さが効いたのか,一つの花も見えなくなりましたが--- 大和市自然観察センターのホ…

かきつばた(杜若・燕子花)1  実は,まだ間近にカキツバタを見たことがありません.今年こそはどこかで--とは思つていますが.「アヤメ属のなかではもっとも古くから栽培された」「日本原産」とされるカキツバタ.アヤメ(花あやめ)と異なつて,万葉集,古今集でも詠われています.杜若衣(きぬ)に摺りつけますらをの着そひ猟(かり)する月はきにけり 大伴家持  か: からころも き: 着つつなれにし つ: つましあれば は: はるばる来ぬる た: たびをしぞ思う 在原業平 

5月はアヤメ,カキツバタの季節.といっても,カキツバタを近くで見たことのない私. Iris laevigata - Wikipedia ハナショウブを中心とした菖蒲園で見ることができるのでしょうか?多くは,より華やかなハナショウブ中心のようにも思いますが--- 実はまだ菖…

庭の菖蒲(あやめ)が開花しました.私の感覚ではアヤメは初夏を代表する花.今日は「あやめ」を詠んだ歌をいくつか取り上げます. ただし,古歌では「あやめ」といえば,今のショウブをさすことがほとんど.  五月雨に水まさるらしあやめ草末葉(うれは)隠れて刈る人のなき 源実朝 //  風の音たえたる庭に光と影あつめつつそよぐ文目草(あやめ)ひとむら 宮柊二

アヤメが咲きました. 例年並みの開花日かなと思います.そして,アヤメが咲くと「もう春は終わった」と感じます. 5月は暦の上では夏.今年の立夏は5月5日. ただし,5月は「初夏であって」「夏ではない」という矛盾したイメージを持っていますが. (…

「百花王」「花の王」と称される牡丹.牡丹の語源・名称,文化史,文学,等まとめてみました. 牡丹散ってうちかさなりぬ二三斤 蕪村   白牡丹といふいへども紅(こう)ほのか 虛子  わが春の二十(はたち)姿と打(うち)ぞ見ぬ底くれなゐのうす色牡丹 与謝野晶子   近よりてわれは目守らむ白玉の牡丹の花のその自在心 斎藤茂吉

鶴岡八幡宮のぼたん園では,早くも牡丹が見頃になっていました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/04/27/235253 豪華さから「百花王」「花の王」と称される牡丹(日本国語大辞典).日本各地に牡丹の名所は知られています. ニッポニカに…

松の花は,よく見るとなかなか美しい姿をしていて,元気をもらえる花です.松が短歌によく詠われているのは知つていましたが,松の花は?万葉集にも,後の勅撰和歌集,さらには明治以降も,数は多くないものの,しっかり詠まれていました!  うす曇る空に並み立つ松の花伸び急ぐ日を我らも忙(せは)し 窪田空穂

鎌倉は今日も曇り空で,夕方からは雨. 春とは思えない寒い日が続いていますが,植物の季節の営みを乱すほどではありません.晩春の花たち,藤,つつじは続々と咲き始めています. 一方,この季節にたくさん咲いているのに見逃されている花が沢山あります. …

山桜以外に桜の品種名が詠み込まれた短歌を,古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)から,いくつか選んで紹介します.木の間なる染井吉野の白ほどのはかなき命抱く春かな 与謝野晶子//  清水のひがんざくらの下をゆく濃き緋の帯とむらさきの扇 与謝野鉄幹//  ひつ川の岸に匂へる樺桜散るこそ花のとぢめなりけり 藤原家良// 昼みてし牡丹桜の豪(おほ)いさや守宮(やもり)ゐすくみ障子暮れおつ 坪野哲久// ひがし山いでたる月をいざなふと大枝垂桜はなこぞるかな 上田三四二  

昨日取り上げたように, yachikusakusaki.hatenablog.com 短歌に詠まれた桜は,古歌ではヤマザクラと考えられていますが,単に「桜・桜花」と呼ばれる場合も,「山桜」と呼んでいる場合もあります. (桜・山桜以外にも,「花」「花散る」「散る花」として桜…

鎌倉の桜は,この間の雨にも関わらずまだ花を楽しむことができます.現在市中で見かける桜はほどんどソメイヨシノですが,ソメイヨシノが生まれたのは明治時代ですから,それ以前の桜はソメイヨシノではないということ.短歌に詠われてきたのはほとんどがヤマザクラと思われます.一方,「山桜」と特定した短歌もあります. あしひきの山桜花一目だに君とし見てば我恋ひめやも 大伴家持  うすべにに葉はいちはやく萌えいでて咲かむとすなり山桜花 若山牧水

冬のような寒い雨が続き,桜も散ってしまったのでは? と思って出かけてみると--- 外見上は未だ立派な花を咲かせたままの桜が目につく鎌倉でした.よく見るとかなり散ってはいましたが. 後2-3日は楽しめるように思います.その後は桜吹雪も楽しめますね. …

暗いニュースが続きますが,それだからこそ,ただ春を喜びたいとも思います.今日は,鎌倉おんめさま(大巧寺)〜妙本寺〜日朝様(本覚寺)コースから,春の花をいくつか.おんめさまでは,リキュウバイの開花もかなり進みました.妙本寺のソメイヨシノは開花.カイドウもほぼ開花と言っていいでしょう.そして,この散歩コースの今最大の見所は本覚寺のシダレザクラ. 見事の一言です. ひがし山いでたる月をいざなふと大枝垂桜はなこぞるかな 上田三四二

各地から桜の開花が伝えられています. ウクライナ侵略/新型コロナのニュースに夾まれて,心から喜ぶことができないような春ですが,それだからこそ,ただ春を喜びたいとも思います. 昨日は春の花カイドウの鎌倉での開花をお伝えすることができました. そ…

「鎌倉海蔵寺の海棠は咲いているか?」が昨日出かけた目的の一つ.現在の鎌倉で花海棠といえば海蔵寺,妙本寺などがよく知られています.通用門横のユキノシタは例年通り見事.小ぶりな梅に似た花はユスラウメ?お目当てのカイドウ:近寄ってみると,一房,開きかけた花が!これから春の花が次々満開になっていくでしょう. そして,春は新芽の季節でもあります. このごろの二日の雨に赤かりし楓の若芽やや青みけり 伊藤左千夫 

昨日,真冬のような寒さの中,海蔵寺へ出かけたのは,運動して温まるため. そしてもう一つの目的は,「海棠は咲いているか?」確かめるためでした. ずっと以前,鎌倉で花海棠といえば長谷光則寺が有名でしたが,現在は代替わりの最中で,代わって海棠の寺…

さむい一日,時間を見つけて早足で海蔵寺まで行って少し温まりました.途中のお宅の垣根のレンギョウが満開.レンギョウは花としてよりも生薬として昔から知られていて,中国最古の本草書「神農本草経」に記載があるとのこと.ただし,日本へは観賞用として初めに渡来したようです. 連翹の花のたわみをとびこえて啼くうぐいすの時にちかづく 太田水穂

真冬のような寒い日.そして雨. 凍えそうでしたが,家で縮こまっていてもと,時間を見つけて早足で海蔵寺まで行って少し温まりました. 途中のお宅の垣根のレンギョウが満開. 他に類を見ない花姿で,この時期楽しませてくれています. 花としてよりも生薬…

昨日取り上げた早春の花のうち,スミレ,タンポポ,ミツマタ,コブシは名の知られた歌人により短歌に詠われています.今日はその内のいくつかを転載させていただきます. 浅茅原ゆくへも知らぬ野辺に出でてふるさと人はすみれ摘みけり/ 源実朝  君の指す君の耕地を風わたり緑の沼雪なすみつまたの花/ 三国 玲子  清浄と喪のごとく咲く花白し谷のこぶしに舞ふ春の雪/ 武川 忠一 

昨日取り上げた,鎌倉中央公園の早春の花. 古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)によれば,スミレ,タンポポ,ミツマタ,コブシは名の知られた歌人により短歌に詠われています. それぞれかなりの数の歌が取り上げられていますが,思ったより少ないと感じたの…

柳(2) シダレヤナギは枝振りに風情を感じますが,詩人・歌人の心を捉えたのは,むしろ,葉,芽,種などの美しさで,早春〜晩春の詩,短歌に古来より詠まれてきました. さかしらに柳の眉のひろごりて春のおもてを伏する宿かな(枕草子 三〇一段)清少納言  ふわふわと柳の絮のまひあがる町のはづれに春はたゆたふ(藤の実) 四賀 光子 

シダレヤナギ(枝垂れ柳)は,土手などに植えられ風情ある樹木という印象を持っていましたが,樹囲5メートル,樹高20メートル近い巨木も. シダレヤナギの巨樹 ヤナギ | 巨樹|樹の国・日本 桂萓小学校のアカメヤナギ | 巨樹|樹の国・日本 同属のハイブリッ…

柳 (1) 現在では「ヤナギ科ヤナギ亜科ヤナギ属の植物の総称」が「柳」の定義になっていますが,柳と聞いて思い浮かべるのは,シダレヤナギ(枝垂れ柳)でしょう.中国で,そして日本でもとても古くから利用されていたことが知られ,縄文前期の石斧(せきふ)の柄(え)などに使われたヤナギが出土しています.万葉集には,柳を詠んだ歌が26首あり,早春の景物として梅の花や鶯(うぐいす)と配合され,「青柳」「春柳」とよばれています. 春霞ながるるなべに青柳の枝くひもちて鶯鳴くも 作者不詳

「そういえば,最近,柳を見ていないな〜」 と思ったのは,“古今短歌歳時記”(鳥居正博著 教育社)で「短歌に詠まれている3月の植物」の項目を読み始めたとき. 行動範囲がとみに狭まったせいかと思います. 目にしている植物だけではなく,より広い植物と…

安国論寺へ,週末散歩.鎌倉らしい寺院.言い伝えでは立正安国論が書き上げられたという場所です.妙法寺と共に訪れる価値が十分あるお寺と思います. 鎌倉の松葉が谷の道の辺に法を説きたる日蓮大菩薩 正岡子規

今日の週末神社巡りは,安国論寺. 先日訪れた妙法寺と同じ,松ヶ谷にある,日蓮上人との強い結びつきが言い伝えられているお寺になります.立正安国論はここで書き上げられたというのですから. 【公式】 松葉ヶ谷霊跡 日蓮宗 安国論寺 – 宗祖日蓮聖人以来…

遅れていた梅・早咲きボケなど,早春を彩る花たちが一気に開花しました.ビオラは,鉢をあふれています.ハボタンはそろそろ花を咲かせる準備か?加えて,クリスマスローズ,ミニアイリス,福寿草----.そして,今年も春が来たことを正確に知らせてくれたのは沈丁花:待ちに待つぢんちやうげの花今朝開く二月二十七日春の開始日

この二三日は,春の暖かさ. 早春を彩る花たちが一気に開花しました. 遅れていた梅. ぽつりぽつりとだけ咲いていた早咲きボケも5分咲き. ビオラは,鉢をあふれんばかりに. ハボタンはそろそろ花を咲かせる準備ができている? 葉叢(はむら)に隠れてい…

国産レモンを二ついただきました.皮ごと食べても安心ということで,とりあえず砂糖をまぶし,冷蔵庫へ.レモンは柑橘類の中でも特別な感情を引き起こしてきました.現代詩では高村光太郎「レモン哀歌」がよく知られています.「その最後の日,死ぬ数時間前に私が持って行ったサンキストのレモンの一顆(か)を手にした彼女の喜も亦この一筋につながるものであったらう.彼女はそのレモンに歯を立てて,すがしい香りと汁液とも身も心も洗はれてゐるやうに見えた.」『智恵子の半生』追悼文より

今日は,国産レモンを二ついただきました. 皮ごと食べても安心ということで,とりあえず砂糖をまぶし,冷蔵庫へ.後の処理は,明日また考えることに.そのまま砂糖漬けにするか,マーマレードにするか---- レモンは,酸味や香味を楽しむ「香酸柑橘類」の代…

東慶寺再訪  咲きそろった梅を見るため,そして,目的はもう一つ.先の訪問時に捜せなかった句碑・歌碑を捜すため.梅は,先日とは大違いで,かなり咲いていましたが木によっては,まだほんの少ししか開花していないものも.もう一つのお目当て,句碑・歌碑・詩碑. 墓所でいくつか探し当てることができました./ 赤い芽 空をめざす小さな赤い手の群(むれ) 祈りと知らない 祈りの姿は美しい  順// 光子 九十年 生き来し われか 目つむれば 遠汐さゐの 音ぞきこゆる

東慶寺を再訪しました. つい最近訪れたばかりですが,その時はまだ梅がチラホラ咲き始めたばかりでした. 咲きそろった梅を見るため,そして,目的はもう一つ.先の訪問時に捜せなかった句碑・歌碑を捜すため.その場所は,昨日,鎌倉文学館で聞くことがで…

佐助稲荷まで行ってきました.頼朝の夢にあった「かくれ里の稲荷」を祀ったといわれている神社.雨の中でしたが,途中で出会う植物たちを楽しみながらのゆったりした道行き.梅,ツバキを除くと,春の花たちは,まだほとんど咲き始めていませんが,それでも新しい園芸用植物などのかわいらしい姿をいくつか確認することができました.小さな教会の窓には小さな十字架が. 雨に濡れてたたずむ小さな教会の窓の十字架光をともす

雨の中,佐助稲荷神社まで行ってきました. 佐助稲荷は,銭洗い弁財天のすぐ隣にある趣あるお社です. 勧進年代不詳とウィキペディアにありますが,次のような紹介が鎌倉市から. 鎌倉市/佐助稲荷神社(さすけいなりじんじゃ) 「幼少の頃”佐(すけ)殿”と呼…

椿を求め鎌倉おんめさま(大巧寺)へ  季節を早取りするフラワーショップには,桃の花と菜の花が置かれる季節.「春の花」椿が沢山集められているおんめさまへ.お目当ての椿は,青い固い蕾を持っている株がほとんど.それでも,蕾が色づいたり開花が見られる品種が全部で6品種確認できました.その中では「ひぢりめん」の美しさに感心しました. 青椿つぼみ隠(こも)らふ八十葉(やそは)むら浄(きよ)らに冬の沈黙深し 馬場あき子

昨日一昨日とは異なり,晴れ間の見える1日でした.快晴とは言えませんでしたが,お日様が出れば,その時だけは春間近を感じさせてくれます. いつも季節を早取りするフラワーショップには,桃の花と菜の花が. 買い物ついでに,おんめさま(大巧寺)に立ち…

寒くどんよりした1日. それでも夕方には晴れ間も見えたので,夕日を求めて海岸まで.このところのウィークデイの日課.少し寄り道をして,元八幡経由で.海岸から見る夕日は格別です. 沈みゆく夕日は魔術師鴇(とき)色に水面移ろい松墨に染む

昨晩の積雪の予報は外れましたが,寒くどんよりした1日. それでも夕方には晴れ間も見えたので,夕日を求めて海岸まで.このところのウィークデイの日課です. 今日は少し寄り道をして,元八幡経由で.正式名は由比八幡.源氏と鎌倉をつなぐもとになった社…

梅を求めて鎌倉浄光明寺へ  鎌倉室町時代には隆盛を極めてお寺.不動堂の前に白梅の古木が二株. 岡麓が詠んだ「品(しな)ぞそなわる」梅の木と言えるでしょう.ブラタモリのカメラが入った庭園への入り口は閉ざされていますが,垣根越しに梅が咲いていることを確認.庫裏の前に枝振りの良い紅梅. 二月に入りて二度目の雪降りぬ雪降るなかの白梅紅梅 宮柊二

午後から降り出した寒い雨の中,梅を求めて鎌倉浄光明寺まで. 昨日の英勝寺からは,扇ガ谷の踏切を渡ってすぐ. Google マップ 余り名前を知られていないように思いますが,鎌倉室町時代には隆盛を極めてお寺.北条氏や鎌倉公方の菩提所だったということで…

梅を求めて英勝寺へ 鎌倉で唯一の尼寺で,徳川ゆかりの寺.境内は狭いように見えますが,源氏山公園のすぐ下まで英勝寺の敷地で,鎌倉市指定の天然記念物の樹木も生育しています.江戸時代からの建物は落ち着いた雰囲気を演出.梅の木は多いのですが,まだ余り咲いていませんでした.老木が多く,かつての勢いはありませんが,老木に咲く梅の花は,若くて元気の良い木の花とは違った趣があります. としふりて幹のなかばに朽ちてなお花咲く梅に品(しな)ぞそなわる 岡 麓

昨日に続き今日も晴れ.梅を求めて,鎌倉英勝寺へ. Google マップ 鎌倉唯一の尼寺です.水戸徳川氏につながる格式の高い寺で,現在,江戸時代の建物がそのままの残っています. 英勝寺 英勝寺 - 鎌倉市観光協会 | 時を楽しむ、旅がある。~鎌倉観光公式ガイ…

梅を求めて海蔵寺へ  鎌倉扇ガ谷の一番奥の寺院となります.花の寺としてもよく知られ,雪がまだ散見される中,ゆったりと落ち着いた時を楽しめました.山門の前の白梅,そして庫裏横,鐘楼前の紅梅は見事でした. 紅梅は亡き娘(こ)の精といつやらに心の中に育みて来(こ)し  赤尾鈴子

昨日の雪模様の天候が一転して今日は一面の青空.“梅を求めて“シリーズの一つとして今日は鎌倉海蔵寺行き. このブログで一番取り上げているお寺かと思いますが,あらためて,地図を載せておきます.扇ガ谷の一番奥の寺院となります. Google マップ 鎌倉時…

梅を求めて東慶寺へ  昨日は,鎌倉東慶寺に行ってきました.過去は「縁切り寺」としても知られた格式のある寺院ですが,現在は花の寺としても人気で,梅も境内に沢山植栽されています.山門を入ったところの紅梅,白梅.そして鐘楼のまわりの梅が咲き始めていました.境内は,禅寺らしい雰囲気が保たれています.案内板は最小限で注意書きがほとんどないことも,雰囲気を保つのに役立っていると思います. この寝ぬる朝明の風にかをるなり軒端の梅の春の初花 源実朝

今日,関東地方は雪〜みぞれ.「南岸低気圧」の通過に伴うものとのこと. 咲き始めた梅もちぢこまっているでしょう. 昨日は,鎌倉東慶寺に行ってきました. 過去は「縁切り寺」としても知られた格式のある寺院.例えば豊臣秀頼息女天秀尼の代には栄華を極め…