社会/歴史

現在の沖縄県域はかつて琉球国だった.明治日本は琉球国の王権を簒奪して編入,沖縄県を設置した.その事業を琉球処分と名づけている.琉球処分の際,旧琉球国中枢からも多数の亡命者が出た.その一人が旧三司官の富川盛奎.沖縄からの亡命者はその後も続き,その全貌はいまだ明確ではない.沖縄そのものが処分された結果であり,遠い記憶ではないのだ.そして.百四十年を経た今でも,処分される側とする側の構図は,それほど変わっていない.後田多 敦 東京新聞

視点 沖縄から 「琉球処分」から140年 「遠い記憶」ではない 神奈川大准教授 後田多 敦(しいただ あつし)さん 東京新聞 「亡命」という単語から,どんな人物や出来事を思い浮かべるだろうか.そして,それは身近な問題だろうか. 近代沖縄からは,百人を優…

大根基本情報4 最近,その消費にややかげりが見られる大根.いも類を除けば堂々の1位の座が長かったものの,この10年でキャベツに抜かれてしまいました.2012年調査では,最も食べられている野菜トップ.この座も危うい? 付録1.野菜の生産1998 vs 2017(サラダを食べて野菜を食べた気になってしまっている現代人?)  2.2012年日本人の野菜摂取傾向

日本人が古来より食べてきた大根. 世界の生産・消費の90%は,日本と言われています. (東京新聞) しかし最近では,その消費にややかげりが見られるのも事実. 栄養面で取り立てて目立つところがない大根ですが,白菜同様大量に食べることができるのが強…

元マラソン世界選手権代表の女性が窃盗罪に問われ,執行猶予付きの判決を受けた.体重制限に伴う摂食障害が背景にあったと知り,胸が締め付けられる思いがした.私自身も当事者で,思春期の発症から治療を始めた三十歳まで,過食と嘔吐を繰り返してきたからだ.摂食障害の体験を書くのは初めてだ.自分の弱さに振り回されているのは今も変わらず,少なからずちゅうちょしている.それでも書こうと思ったのは,生きづらさに悩む人に「一人ではない」と伝え,多くの人に問題の深刻さを知ってもらいたいからだ.東京新聞社会部 中村真暁

摂食障害当事者として 弱さ受け入れられる社会に 東京新聞2019年(平成31年)1月22日 視点 社会部 中村真暁 元マラソン世界選手権代表の女性が昨年十二月,菓子などの万引を繰り返したとして窃盗罪に問われ,執行猶予付きの判決を受けた.厳しい体重制限に伴…

彼らは,私たちを奮起させる「ために」生きているのだろうか,と. もし今,あのころ一緒に遊んだ養護学級の子どもたちに,何か言うことがあるとすれば,「一緒に遊んでくれてありがとう」以外に,何も浮かばない./ 職場のダイバーシティー(多様性)推進の理想とは裏腹に,この国には悪しき現場主義が横行している. そこにあるのは,理想は実現できないもの,という冷ややかな視線だ.水無田 気流 東京新聞夕刊2018年9月19日

社会時評 「障害者雇用」の二枚舌 横たわる冷ややかな視線 水無田 気流(みなした きりう) 東京新聞夕刊 2018年9月19日 一九七〇年代半ばすぎ.私の通っていた相模原市の小学校には,養護学級が一クラスあり,昼休みによく遊びに行った. 緑色の軟らかい絨…

東京新聞「こちら特報部」より 沖縄知事選挙に関連した話題二つ 1. 沖縄・辺野古新基地 政府の賠償請求示唆 故翁長氏憤り.県民への恫喝が放置されたままの異常な選挙を「本土メディア」はどう報じる. 2.惑わされぬ事実を 地元紙やNPOがフェイク監視.事実をゆがめようとする空気が,世界を満たしている. 

東京新聞「こちら特報部」は,9月12日,13日の二日間連続して,13日告示の沖縄知事選挙に関連した話題を取り上げていました. 前沖縄県知事に対するスラップ訴訟,県知事選を巡るフェイクニュースに関するものです. (東京新聞も,毎日新聞のように,記事の…

反則の構造 斎藤美奈子   悪質なタックルに及んだ日大アメフット選手の会見は,旧日本軍の上官と兵士の関係を連想させるものだった.いや,日本の組織にはいまもこのような命令系統,役割分担で動いているところが多々あるのではないか. 財務省での決裁文書の改ざんも,防衛省での日報の隠蔽(いんぺい)も,森友問題や加計問題にも同様の三段構えの構造を感じる.真実を語った彼の勇気を見習いたい. 本音のコラム  東京新聞 2018年(平成30年)5月23日(水曜日)

本音のコラム 東京新聞 2018年(平成30年)5月23日(水曜日) 反則の構造 斎藤美奈子 ①監督が全体的な方針や方向性を示し, ②コーチが「相手のクオーターバックを一プレー目でつぶせ」などの具体的な指示を出し, ③他の選択肢がないところまで追い詰められた…