アンズの花は美しく大好きですが---
アンズといえばやはり果実.果実を表す「杏子」の音読みがそのままアンズという植物名になったぐらいですから.
アンズの生を見る機会は余り多くないかもしれません.少なくとも私の近所のスーパーのフルーツの棚見たことがない.
本場長野県では,様々な品種が栽培されているようですが.
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加工品としては,ジャム,ドライフルーツはよく見かけます.
我が家では,母親は生のアンズが大好きですが,私はもっぱらジャムにして食べます.
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そして,アンズ食品として忘れてはならないのが杏仁豆腐.
アンズの種(核)の中身=仁(杏仁 きょうにん)を使った食品ですね.
アンズの仁.我が家に木があるくせにまだ見たことがありません.アーモンドの仁は知っています.普段食べているのが「仁」そのものですから.
杏仁豆腐をアーモンドでつくる場合もあるそうです.
また,杏仁豆腐を自宅でつくる場合,一般的には杏仁霜(きょうにんそう)という材料を使うとのことですが,安価な杏仁霜はアーモンド!
杏仁豆腐だけじゃない!焼き菓子も作れる杏仁霜レシピ7選 | クラシル
杏仁霜とは
杏の実の種の中には「仁(じん)」があり,殻を取り除いた「杏仁(きょうじん)」をすり潰したものが,杏仁霜です.
中国発祥のスイーツの杏仁豆腐は,この杏仁霜の香りが豊かで,材料はいたってシンプル.杏仁霜と牛乳,グラニュー糖,粉末ゼラチンがあれば,美味しい杏仁豆腐が手軽に作れます.
しかし,杏仁霜は高価な食材のため,スーパーやコンビニエンスストアなどで売られている杏仁豆腐は,杏仁霜を使う代わりに風味が似ているアーモンドパウダーで作られている事が多いようです.
杏仁やアーモンドで注意することが一つ.
どちらにもアミグダリンという青酸化合物—もちろん毒です—が含まれていることがある!
(ウメのアミグダリンが有名ですが,アンズ,アーモンドの他,モモ,ビワ等の種にも含まれています)
杏仁にもアーモンドにも,アミグダリンがほとんどないもしくは少ない(加工中になくなってしまうぐらいの量)種類があって,これを食用にしている.苦いアンズの仁や苦いアーモンドは,食中毒を起こす危険性ありとのこと.
我が家のアンズから杏仁を取ってやろうとは思いません.
アミグダリン,杏仁については,次のサイトが参考になります.
http://www.e-annin.com/publics/index/12/