新形コロナウイルスの確認された感染者数は,世界で3000万人を超えました.
確認された死者数は世界で90万人を超え,100万人に近づきつつあります.
世界的な眼で見たとき,感染者数,死者数共に以前増え続け,収束の気配はありません.
Coronavirus Pandemic Data Explorer - Our World in Data
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インドでの急激な感染者数の増加が最近の話題で,アメリカを追い抜くのは時間の問題とも思われます.
しかし,いずれ1位の座を譲るであろうアメリカ.感染者は増え続けていて制御できているとはとても言えない状況.
ブラジルも同様で,この両国の政権トップの責任は大と言わざるを得ないでしょう.
ヨーロッパの幾つかの国は感染を抑えつつあります.しかし,あまり指摘されませんが,ヨーロッパ全体としては感染者数は“順調に”増えつつあり,今後予断を許しません.
Coronavirus Pandemic Data Explorer - Our World in Data
「新形コロナウイルス 世界の状況は?」と思ったとき,頼りになるのはネット情報.
日本語でも,例えば日本経済新聞は,限定的ながら世界の新形コロナウイルス感染状況を知らせてくれています.
とても美しく仕上げてあるのですが.情報量が限定的なので,知りたい情報を手に入れることがなかなかできません.
“世界”となると,やはり,英語の壁に臆せずぶつかるほかはありません.
英語版であれば,多くの組織・機関がCOVID-19のパンデミックに関する統計情報をまとめて公開しています.
以下,簡単な紹介とURLのまとめです.
日本のニュースでよく参照されているのはジョンズ・ホプキンス大学のシステム科学工学センター(CSSE)のデータ.特に地図などに強みのある気がしますが,どちらかというとアメリカ中心のようにも思います.
https://coronavirus.jhu.edu/map.html
アメリカ疾病予防センター,欧州疾病予防センターも,それぞれアメリカ,欧州が中心なのは当然.
COVID-19 situation update worldwide, as of 19 September 2020
世界的な機関と言えばWHOですが----
使い勝手という点で,次の二つが優れているように思いました.
Our World in Data
Coronavirus Pandemic Data Explorer - Our World in Data
グラフで感染状況を確認するのならこのサイトのように思いました.MSDマニュアルでの解説は次の通り.
オックスフォード大学が運営するOur World in Data(データで見る私たちの世界)は、世界規模の問題に関する質の高い研究を公開し、だれもが理解できるものとすることを目的としている。この研究の大半は、貧困、子供の死亡、自然災害に関するものである。COVID-19に関する最新の研究では、死者数の新規発生数と国別の累計死者数のデータを公開している。
Worldometer
https://www.worldometers.info/coronavirus/
正確な数値を手に入れたり,ランキングを知りたいときにはとても便利なサイトです.
国際研究チームと有志が運営するサイトとのこと.
例えば,次にようなランキングがすぐに手に入ります.
以下,Our World in Dataのグラフを幾つか掲載します.このサイトでは,どの国を選択表示するかも自分で決めることができます.