5月中旬というのに夏日が続き,今日(5月13日)で3日目.
つい最近まで春のまっただ中と思っていたのに.
春はあっという間に過ぎてしまいます.
私の感覚では3・4月のみが春で,5月は初夏.
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5月を彩る主役はアヤメでしょうか.
大好きなムギセンノウ.
私の中ではゴールデンウィークの花という位置づけ.まだ美しさを保っていますが,最盛期は過ぎました.
品種によって咲く時期が全く異なるので,季節感を演出する主役にはなれません.
現在花盛りのこの品種は「初恋」と名づけられています.四季咲きを除いて最も早く花を咲かせる品種です.
懸命に色を保ち続けようとしています.
そして,彼ら彼女らにとって最も大切な仕事はこれから.種子を成熟させなくてはいけません.
手入れしなくてはと思いつつ,草抜きをしないままの我が家の庭.
“雑草”が我が物顔に花を咲かせています.
近くの神社の庭に咲いていたのはムラサキツユクサ?オオムラサキツユクサ?
雑種が多いとのことですが----
ムラサキツユクサ類を庭園の正規構成員とみなすのか,はたまた雑草と考えるかは,管理者にとって結構悩ましい問題?
花は美しいし,立派.
でも条件が合うとどこまでも増えてしまいます.かつて悩んだ経験あり.
アジサイ科の花々は,「春は完全に終わりです.もう夏ですよ」と印象づける存在.
開花は間近.
ただここに在るだけで,
じぶんのすべてを,損なうことなく,
誇ることなく,みずから
みごとに生きられるということの,
なんという,花や木たちの奇跡.
(長田 弘 “奇跡—ミラクル—” より)