シジミ2 「これは今,シジミの生きてる分と死んでる分を分けてます.1個ずつ転がしていくんですね.こうやって」 料理①しじみチャウダー「これはお子さんも喜ぶわ」「シジミの味が強いから,おいしいです」料理② 魚介のケチャップ煮「白身のお魚にも,ちゃんとシジミの味がついてますよね.おいしい」 料理③しじみパスタ「 ほら,ソースがしっかり味がついてるから」「おいしい.めちゃめちゃ美味しい」まんぷく農家メシ「梅沢・東野のしじみがシミジミしみ~る旅島根・宍道湖」2

まんぷく農家メシ「梅沢・東野のしじみがシミジミしみ~る旅 島根・宍道湖」2

【司会】東野幸治,梅沢富美男,【語り】鈴木奈々

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続いては,

2軒目「冷凍すれば栄養アップ!洋風しじみレシピ」

シジミもいろんな料理に使えますからね」「あ〜なるほど.今回,洋風ですから,

「お,もしかしたら---パスタ?」「あ〜なるほどね」

 

さあ,どうなんでしょうか?

 

「さあ,それでは,こちら---何か音が聞こえますよ------あ,こんにちは」

 

迎えたのは,藤井健二さん(シジミ漁師2代目)と妻すみれさん.

「藤井さんは漁師歴何年ですか?」「16年」

「それまでは何をやってたんですか?」「それまでは,コンピューターの販売を」

「え〜販売やってて」「マウスしか持ったことがない」

「あららららら.マウスしか持ったことない人が,今,シジミを一生懸命」「20キロ,30キロ持ってますから」

「大変でしょう?」「大変です」

 

健二さんが漁師になったのは44歳の時.妻のすみれさんの実家がやっていたシジミ漁を受け継いだんです.

当時は苦労の連続,体力が勝負の漁から帰ってきたあとも,シジミの選別作業で苦労したんだそうです.

 

「で,今は,これ,何してるんですか?」「これは今,シジミの生きてる分と死んでる分を分けてます」

「どうやって?」「あ,ちょっとやってみます」

「生きてるやつと死んでるやつ---」「はい.1個ずつ転がしていくんですね.こうやって」

「適当にやってるわけじゃないでしょ?」「適当じゃない.適当じゃないです.こうして--」

「全部これ生きてるんですか?」(シジミを転がす音が聞こえる.手を止め一つとりだして)「音がね,(たたきに軽く打ちつけて)ちょっと軽いじゃないですか.(別に一つを取り出して同じように打ちつけて)これは,かたい音がします.これは,中,軽い.多分,中,空っぽだと思います.空っぽか泥が入ってるか」

「空っぽっていっても,生きてるわけですよね?」「あ,生きてないです.(開けてみて)もう空です」

「ほんとだ」

 

もう一度聞いてみましょう.

⇒生きてるシジミと死んでるシジミを打ちつけた時にでる音の比較.

確かに音が違います.

このスピードで聞き分けられるなんて,まさに職人技ですね.

 

「奥さん,反対なかったんですか?シジミ漁するっていう時は」「いや,だいぶ反対しました」

「そりゃそうでしょう」「絶対できんから,やめなさいって」

「もうだって,『重労働やし,あなた無理だから,やめなさい』と」「そうそう」「いつも腰壊してました」

「最初の方が,もう腰,壊して.つらいなつらいな思いながらやって」「整体に通いながら」

「整体に通いながら頑張ったということですけれど---今日はちょっとね.洋風シジミ料理でございますんで.よろしいですか?」「はい」

「すみません.よろしくお願いします」

「お邪魔させていただきます」「お邪魔します」

 

建屋に入っておくと,中で待っていたのは---

長男の妻の紗奈恵さん,孫の音花(おとは)ちゃん,恵翔くん.

 

「一緒に住んでらっしゃるんですか?」「そうです」

「じゃあ,もう,いいですよね.うれしいですね.お孫さんもいて」「にぎやかでいい」」

 

「よく,家ではシジミ料理作るんですか?」「あ〜そうですね.子供たちも大好きなので」

「あ〜いいことだ」「いいことですよ.ホントに」

「お父さんも大好きですか?しじみは」「大好きです」

「お父さんは,シジミはどうやって食べるのが一番好きなんですか?」「やっぱ,しじみ汁ですかね」

孫の恵翔くん「くさい」

「ちょっと,お父さん.お孫さんが,僕のお尻臭って『臭い』って(笑い)言って去って行くんですよ.ちょっと感じ悪いですよ」(笑い)「すみません.もう」

「いえいえ,全然,全然.いいです,いいです」

 

それでは,洋風シジミ料理.お願いします.

 

「最初に,シジミチャウダーを作ります」「お願いします」

 

藤井さんのお宅では,冷凍したシジミをよく料理に使っています.冷凍すると,肝機能の働きを助ける(といわれる)オルニチンが増えるんだそうです.

冷凍したシジミは,沸騰してから入れると,身が離れやすいんですって.殻が開いて身が離れてきたら炒めた野菜にシジミのだし汁を入れ,牛乳やスープの素,シジミのみを加えます.

料理① しじみチャウダー

レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

材料; 冷凍しじみ(600g),ベーコン(60g),たまねぎ(1個),にんじん(1本),

しめじ(1パック),バター(20g),小麦粉(大さじ2),

固形スープの素(2個),牛乳(300mL),塩,こしょう(適量)

作り方;

① 水を沸騰させた鍋に冷凍しじみを入れ,あくを取ったら,貝から離れた身をすくって,

だしと身に分けておく.

② フライパンでベーコン,たまねぎ,にんじんをバターで炒め,塩こしょうをふる.

③ ②に小麦粉,①のだしを300mL入れ,野菜が柔らかくなるまで煮る.

④ ③にしめじ,固形スープの素を入れて煮る.

⑤ ④に①のしじみの身,牛乳を加えてひと煮立ちさせれば完成.

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レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

「できました」「「できました」「ありがとうございます」「いいですよね,これからの寒い時期ね」「最高だわ」「最高です」「いや,いいです.美味しいですから」

「うんうん,おいしいおいしい」「おいしいですか---おいしい」

「これはお子さんも喜ぶわ」「シジミの味が強いから,おいしいです」

 

「さあ,それでは他に,シジミの洋風レシピ」「あるんですけど,魚介のケチャップ煮です」

「魚介のケチャップ煮!ケチャップで煮るんですか?」「あ,そうです」「へ〜珍しい」

「お嫁さん.お料理上手だね」「ありがとうございます」

「あれ,え〜!お魚も入って」

 

宍道湖で取れたすずきとしじみを合わせたケチャップ煮.魚介のうまみがつまったブイヤベース風のお料理です.

 

料理② 魚介のケチャップ煮

レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

材料; 冷凍しじみ(1kg),たまねぎ(1/2個),にんじん(1/2本),

にんにく(5かけ),すずき(1匹),水,酒(各200mL),とうがらし(1本),

オリーブオイル,お好みのハーブ,塩(各適量),砂糖(大さじ3),

固形スープの素(2個),ケチャップ(250g)

作り方;

① オリーブオイルをひいた鍋で,にんにく,たまねぎ,にんじんを炒める.

② ①に冷凍しじみ,すずきを入れてさらに炒める.

③ ②に水と酒を入れて煮込み,あくを取る.

④ ③にとうがらし,お好みのハーブ,砂糖を加えて,あくを取りながら, 魚に火が通るまでふたをして煮る.

⑤ ④に固形スープの素,塩,ケチャップを加えて強火で煮詰める.

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レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK 

 

「トマト煮を簡単にケチャップ煮にしてるってことです」

「ちゃんと,味付けが甘みがあって」「甘みがある」

白身のお魚にも,ちゃんとシジミの味がついてますよね.おいしい」

「いいじゃない」「いい,いい」

 

実はこのお料理,翌日も楽しめるんだそうです.

 

「パスタもやるんですか?」「そうです.つぎの日,これを使って.ソースを使ってパスタを」

「あ〜なるほど!これは梅沢さん.美味しいんじゃないですか?」「このソースで,パスタやったら,おいしいだろう」「絶対うまいです」

 

作り方は簡単.

 

料理③ しじみパスタ

レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

材料; パスタ(適量)

作り方;

① ケチャップ煮のソースをフライパンに入れ,茹でたパスタと絡めれば完成.

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レシピ(BSプレミアム) - 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK

「はい完成です」「完成です」

シジミのケチャップ煮のパスタ」(後ろでなにやらやっている恵翔君)「あっ.お尻の穴に当たっています.お嫁さん,いい加減にしてください」「恵ちゃん!」

「俺も吉本でも,かなり序列上の方のタレントなんですよ」(笑い)「ホントだよね」

「もう,52歳.もうベテランって言われているんですよ」「ほんとにもう」「こんな扱い」「ハハハハハハ.いただきます」「はい,どうぞ.ありがとうね.ウケたわ」

「どうですか」「うまい」

「いただきます」「やっぱり,ほら,ソースがしっかり味がついてるから」

「おいしい.めちゃめちゃ美味しい」

(おもちゃの音)「うるさいぞ,恵ちゃん.大丈夫ですか?お嫁さん.だんだん顔が怒って来てますけど」「あとで叱っておきます」

「全然,叱らなくていい.どうも今日はありがとうございました」「ごちそうさまでした.おいしかった」

「恵ちゃん.ありがとう」(といいつつ,恵翔君をつかまえて----)

 

元気いっぱいですね.

洋風のシジミ料理.ごちそうさまでした.