5月の連休中に楽しめる花.
我が家ではイチハツ,そして,咲き始めたムギセンノウ,オルラヤ,などですが---
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2019/05/04/000500
我が庭というとても狭い枠を取り払った時の代表選手を揚げれば,藤の花でしょうか.
よく整備された藤棚はすばらしい.更に,自然の中に見る藤は,また別格.
このブログでも何回か取り上げました.
古代から愛でられ,万葉集で藤の花が詠み込まれている歌は26首. http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/05/05/024941
恋しけば,形見にせむと,我がやどに,植ゑし藤波,今咲きにけり 山部赤人 (巻8-1471)
ほととぎす 鳴く羽触れにも 散りにけり 盛り過ぐらし 藤波の花 大伴家持 (巻19-4193)
そして,古事記にも描かれています http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/05/05/024941
(明日,改めて
“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした
“植物をたどって古事記を読む”シリーズの一つとして,取り上げる予定.)
つい先日,鎌倉源氏山公園へ向かう途中の小さな崖に,藤の花を見付けました.
オレンジ色のツツジ,木々の新緑,そして藤の紫.なかなかのものでした.
藤は
マメ目 Fabales,マメ科 Fabaceae,マメ亜科 Faboideae,フジ連 Millettieae,フジ属 Wisteria,
フジ W. floribunda
大豆などより,どちらかと言えば,エンドウ豆やソラ豆に近い?
そして,藤の実(豆?)は食べられるそうですが---
藤の実
精選版 日本国語大辞典の解説
ふじ【藤】 の 実(み)
① 藤が晩秋につける莢果の中の扁平な種子。煎(い)って食用とする.《季・秋》 〔本草和名(918頃)〕
② =ふじ(藤)の花②:しんこ餠にささげをつけたもの.藤の実.