さあ,最後は
3軒目「野菜ソムリエ考案 豪快!ガッツリ!キャベツめし」
http://www4.nhk.or.jp/manpuku/3/
到着したのは---
あら.農家さんじゃないですね.
「こっちからでいいですかね」「はい」
「あ〜こんにちは,失礼します.すいません.よろしくお願いします.農家メシ!でございます」「よろしくお願いします」
「野菜ソムリエ.皆さんが野菜ソムリエの皆さんですか?」「そうです」
迎えたのは,
山本敦子さん,大谷直美さん,鈴木教広さん.
こちらのご三方,キャベツ農家のかたわら,野菜ソムリエとしても活動中.各地のイベントなど,田原市の食材の広報活動を行っているんです.
山本さんは田原市の野菜ソムリエの団体の会長なんですって.
「僕はあまりキャベツ好きじゃないんで,食べなかったんですけど,これはめっちゃうまいです.今日,どうだろ----.一玉は食ったんじゃないかな」「ハハハハハ」
「おいしい.おいしいですよ.
だからだんだんと,やっぱり,おいしいものを作らないと,なかなか我々もおいしいと言える状況じゃない---.だから,お願いしますよ.会長」
「任して下さい.あはははは」
会長さん.笑い上戸です.いいですね.
「まずは一体何を作ってくれますか?」「今日は,えーと,大アサリ入りの焼きそばで」
「冬キャベツ,言わないと大アサリがメインになりますから」「いやいや,冬キャベツ,あ〜すみません.はははは」「冬キャベツが主役」「そうですね.はははは.すみません」
「このあたりで取れるんですか?大アサリ」「とれます」
「ちょっと,どんなアサリか,見たいですね」「お見せしますね.ジャジャ〜ン」
「うわ〜!でかっ!」
限定!!大あさり干物 | 南知多日間賀島「ちりめん・しらす・こうなご・海産物」製造直売 | 丸幸有限会社
こちらが田原名物の大アサリ.今年はなかなか取れなくて,貴重なんだそうですよ.
それでは,冬キャベツと大アサリの焼ぞばを作ってもらいましょう.
「でかい,これもうプリップリでしょ」
「新品---」「新品?」「はははは」「新鮮」
ありがたいな.こんなに笑ってくれたら.大アサリを酒蒸しにして,その間に菜の花を炒めます.
「お幾つなんですか?会長は」「33歳」
「わ〜お.わ〜お.え〜」「ハハハハハ」「一回しめ殺したろか.ホントに」
楽しい方.その間にキャベツを別に炒めます.そこに中華麺を投入.
「入れすぎじゃないですか?」「大丈夫です!」「ははははは」
「すごい入ってるから,これ,大丈夫?」「大丈夫です.フフフフフフ.ハハハハハ」
アルコール入っていますか?
料理1: 冬キャベツと大あさりの焼きそば
材料:
キャベツ(400g),大あさり(2個),中華麺(2玉),菜の花(5本),酒(60ml),サラダ油(適量),乾燥ガーリック(適量),白だし(30ml)
作り方:
(1)キャベツはざく切りに,菜の花はひと口大に切る.
(2)大あさりは半分に切り,殻から外して水洗いする.
(3)フライパンに(2)と酒を入れ,蓋をして弱火で酒蒸しにする.
(4)別のフライパンにサラダ油をひき,菜の花を軽く炒め,取り出しておく.
(5)(4)のフライパンにサラダ油,キャベツ,麺を入れ,中火で3分ほど炒める.
(6)(3)の大あさりを取りだし,その煮汁に乾燥ガーリックを加え香りを立たせる.
(7)(5)に白だし,(4),(6)を加え,よく混ぜ合わせる.
(8)皿に盛りつけ,取りだしておいた大あさりを飾ったら完成.
「豪快に」「あっちゃん,これ,いいわ」
「完成で〜す」
豪快,山盛りです.
「いただきます」
「どうですか?」「いや,これ,甘い.甘すぎるよ」「キャベツが?」「うん」
「全部おいしい.麺,もちもちしてるし,キャベツの甘みと,菜の花の良い苦みというか,あるじゃないですか」「いいアクセントになってる」
「大アサリの貝柱のところも,おしいですね」「うまいうまいうまい」
「すごいですね,焼ぞばで,キャベツが際立つっていうのは」
「際立つ.ちょっと多すぎたかな?」「ちょっと」「いやいや,そういうことじゃない」」
続いてのお料理は,
「チーズ・ブッタカルビです」「カルビ?」
「タッカルビじゃなく,ブッタカルビです」
料理2: チーズ・ブッタカルビ
材料: キャベツ(1/2玉),豚肉(300g),さつまいも(1本),にんじん(1本),餅(150g),チーズ(お好みで),ごま油(適量)
調味料: コチュジャン(大さじ2),しょうゆ(大さじ2),酒(大さじ2),砂糖(大さじ2),キムチのもと(大さじ1),赤みそ(小さじ1),刻んだトマト(1/2個)
作り方:
(1)調味料を混ぜ,ひと口大に切った豚肉を10分程度漬け込む.
(2)キャベツはざく切りに,さつまいも・にんじん・餅は短冊切りにする.
(3)フライパンにごま油を引き,さつまいもとにんじんを軽く炒める.
(4)(3)に餅,キャベツ,(1)を入れ,蓋をしてしんなりするまで蒸し焼きにする.
(5)(4)に火が通ったら,真ん中をあけてそこにチーズを入れ,溶けたら完成.
「チーズ入れ過ぎちゃいます?これぐらいで良いんですか?」「良いです」「溶けます」
「ここの野菜ソムリエ軍団,たっぷり入れますね.何でも」「豪快に」
「お腹パンパンですよ」「お腹,今,パンパンなんですよ」「キャベツで,お腹,パンパンにしちゃったんで---」
「キャベツは,胃腸を守る効果があるんで大丈夫」「あ〜そうかそうか,キャベジンってそう言いますもんね」「素ですもん.キャベツは.キャベジンの素」
「それ,僕,言うてましたやん.何でとるんですか?」「ははははは」
さあ,できあがったみたいですよ.
「うわ〜!はい,完成!」「いいじゃないの」「すっげえ.これ」
http://www4.nhk.or.jp/manpuku/3/
更に,なんと,もう一一品.
「まるごとキャベツの,トマトドリア」
「ドリア!」「トマトドリア!」「これは豪快な料理じゃないですか?」
「熱いのよ.ほんとに熱いのよ」
「うわ〜.どんな断面なってんねやろ.あ〜,これこれこれ」
こちらは,田原産のトマトとのコラボ料理.
料理3: 丸ごとキャベツのトマトドリア
材料: キャベツ(1玉),トマト(2個),米(100g),水(120ml),たまねぎ(1/4個),チーズ(120g),ハーブソルト(適量),和風だし(4g)
作り方:
(1)キャベツの芯の部分を大きめにくり抜き,そこにハーブソルトを少々ふりかけ,ラップをしてレンジで4~5分温める.
(2)トマト1個は粗く刻み,1個は湯むきしておく.たまねぎはみじん切りにする.
(3)土鍋に米,水,湯むきしたトマト,和風だしを入れ,ご飯を炊く.
(中火で15分,火を止めて10分蒸らす)
炊きあがったら,ハーブソルトを少々ふりかけ,よく混ぜておく.
(4)(1)のくり抜いた部分に,刻んだトマト半分,(3),たまねぎ,残りの刻んだトマトの順で詰め,チーズをふりかける.
(5)250℃に予熱したオーブンで8分焼いたら,完成.
「丸ごと.すごいな.豪快だな」
「あっ,おいしい.トマトの酸味が,また,あっさりしてていいです」「だって,トマトとチーズとキャベツときたら,最強じゃないですか.
「で,さっき,お腹いっぱいって言うてたけど,このトマトの酸味で,何か,さわやかな感じ---.いけるいける」「結構,いけますよね」
ブッタカルビもいただきましょう.
「うん,うまい.チーズにも負けてないわ」
「おいしい!あと,豚肉とキャベツの相性も抜群ですね」
「最強だね」「これは,うまい」
「いや,いろいろ---おいしい,豪快で,あと,おおいに笑って.料理作る人も,やっぱ---ね.明るさって大事ですよね」「大事です」
「三者三様の」「はははは」
「いやいやそんな面白いこと言うてませんから.あの,芸人殺し---逆に芸人殺しです」「ははは」
「よそ行って,あれ?ウケへんなって,思うじゃないですか」「あははははは」
「ガッツリ!豪快!キャベツめし」
ゴリ操作までした.
「さあ,梅沢さん.今回の田原市の冬キャベツ.いかがでしたか?」「いや,本当に.驚き,桃の木,キャベツの木.だね」「あら,サンショウじゃなくてキャベツの木」
「人生で初めてこんない食ったね」「食った!」「キャベツ1個,全部食ったと思いますよ」「食いましたよね〜」
「お前ら,ほんと,考えろよ,少し.あたしゃ,69だよ.今年」
「いや,ほんと---.何や,胃袋どうやと思ってんの?」
「まあ,確かに,結構食うジジイかもしれないけど,限界があるぞ」
なんだかんだ言って,食べちゃうんですよね,でも.
甘くておいしい冬キャベツ.
私もいろいろ試してみよっと.