日曜日(11月25日),花を求めて,鎌倉駅〜鎌倉宝戒寺〜おんめさま(大功寺だいぎょうじ)を短時間の散策.
花を楽しむにはあまり良い季節とはいえませんが,線路際のカンナはまだたくさんの花を残していました.
道すがら,家々の庭に目立つのは,花木としては山茶花(多分,椿ではないと思います),果樹として夏みかん.
宝戒寺の庭には,この季節の定番,センリョウ,マンリョウの赤い実が.
スイセンも咲き始めていました.例年より早い?
柏槇は,いつ見ても存在感があります.
おんめさまの散策路には,ホトトギス,ノギクなどがかわいらしい花々.
そんな中に,見慣れない花が.
名前はハクチョウゲ.
庭木,盆栽とかなり愛でられてきた花ですが,白花と思っていたら,赤花を咲かせる品種もあるんですね.
しかも,改めて調べてみたら,本来は初夏の花のはず.
今年の鎌倉.
台風の潮風(ほぼ海水のしぶきそのものだったとように思います)で,紅葉すべき葉がほぼ全滅,
その後に桜がたくさん咲いたと聞いています.我が家ではバイカウツギが咲きました.
このハクチョウゲも,台風のせいで季節を間違えて咲いてしまった?
ハクチョウゲ(白丁花)は
リンドウ目 Gentianales,アカネ科 Rubiaceae,アカネ亜科 Rubioideae,ヘクソカズラ連 Paederieae,ハクチョウゲ属 Serissa,
ハクチョウゲ Serissa japonica
もともと中国、台湾、インドシナなどに分布する常緑性の低木.
日本在来のシチョウゲ(紫丁花)に対応して,ハクチョウゲという名は付けられたそうです.
しかし,アカネ亜科には27の連(Tribe)がある中,よりによって?ヘクソカズラ連に属するとは!
ヘクソカズラ連 Paederieae,
シチョウゲ属 Leptodermis Wall. (46種)
ヘクソカズラ属 Paederia L. (33種)
ハクチョウゲ属 Serissa Comm. ex A.Juss. (1種 ハクチョウゲ)
Spermadictyon Roxb. (1 種)
Rubioideae - Wikipedia Paederieae - Wikipedia
「ハクチョウゲを剪定すると切断面は強い臭気を放つ」とありました.