季節感からいえば,まだ秋.
でも,立冬(二十四節気の第19.2018年は11月7日)を過ぎ,
冬の星座が見える季節になりました.
ギリシャ/ローマ原典(the Theio Project “Star Myths” Star Myths | Theoi Greek Mythology )に従った「秋の星座のギリシャ神話」をこのブログで取り上げてきましたが,
yachikusakusaki.hatenablog.comみずがめ座 みずがめ座4 - yachikusakusaki's blog で一区切り.
明日からは,冬の星座のギリシャ神話を取り上げることにしました.
https://www.study-style.com/seiza/winter.html
上図は11月の午前2時頃,12月の午前0時頃,1月の午後10時頃,2月の午後8時頃に見える星座とのこと(https://www.study-style.com/seiza/winter.html).
四角で囲った星座が,「冬の星座」とされています.星座図鑑・冬の星座
(おひつじ座は,「秋の星座」にも数えられていますが---.)
改めて書き出してみると:
日本語星座名 略符/ラテン語学名(英語名)
いっかくじゅう座Mon/ Monoceros(the Unicorn),
うさぎ座Lep/ Lepus(the Hare),
エリダヌス座Eri/ Eridanus(the River),
おおいぬ座CMa/ Canis Major(the Great Dog),
おうし座Tau/ Taurus(the Bull)*,
おひつじ座Ari/ Aries(the Ram)*,
オリオン座Ori/ Orion(the Hunter),
ぎょしゃ座Aur/ Auriga(the Charioteer),
きりん座Cam/ Camelopardalis(the Giraffe),
こいぬ座CMi/ Canis Minor(the Lesser Dog),
はと座Col/ Columba(the Dove),
ふたご座Gem/ Gemini(the Twins)*
the Theoi Projectのサイト(the Theio Project “Star Myths” Star Myths | Theoi Greek Mythology )
によれば,下線を引いた星座(図では太線の四角で囲んだもの)には,対応するギリシャ神話が知られています.
なお,*をつけた,おうし座,おひつじ座,ふたご座は,いわゆる黄道12星.
Star Myths | Theoi Greek Mythology
明日は,おうし座から始める予定.
▽余談
黄道12星座は星占いに用いられるので,おなじみ.しかし,誕生日には,夜,見えない!
その理由についてはいくつかのサイトが解説してくれています.
誕生日に自分の星座が見えないのはなぜ?|星座を見つけよう 星占いの星座(黄道12星座)はどうやって決められた?|星座を見つけよう 暦Wiki/季節/黄道の傾き - 国立天文台暦計算室
簡単にまとめると---
黄道12星座は黄道上に位置する星座(太陽が通りかかる星座).太陽の位置を知るためのいわば目印として,決められました.誕生日との関係は?というと,「生まれたときに太陽が位置していた星座」で,「太陽とともに昇ってくる星座」のため,「夜には見えない」.
目安として,誕生日の3,4ヶ月前の夜に見えているとのこと.