まんぷく農家飯,北海道芽室町じゃがいも2  1軒目「どさんこ大好き♥ しっとりジャガイモのいもだんご」 じゃがいもでもこんなにいろいろあって,いろいろ適性もあるので」 料理1メークインのいもだんご 「おいしい.メークインで作るからお餅みたいになるんですね」 料理2 スノーデンのポテトチップス 「あ〜,こういうイモ,初めて食べた」「うわ,おいしい!」「これドラム缶いっぱい食えるわ」

BSプレミアム まんぷく農家飯,北海道芽室町じゃがいも.

昨年9月の再放送.(2018年 7月10日 火曜日)

【司会】東野幸治,梅沢富美男,【語り】友近

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どうも,友近です.今回頂くのはじゃがいも.

一口にじゃがいもと言っても,煮物に合うもの,揚げ物に合うもの,焼き物に合うもの,いろんな種類があるんです.

 

 今回は,いろいろな種類のじゃがいもを頂きます.

 

北海道芽室町十勝平野に位置するこの町は,じゃがいもの一大生産地.

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北海道 - Wikipedia

10種類以上の品種を作っているそうです.

 

「今回はですね,いろいろな品種のじゃがいもを食べてみようっていうことで---」「じゃがいもってそんなに品種あるんですかね?メークインでしょ,男爵でしょ」

「3種類ぐらいやと思うんですけど,そうじゃないみたいなんで」「へえ〜」

 

今回頂く農家飯はこちら

1軒目「どさんこ大好き♥ しっとりジャガイモのいもだんご」

「いもだんご.これ知ってますよ」

2軒目「じゃがいも兄弟とっておき!濃厚ピザ&スイーツ」

「ピザは分かりますけど,スイーツが----」「じゃがいものスイーツなんだ」

3軒目「元オリンピック選手を育てた!秘伝のじゃがいも煮込み」

「オリンピック選手っていうのは,これを食べてオリンピック選手になった」

 

さあ,それでは参りましょう.今回も運転は梅沢さんです.

 

「まずはいもだんごね.あの,いもだんごって,ボクも北海道で食べたことありますよ」「言うたら,郷土料理って事なんですかね」

「どうなんだろうね?うん----. 見てよ,これ.でっかおどう,北海道って言うけど,ほんとだね.なんか,コセコセしている自分が嫌だね」

 

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一軒目の農家さん.

「どさんこ大好き♥ しっとりジャガイモのいもだんご」

 

「作業されてます.こちらから行きましょう.ハハ---すごい土地に,向こうに4人,何か」

「どうもです」「今日は」「こんにちはと言っていながら,なかなか近づかないって言う」「あれっ?足けがしました?」

「分かります.アキレス腱を切ってしまって」「あらららら」「何してアキレス腱切ったんですか?」「ちょびっと運動したら」

 

畑の中で迎えたのは,じゃがいも農家20年目,黒田栄継(よしつぐ)さん.

そして,父・栄継さん,母・静代さん,弟・繁樹さん.

「しかし,広い」「説明して下さい,口で,どこまでか」「今,見えるとこですね」「ハハハハハハ」

 

黒田さんは開拓農家4代目.お父さん,お母さん,そして弟さんとじゃがいもの収穫に日々おわれています.

 

「もう,家族に笑われたでしょ?アキレス腱切って」「仕事できないので,もう誰も口聞いてくれない---」「ハハハハ」「そりゃそうですよ!この忙しいのにバカヤロウだよ」

「今回我々じゃがいもでございますけど,ちょっと見させていただいていいですか?すみません.ちなみに品種は,ここはどういうじゃがいもをつくていらっしゃる?」「うちは,メークイン.これがメークインですね.で,そちらに,まだ枝が残ってるのがスノーデンという---」

「スノーデン?」「スノーデンって,----スパイ違いますの?(エドワード・スノーデン:ロシアに亡命した元CIA職員)」「違うから」

「そうですよね」「ロシアに亡命した---」

 

バカ言ってる.そのスノーデン.収穫させてもらいましょう!

 

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http://www.geocities.jp/a5ama/snowden.html

「いいんですか?いいんですか?」「梅沢さんに抜いてもらおう.せーの」「よっ」

「(抜いた枝の根を見て)何にもねえよ」「ハハハハハ」

「(畑の)中にいっぱいあるんですよね」

 

そうなんです.収穫の時期,じゃがいもは茎から離れて,地面の中にあるんです.

 

「あ〜,ホンマや,いっぱいある」「梨みたいですよ,色が」

 

メークインもせっかくだから」「どうぞ,どうぞ」「じゃあメークイン,いきますよ.この辺ガッといっていいですか?」「はい」「出てきた出てきた,ほら,もう,ほら.ほらほら,どんどん!,あ〜いっぱい----ほら!生姜みたいです」

 

確かにメークインは縦長.スノーデンと全然形が違いますね.

他の品種も見せていただきましょう.

「これが主なじゃがいもの品種っていことですか?」

「そうです.もっともっと,ほんとは60種類ぐらいとか,じゃがいもだけでもあるんですけども」

「60種類!」

「うちの町ではこういう(メークイン,とうや,トヨシロ,スノーデン,ノーザンルビー,マチルダ,シャドークイン,男爵)」

「これはいつものメークインですよね」「メークイン,とうや,マチルダ,北海コガネ,シャドークイン,インカのめざめ,男爵,これ有名」

「じゃがいもだけでも,いろんな特性があって,よく,スーパーとか行ったら,『じゃがいも』って袋に書いて売ってることって結構多いじゃないですか」「ありますあります」「あれって,残念だなと思うんですよね.じゃがいもでもこんなにいろいろあって,いろいろ適性もあるので」「そうそうそう」

「なかなか我々は,街に住んでいると,ここまでは----」

 

じゃがいもは含まれるでんぷんの量によって食感が変わります.

でんぷんが多い男爵はホクホク.

少ないメークインはしっとり.

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マチルダ

JAめむろ|十勝めむろの農業 | 農産物 | 馬鈴しょのご紹介

じゃがいもの品種ごとの特徴を徹底解説|栽培方法や適した調理法は?

http://www.jrt.gr.jp/var/danshaku.html

 

 

料理によって使い分けることができるんです.

 

それではしっとりじゃがいものいもだんご作っていただきましょう.

調理担当は,妻の真妃さん.

 

料理1 メークインのいもだんご

(NHKBSプレミアム 梅沢富美男&東野幸治 まんぷく農家メシ 2 (小学館GREEN Mook) ムック)

材料(作りやすい分量): メークイン(大2個),片栗粉(70グラム;目安はじゃがいも重量の2%),みりん・しょうゆ(各大さじ2),オリゴ糖(大さじ6),サラダ油(適量)

作り方: 

(1)茹でたじゃがいもの皮をむき,つぶして粗熱をとる.

(2)(1)に片栗粉を入れて混ぜながらこね,平たい団子状にする.

「これ,ほんとにお餅みたいですね」

(3)フライパンに油を入れ,焼き目がつくまで焼く.

(4)みりんを火にかけ,アルコール分をとばし,オリゴ糖,しょうゆを入れて煮詰め垂れを作る.

(5)(3)に(4)をつけて完成.

 

 

「どんなご主人ですか?」「えっ.ちょっと待って下さい」「どんなご主人ですか?」「えっと」

「全然,口きいてないから,まだアキレス腱のこと,怒ってるのかな---」(笑い)

「家は農家ですか?」「いえ,サラリーマンです.父は」

「どうなの?農家さんにお嫁に来るっていう---心構えっていうのは?」

「大変じゃないですか?」「周りは結構あの,『あんたは無理じゃないか?』みたいのはありました」

「でも,たべるもん,まずおいしいし」「そうですね」「別に出張するわけでもなく---ね?家にいて」「うふふふふ」「それがですね---,農家の若い人たちの全国組織の---,実は数年前に会長をやっててですね」「じゃあ忙しい」「はい.1年のうち200日ぐらい東京にいた年があった」

「マジですか?ちょっと待って.あなた,偽物じゃないですか」「いやいやいやいや」「ちょっとごめんなさいね.何か.すごい,だましたみたいな感じで」「嫁には来たわ,旦那はいないわ」「いや「そうですよ.ほんとに」

「ようやく,実は,いろんな役やってたのが,今年終わって,6月にアキレス腱切って,」「なんだよ」「何や,もうはしゃぎすぎ」

「これから一緒にやってこうかなと.ずっといなかったんで」「結婚して何年ですか?」「15年」「15年ずっといなかった?」「そんなことはないですよ」

「あ,いい焼き色になってきた.今日は何味でいくんですか?」「きょうはみたらし風で」

「あ〜おいしそうやな」

メークインのみたらし.うん,お菓子みたい」

「甘いにおい.おいしい.メークインで作るからお餅みたいになるんですね」「そうなんですよ」「うん,うんうん」

 

さらにもう一品.

「ポテトチップスを作ります」

ポテトチップスに合うのはスノーデン.白くてきれいな色に揚がるそうです.

水にさらして,あくが取れたらしっかりと水気を切って揚げるだけ.

 

料理2 スノーデンのポテトチップス

(NHKBSプレミアム 梅沢富美男&東野幸治 まんぷく農家メシ 2 (小学館GREEN Mook) ムック)

材料(好みの量で): スノーデン,サラダ油

作り方:

(1)皮をむいたじゃがいもを1mmの厚さに切り,水にさらす.

(2)水が白く濁ったら,水を換える.これを2〜3回繰り返す.

(3)水からあげて,キッチンペーパーでじゃがいもの水気を取る.

(4)(3)をたっぷりの油で揚げて完成.

 

「あ〜いいじゃないですか?音が」「あ〜いいいい」

「スノーデンのポテトチップス.白っ!へ〜」

「うちの母ちゃん,大好きなの.これ,うちの母ちゃん見たら喜ぶだろうな」

「シュワシュワ言わなくなった瞬間に上げる」

「言わなくなりましたね」「黄色くなる前に」

「あ,きた.きれいだ!きれいだ!」

「それぞれの特性に合った品種を使うと,それぞれ,料理も,またおいしくなる」

「深いな〜」

「熱いポテトチップス食べられる,このぜいたく」「ポテチですよ.これこそ本当のポテチです」「どう?どう?」

「あ〜,こういうイモ,初めて食べた」「うわ,おいしい!」「これドラム缶いっぱい食えるわ」「うまい」「これはうまいわ」「よかったよ.東京から飛んできて」

「スノーデンがいいから?優しいですね,奥様!聞きました?ご主人.スノーデンがいいからって.ご主人も食べて下さいよ.奥様が揚げたスノーデンの,これ」「どうですか?」「懐かしいですか?」「いや,揚げ方がいいから」「ハハハハハハ」

仲が良くてよろしいことで.