ニラ
それほど普段は食べてはいないのですが,ニラを使った料理を見ると,思わず食べたくなります.
餃子はもちろん,スープに炒め物に.卵との相性も抜群.
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ネギより香りが強く,栄養も豊富.
葉野菜なので,ニンニクより使いやすい.
https://www.alic.go.jp/content/000138368.pdf
黄ニラ,花ニラという育て方/収穫時期が異なる野菜があるそうですが,残念ながら私は見たことがありません.
JA岡山 黄ニラの試食宣伝 « 東京シティ青果株式会社 旬野菜専門農家 丹波KOM'S FARM BLOG ~野菜と友達 : 花ニラ
ニラは,
キジカクシ目 Asparagale,ヒガンバナ科 Amaryllidaceae,ネギ亜科 Allioideae,ネギ連Allieae,ネギ属 Allium
ニラ A. tuberosum
以前はユリ科に分類されていて,ネット上でもそのような記載が多く見られますが,ヒガンバナ科が現在の科名です.
花はネギよりはずっと美しく,ニンニクに近い.
ニラの花
ネギ - Wikipedia Leek - Wikipedia タマネギ - Wikipedia BBC Nature - Wild garlic videos, news and facts Garlic - Wikipedia
なお,食用の「花ニラ」とは別に,園芸用のハナニラがあります.
これは,別種のネギ亜科,Gilliesieae連,ハナニラ属Tristagma uniflorum( Ipheion uniflorum)の花たち.
食べられるのかどうか,今日のところは調べることができませんでした.
ハナニラ - Wikipedia ハナニラ 新・花と緑の詳しい図鑑
なかなか美しい花ですね.
しかし---
ヒガンバナ科の一方の亜科,ヒガンバナ亜科の花たちの美しさには及ばない.花の好き好きはそれぞれですが----.
ヒガンバナ - Wikipedia 水仙(スイセン) ハマユウ - Wikipedia クンシラン属 - Wikipedia キツネノカミソリ - Wikipedia
ナツズイセン - Wikipedia スノーフレーク (ヒガンバナ科) - Wikipedia スイセン属 - Wikipedia アマリリス - Wikipedia タマスダレ - Wikipedia
ここに挙げたヒガンバナ亜科の植物は,以前のブログ記事http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/09/19/014403
でも掲載した画像で,
「公益財団法人 日本中毒情報センター 保健師・薬剤師・看護師向け中毒情報
http://www.j-poison-ic.or.jp/ippan/M70211.pdf 」の記事中にある植物名を抜き出して画像を探し載せたもの.
そうなのです.
どれも毒性成分リコリンを有し,食べても死にいたることはないものの(ヒガンバナ
=リコリス・ラディアタも一部で信じられているように死にいたるような毒性植物ではありません),
「悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡,低体温など」の症状が出る恐れが警告されています.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21055413.
毒を有する植物は至るところにありますが,警告が出ている植物は,それほど多くありません.
なぜ警告が出されるか?
それは,中毒例があるため.誰かが食べてしまうのですね.
水仙の球根と分かって食べる人はいないでしょうが,間違えられる.
何と間違えられるか?
隣のネギ亜科の植物で山菜として食べられるものと間違えられます.
そして,最も多いのが野生のニラのようです.
美味しい山菜も,隣のグループに毒があり,しかも園芸種として盛んに栽培されているばかりに,とんだ災難を引き起こしてしまう例が後を絶たないようですね.
なお,この中毒については,以前かなり詳しく記載しましたので,ご覧になって頂ければ幸いです.
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/09/19/014403