今から8000年前から造られていたワイン.9000年前から造られていたお酒.
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/03/24/001429
yachikusakusaki.hatenablog.com
世界に広がり,世界中で飲まれています.宗教的理由で余り飲まれない国はありますが.
どのような種類のお酒が飲まれているか?
この様なデータを出しているのは,世界保健機構.タバコと同様健康に害を及ぼすとみられているからでしょう.
2014年のデータでは;
http://www.who.int/substance_abuse/publications/global_alcohol_report/msb_gsr_2014_1.pdf?ua=1
世界的に見ると,もっとも飲まれているのはスピリッツ(蒸留酒)なんですね.東南アジアでは77%!
このブログがお酒の話しになってきたきっかけとなったワイン.
http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/03/22/020348
世界全体では8%とかなり低い.ヨーロッパでは25.7%とかなり愛飲されていますが.
では,国別のランキングは?
世界のアルコール消費量 国別ランキング・推移(WHO) - Global Note
その国がお金持ちかそうでもないかにかかわらず,お酒は飲まれています!
沢山飲んでいるばかり私が思い込んでいた米国・イギリスはそれほどでもない.
ワインは---.やはりフランス.これだけです.私の思い込みが間違っていなかったのは.そして地中海地方地方に限らずヨーロッパの国々が並びます.ビールとウィスキーの国かと思い込んでいたイギリスも,ランキングの順位としてはワインの方が上位なんですね.
ビールはチェコ・ドイツというのが私の思い込み.たしかに上位ですが,世界一二というわけではない.イギリスはかなり下位.
スピリッツはロシアというのが私の思い込みですが---.たしかにベストテンにはかろうじて入っていますが,上には上が.とはいえ,1位2位は旧ソ連の国々.日本がベスト20に入っているのは,このスピリッツのみ.
全体としては,世界の国々の中で日本はお酒を余り飲まない国.もう少し上位かと思いましたが.
「日本人はもともとお酒に弱い=アルコールの消化経路の酵素“アルデヒドデヒドロゲナーゼ2”の活性が弱い」ことも大いに関係しているでしょう.
キリンのサイトがかなりキチンとまとめているので,ご一読を.
日本人の約半分はお酒に弱い!?|飲酒の基礎知識|お酒と健康|キリン
その中から,酵素活性の表を転載させてもらいます.
表につけられた解説は次の通り.
ALDH(アルデヒド脱水素酵素)にはアセトアルデヒドが低濃度の時に働く「ALDH2」と,高濃度にならないと働かない「ALDH1」があります.日本人の約半数は,生まれつき「ALDH2」の活性が弱いか欠けています.
このタイプはアルコール分解産物である有害なアセトアルデヒドを速やかに分解できないため,少量のアルコールでも悪酔いしやすい,お酒に「弱い」体質です.お酒に「強い」「弱い」は遺伝による生まれつきの体質からくるものです.
このため,両親ともお酒に弱い人は,強くなろうと無理な努力をするよりも,自分の体質を認識し(周りの人にも知ってもらい),体質に応じた飲み方を守っていくことが大切です.本人の約半分はお酒に弱い!?|飲酒の基礎知識|お酒と健康|キリン