ラ・フランス 日本のセイヨウナシの代表品種.味・香りは最高の果物.でも「購入後すぐには食べられない」「いつ食べたらいいかが分からない」という問題が.そういう場合にはすぐに調べればいいのに,今まではカンのみで食べ頃を決定していました.改めてチェック.

ラ・フランス(セイヨウナシの一品種)を購入.

これは長野県産.

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見た目はイマイチですが,香り・味ともすばらしい果物ですね.最も美味しい果物の一つでしょう.

 

ただし,問題が!

「買ってすぐ食べられない場合がほとんど」

「いつ食べたらいいかが,なかなか解らない」

こんなに美味しいのに,人気が思ったほど高くないのは,このためとしか考えられません.

今回は,香りのみで判断して決定.正解でした.

 

改めて,食べ頃の判定方法をチェック.(もっと早く調べておけば良かった)

沢山のサイトに説明が.

 

例えば,http://www.kawaguchikajuen.com/lafrance/howto.html:では

ラ・フランスは,追熟が必要な果物です.美味しく召し上がるためのポイントは,実は『待つ』ことなんです.

果樹園からラ・フランスがお手元に届いてから美味しく熟すまで,10日以上時間がかかります.

15℃~20℃くらいの室温が,味・香りなど品質をよくしながら完熟させる適温です.部屋の中といっても日当りの良い場所・暗くすずしい場所でもだいぶ差が出ます.長い期間,ラ・フランスを味わいたい方は,分けて低温で貯蔵すると熟期が遅れます.

ラ・フランスの食べごろは?

一番大切な食べごろの判断は,軸まわりが柔らかくなり,香りが出できたらOK!

軸まわりを指先で軽く押して,少しひっこむくらいが食べ頃です.

2~3時間冷やしてお召し上がりいただきますと,より一層美味しくなります.

食べきらない場合は冷蔵庫に保存して,お早めにお召し上がりください.常温ではラ・フランスの痛みが早くなります.ご注意ください.

 

図入りで解説しているサイトからまとめると

http://www.nmai.org/guide/lafrance/document/lafrance5.pdf http://annana.info/archives/615

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そして,最後に指で軽く押してチェックして下さい.

ということですね.

お店で買うときには押すわけにはいかないので,購入後!

 

ラ・フランスはもともとフランスで開発された品種ですが,本場ではほとんど栽培されていないとか.ラ・フランス - Wikipedia

しかし日本で栽培されているセイヨウナシの60%以上がこの品種.

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統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103

 

そして,山形県が一大産地となっています.

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西洋ナシの花 朝日町ワイン(山形県朝日町) | 日本ワイナリー協会

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統計表一覧 政府統計の総合窓口 GL08020103

 

新潟県のル・レクチュは姿形が美しい洋なしだそうです.一回食べてみたいもの.

 

セイヨウナシ(洋なし)は,

バラ類 Rosids,バラ目 Rosales,バラ科 Rosaceae,ナシ属 Pyrus,

セイヨウナシ P. communis

形は違っても日本のナシと同じ属.それぞれ別の属ですが近縁の果物にリンゴやカリン,そしてビワも.

 

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