ハスの花を見ようと,
鎌倉八幡宮に出かけてみると---
今日(8月6日)からぼんぼり祭が始まっていました.
夜になると灯明がともされて風情があるのですが----
ぼんぼり祭は,毎年8月に立秋の前日から9日までの3日間(年により4日間)行われる,鎌倉の夏の風物詩ともいえるお祭です.
期間中,立秋の前日には夏の祓いである夏越祭,立秋当日には暦の上での秋の訪れを奉告する立秋祭,そして源実朝公の誕生日である9日には実朝祭が執り行われます. 境内には鎌倉在住の文化人をはじめ各界の著名人に揮毫いただいた書画約400点がぼんぼりに仕立てられ,参道に並びます。 夕刻になるとぼんぼりに灯りがともされ、境内は夜まで賑わいます」
それでも,昼間は昼間で,灯籠の絵そのものを鑑賞するにはむしろ好条件.
すてきな,時には面白い灯籠を見て回ってきました.
しかし,
ぼんぼり,あんどん,ちょうちん,そして,とうろう.
どこがどう違うのでしょうか?
グーグル検索結果の写真と日本国語大辞典の記述を並べておきます.
違いを説明するのは言葉では難しいのですが,見たときになんと呼ぶかはそれほど難しくないように思います.
ぼんぼり
一 うすくてぼんやり見えるさま,はっきりしないさまを現す語.ほんのり.ぼんやり.玉塵集(1563)
二 ①(雪洞)木や竹のわくに白い紙を張り,その一部に窓をあけ,茶炉などの上をおおうもの.せっとう.書言字考節用集(1717)
②(雪洞)紙または絹張りのおおいのある手燭.または柄をつけその下端に台座をつけた小さな行灯.火をおおう部分が,六角形の下方が少しすぼまったものや円筒形のものがある.せっとう.*俳桜川(1674)ぼんぼりの影丸綿や春の月,
あんどん行灯
(「あん」と「どん」はそれぞれ「行」「灯」の唐宋音)
昔の照明器具.木,竹,金属製の角形または円形のわくに紙を張り,なかに油皿をおいて火をともす.もと,さげて歩いたが,のちのもっぱら室内に置いた.あんど,あんどう
語誌:持ち運びができる灯火の意味の「行灯」の名で,中国から伝わったが,その後,持ち歩くものは「提灯ちょうちん」となり,固定して使うものが「行灯」の名で呼ばれた.
ちょうちん提灯
(「ちょう」「ちん」はそれぞれ「提」「灯」の唐宋音)
①灯火具の一種.蝋燭(ろうそく)をともすための道具.初めは木わくに紙を張ってぶらさげる箱提灯のようなもので,次いで籠(かご)に紙を張った携行できる籠提灯,天正・文禄(1573〜96年)の頃に折りたたみできるものとなった.細い割竹(ひご)を螺旋状に巻いて骨にし,これに紙を張り,上下に口と底をつけて伸縮自在で,中に蝋燭をともした.形,用途によって小田原提灯,ほうずき提灯,箱提灯,高張提灯,岐阜提灯など各種ある.
とうろう灯籠
①油,ろうそくなどの灯明をほや,かごなどで保護する具.主として屋外で手に提げたり軒先につるしたり,また足をそなえて庭先,道ばた社殿や仏堂の前に立てる.材料や形状などで,石灯籠,春日灯籠など色々な名がある.
—-ながし灯籠流 盂蘭盆の末日,十五日,十六日などの夜に,木や竹で作ったたくさんの小灯籠に火を点じて川や海に流す年中行事.精霊(しょうろう)を送り出す信仰的意味を持っている。」流灯籠.灯籠会.
初めの目的「ハスの花」
美しく咲いていました.この話題は明日に.