コシアブラ,そして,タラの芽,ヤマウドを購入しました.
左からヤマウド・タラの芽・コシアブラ.
(どれも傷んで大幅値引きされたもので,あまり美しくないですね)
その上,やや揚げすぎてしまいました----
テンプラ,美味しかったです.
この中では,コシアブラは初めてです.名前を聞いたことがあるだけでした.
どんな植物?
えっ? ウコギ科?
今日手に入れた山菜:
初めて知りました.
タラノキ タラノメとは - 山菜図鑑 Weblio辞書 タラノキ - Wikipedia
[「ウドは大木にならない草本:1〜1.5m程度」
そして,
「ヤマウドと八百屋で売られているウド(白ウド:遮光して白くする)は同じ植物」どちらも初めて知りました]
改めてウコギ科の主な属をウコギ科 - Wikipedia から,
カクレミノ属 Dendropanax - カクレミノ
ウコギ属 Eleutherococcus (Acanthopanax) - エゾウコギ、ウコギ、コシアブラ
ヤツデ属 Fatsia - ヤツデ
タカノツメ属 Gamblea(Evodiopanax) - タカノツメ
キヅタ属(ヘデラ属) Hedera - キヅタ、オカメヅタ、セイヨウキヅタ(ヘデラまたはアイビー)
トチバニンジン属 Panax - アメリカニンジン、オタネニンジン(朝鮮人参)、サンシチニンジン、
山菜としてはタカノツメも有名ですね.コシアブラに似ていますが,葉で簡単に区別できるそうです.
ウコギ科タカノツメ属タカノツメ(別名イモノキ),学名:Evodiopanax innovans
漢字では漉油・金漆樹.「古くは樹脂液を漉して金漆(ごんぜつ または,きんしつ、こしあぶら)という塗料用の油とした(日本国語大辞典)」とのこと.
なお,金漆は平安後期には使われなくなり,江戸期にはすでに謎の塗料となっていた.コシアブラからは,樹脂液は得にくく,同じウコギ科のカクレミノ、タカノツメが主に使用されたとの近年の研究報告もあるとのこと.また,コシアブラの和名の由来については樹脂の利用に由来する「漉し油」以外にも諸説あるとのこと.樹木図鑑(コシアブラ) 金漆 - Wikipedia
木材としての利用価値も高く,箸,下駄,扇子等を作る(日本国語大辞典)ほか,米沢の笹野一刀彫の材料として用いられているとのことです(笹野一刀彫 - Wikipedia).
しかしなんといっても山菜コシアブラ!
評価は高く,「山菜の女王」とするサイトも.こしあぶらは山菜の女王! | 食育通信 online
ちなみに「山菜の王様はタラの芽」としていました.
どこまで一般に流布しているかはよく分かりませんが,「山菜の女王」の名は知り合いも語っていました.
一般化している可能性は大.
確かにテンプラの美味しさはタラの芽と同等かそれ以上かもしれません.
なお,このサイトの写真は,私の手に入れたものより,そして私の写真よりずっと美しい.
お借りして改めて掲載させて頂きます.
「緑色の鮮やかなこと。葉をさわってみると、小さなうぶ毛がさわさわとしています。意外と肉厚です。この若芽は花が開く『つぼみ葉』のような姿から成長していきます。少しずつ葉を開きはじめ、書道の『筆』の姿の大きさのものを『筆葉』と読んで、最上品だそう。
天ぷらはもちろんなのですが、つう、の方々は炊き込みご飯にするらしいですよこしあぶらは山菜の女王! | 食育通信 online」
説明も上手.
また食べたくなりましたが--.今年はもう無理のような気がします.来年は少し奮発してもっと新鮮なものを何とか手に入れようかと思います.