ビオラ「ぎおんももか」に二種類の花?アサガオでも似たような経験が---花の色の不思議

11月8日に3番目に咲いたビオラ

名前は「ぎおんももか」という名前で,薄いブルー〜ムラサキの色でした.でも実は,咲き始めはやや黄色がかった花でした.

そして今度咲いた花は,それとも全然違うまだら模様.この写真では白く写っている部分は,もっと黄色い色です.

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発売元の説明書きでは

「この品種は特性上、花色の濃淡、模様のパターンに幅があり、栽培方法・条件、肥料の過不足、開花時期等により大きく変化し、様々な様子を楽しめるのが魅力です。そのため写真は一例ですので実際の花色・姿とは異なる場合がありますことをあらかじめご了承ください」

とのこと.私の育てた色も「花色の濃淡、模様のパターンに幅」という説明にに含まれるのでしょう.

ちなみに発売元の写真は以下の通りで,我が家で始めに咲いたものとほぼ同色ですね.

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ビオラ・F 1 ぎおんももか | 【タキイネット通販】

花の色って不思議ですね.

 

 同じ株に二色咲く経験は,以前にもありました.アサガオヘブンリーブルーという品種です.元々はブルーで花がしぼむと赤.というのが一般的.それだけでも面白いのに,赤と青が同時に開花することがあったのです.

写真を撮っていなかったので---とネットで調べてみたら,何人かの方が投稿しておれらました.その内の一つ,セイヨウアサガオの色の変化 : 楽餓鬼 さんの写真.

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私の経験した色と同じです.初めて見つけたときにはびっくりしました.

ビオラ「ももかシリーズ」は今年初めて買い求めました.他の二種類はまだ花を咲かせていません.楽しみ.

 

付録 アサガオの色

日本人が深く愛してきたアサガオは,その色がどのようにして決まるのかが,最も良く研究されている花の一つのようです.特に日本で!

【第3回】色違いの花はどうしてできる? -アサガオの多彩な花色を決める遺伝子- < 一般向け情報 | 日本植物学会 に詳しく説明されています.

上記のヘブンリーブルーと関連した色素の名前も出てきていました.

「原種のアサガオに見られる青い花色は、ヘブンリーブルーアントシアニン(HBA:このあとたびたび出てきます)という色素による着色です。アントシアニンはオレンジ色から青色まで、幅広い色の花や果実に含まれる色素です」

研究には長い歴史があるようです.

アサガオの突然変異を使った研究は、メンデルの法則が日本に伝えられた、およそ100年前にスタートしました。その後、とくに2人の日本人が精力的に研究を進めて、200以上の突然変異をおこした遺伝子を報告しています」とのこと.

最近では遺伝子レベルでの研究が更に進んでいるようですが,内容はかなり高度.私には理解できないところがたくさんあります.

でも,このサイトには,遺伝子の突然変異で,色・模様が異なる12種類もの花が咲いている写真も掲載されています.花を見るだけでも面白いので,ぜひ一回閲覧を!

江戸時代から何回かブームを起こしたこの花の歴史を感じさせます.

アサガオへ寄せる日本人の執念?を見るには,他にもアサガオホームページ  ふしぎなかたちの変化朝顔(へんかあさがお)図鑑 - NAVER まとめ なども.後者からの写真を一枚お借りした載せておきます.

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 色の決まり方については,時間があるときにもう少し内容を詳しく読んで,分かるところをこの下に書き加えていくつもり----ですが,挫折する可能性も大ですね.「時間がないかない」という理由をつけて.