今日は涼しく、真夏のような天気は終わるとの予報は大当たり。これほど雨が降るとは予想外でしたが----。
三四日前、秋明菊が咲き始めました。何株かあるうち、比較的日当たりの良い一株、濃いピンクのものだけで、私の好きな白など、他の株は今日もまだ咲いていません。
10年以上前にフラワーアレンジメント大好きの友人から、すてきな花として教えてもらいました。当時はそれほど多く見かける花ではなかったように思いますが、今や、花を愛でる方々の庭の定番となっているような気がします。我が家もしかり。
菊という名前がついていても、菊ではない。とは聞いていました。調べてみるとキンポウゲ科イチリンソウ属。イチリンソウ属の英語表記はAnemone。アネモネの仲間なんですね。英語圏では Japanese anemone と呼ばれているらしい。
「菊に似ているとは思えない。日本人は何にでも菊とか桜って名前をつけるんだから---。」とは私の感想。
でも、これはやや勇み足気味の感想でした。
現在出回っているものは改良種が多く、もともとは「貴船菊」を秋明菊と呼んでいたとのこと。貴船菊として検索すると----。なるほど菊に似ている八重花です。
この記事では、原種は八重(現在「貴船菊」と呼ばれているものに近い?)で、後から一重のものが出回ってきたような書き方です。もしそうならば、比較的珍しい例なのでは?しかし、別種のイチリンソウの姿と一重の秋明菊とは類似点が多い気がします。園芸種の元をたどるのは難しいのでしょうね。