読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

太田治子「太宰と中原中也の大きな違いは,太宰はいつも死のうと思っていた.中也さんは生きようとしてた人なんです.だから私は中也さんの方がうんと好きですね」磯野アナ「娘さんでも---」太田治子「中也はやっぱり生きたいと思っているという.そこに,やっぱりどんな絶望していても,そこから生きようとしている,その強さ,弱さの中の強さに私は,とても惹かれるんですよね」(中原中也「少年時」評)「中原中也詩集」(4)

太宰と中也 礒野アナ「太田さんは,作家太宰治の娘さんなんですね」 伊集院「この番組で斜陽を取りあげさせていただいたんですけれども,その時いろいろ勉強しまして,まあ,モデルといいますか,主人公と言いますか,その原案と言いますか,その流れをくむ-…

風が立ち,浪が騒ぎ,無限のまへに腕を振る.中原中也「極めて個人的な体験である一人の女性との別離が,その個人の悲しみを超えて,八十年以上も経った今,東日本大震災後の人々の悲しみにもつながっていく.中也の言葉にはそのような普遍的な力があると思います」太田治子 NHKテキスト「100分de名著 中原中也詩集」(3)

学生の頃,親しい友がランボーと中原中也を深く愛していました.一方の私は----,中也どころか詩そのものに全く触れることもなく,時々友人の話を聞くだけ. あれから何十年も経った今,たまたまテレビドラマで中也の朗読を聞きました. NHK山口発地域ドラマ…

『夏の夜の博覧会はかなしからずや』その時よ,坊や見てありぬ その時よ,めぐる釦(ぼたん)を その時よ,坊やみてありぬ その時よ,紺青(こんじょう)の空!  「『その時よ,坊やみてありぬ』.『その時よ』の繰り返しで,この時というのは最も幸福な一瞬で,それを永遠のものにせずにはおかない,最も幸福な一瞬を言葉の力で永遠に留めたいっていう,中也の気迫みたいなものがあって」穂村弘 「死」を「詩」にする「中原中也詩集」2 NHK Eテレ100分de名著「中原中也詩集」(2)

「中原中也詩集」 NHK Eテレ 100分de名著 第4回 「死」を「詩」にする 1月30日放送 指南役 太田治子さん ゲスト 穂村弘さん 朗読 森山未來さん 名著61 「中原中也詩集」:100分 de 名著 宝石とか月のかけらとか--そんな別の存在感を持ち始める“落とされ…

宝石とか月のかけらとか--そんな別の存在感を持ち始める“落とされたボタン”:月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際(なみうちぎわ)に、落ちていた(月夜の浜辺 より) / 「悲しみ」と「さみしさ」をつむぐ 「中原中也詩集」第3回 NHK Eテレ100分de名著「中原中也詩集」(1) 

NHKドラマ「朗読屋」は,陰の主役は中原中也の詩といってもよいストーリーで,全編を通して九編の詩が効果的に配されていました. NHK山口発地域ドラマ「朗読屋」(1) - yachikusakusaki's blog NHK山口発地域ドラマ「朗読屋」(2) - yachikusakusaki's …

青い手帳を開くマモル「月夜の晩に、ボタンが一つ  波打際(なみうちぎわ)に、落ちていた. それを拾って、役立てようと  僕は思ったわけでもないが  なぜだかそれを捨てるに忍びず  僕はそれを、袂(たもと)に入れた」NHK山口発地域ドラマ「朗読屋」(3)

ある日突然,妻に去られ,眠れない日々を過ごす主人公西園寺マモル(吉岡秀隆).去った妻からの初めての電話で「24時間図書館」の存在を知り探し当てます.そして,司書のひとみ(吉岡里帆)から,老婦人小笠原玲子(市原悦子)への朗読の仕事を紹介されま…

早川(緒川たまき)「大切な人を思って詩を読めば,自ずと声に優しさが含まれるものですが,あなたにはそれがない.それとも優しさがなくて,大切な人を失った?」 / マモル(吉岡秀隆)「忘れ物をみつけたら,直ちに捨ててくれって言われました.でも,どうしても捨てられなくて.彼女が去ってから,うまく眠れなくなりました.眠れない布団の中で,彼女がいた頃の風景を思いだそうとしました.狭い部屋ですれ違うと,ほんのり漂う彼女の匂い---.好きだったはずなのに,思い出せませんでしたNHK山口発地域ドラマ「朗読屋」(2)

ある日突然,妻に去られ,眠れない日々を過ごす主人公西園寺マモル(吉岡秀隆).去った妻からの初めての電話で「24時間図書館」の存在を知り,夜間,バイクに乗って捜しに出かけます. あらすじ|山口発地域ドラマ「朗読屋」|NHK山口放送局 NHK山口発地域…

西園寺マモル(吉岡秀隆)「捜せばある.あると思えばある.みつけられる人にはみつけられる---あっ」/ 沢田ひとみ(吉岡里帆)「あの,図書館の仕事ではないのですが,別の仕事なら,叔母の働いているところで,朗読する人を捜しているようで,どなたかいい人いないかって.----印象的な声なので」NHK山口発地域ドラマ「朗読屋」(1)

山口県が生んだ詩人・中原中也の詩を軸に.美しい風景と詩の朗読が響き合うファンタジックで心温まる物語です. ある日突然,妻に去られ,眠れない日々を過ごす主人公. 深夜,ひょんなことから“24時間図書館”を訪れたことをきっかけに,物語は動き始めます…

「蝶と風と,壁と」朝日新聞''耕論'': モハメド・アリの死去,ボブ・ディランのノーベル賞,ドナルド・トランプの勝利 そこから見えてくるものは?

2016年の報道スペシャル番組/記事の主役は? 芸能ニュースであればSMAPでしょう.オリンピック金メダリストも沢山取りあげられていました.私をいつも元気づけてくれてきたIchiroのメジャー3000本安打も忘れられません.社会/政治ニュースでは大隅良典博士.…

各国クリスマス料理: 七面鳥/川魚/鶏,クリスマスプディング/クリスマスケーキ,ワンタンも? ヘロヘロとワンタンすするクリスマス 秋本不死男/ 食をうたう(原田信男)  

今日はクリスマス. 何故か,ながら視聴していたテレビから「what a wonderful world 」が二回も聞こえてきた1日.いずれもドラマの挿入歌として使われていました.クリスマスとは関係のない曲ですけれど,クリスマスに聞こえてきても違和感のない曲. Loui…

ショウブは菖蒲ではない.アジサイは紫陽花でない.それから,ハギも萩ではない.---草や花や樹の漢名は,人がその名で,何を胸底に畳んできたか, 記憶の名,長田弘「花の名を教えてくれた人」

「ハギは萩ではない」? 漢字を知ることで、対象を理解できることがよくあります。 植物の名前は、カタカナで書かれますが、おそらく植物学での約束ごと。ハギは萩の方がわかりやすいし、より一般的でしょう。でも「ハギは萩ではない」と言われたら--- Amazo…

新書より 「わたしたちにとって大切な概念を,誰にむかって,どう演奏するか.なにより国境を越えた概念の共有が求められなければ,たやすく過つ(あやまつ)だろう.そう思うのです」 長田 弘「国境を越える言葉」なつかしい時間(岩波新書)より

長田 弘「国境を越える言葉」なつかしい時間(岩波新書1414) より -----略 言葉以上におたがいを非常に親しくさせるものはありません.にもかかわらず,その言葉を共有しないとき,あるいはできないとき,知らない国のまるで知らない言葉がそうであるように…