草花/樹木/作物/季節・ガーデン

ヒガンバナを食べるハマオモトヨトウを発見.しかし,ヒガンバナは,葉がない状態でどうやって開花時期を知るのでしょうか?秋の花は,「次第に短日になる」ことを察知して花成ホルモン・フロリゲン(FTタンパク質)が誘導され,葉から茎に移動---.ヒガンバナには当てはまりませんね.「球根内部で花芽形成.土の温度を感知」「バーナリゼーションも必要」なことは分かってものの,フロリゲンの関与の仕方等,不明なことも多いようです.

我が家の庭で,咲き誇っているのは,クジャクアスターやパイナップルセージですが--- 「元気だなっ」と最も感じさせてくれるのは,スイセンとヒガンバナの葉っぱ. スイセンはこれから花を咲かせる準備段階. ヒガンバナは,花茎だけを延ばして開花した後,…

季節外れの花が咲いていました.初夏に咲くバイカウツギ.春先に咲くスミレ.”狂い咲き”. こう書いて--- 「話し言葉ならま〜いいとしても,ブログに載せるのに,少し抵抗感がある. 他の言い回しはないのか?」 調べてみました.代替できる言葉として“返り咲き/返咲”が見つかりました.より古くから用いられ,英語reflorescence の日本語訳にもなっていました.これからこの言葉を使いたいのですが---理解してくれる方がどれ位いるのか?

昨日・今日は,本格的な秋晴れといってよい天候でした. 我が家の庭の秋の定番,真っ盛りなのは クジャクアスター, パイナップルセージ(サルビア・エレガンス). 二週間前に播いたビオラも芽を出してくれました. 今年も,遅れに遅れた種まきでしたが--- …

白菜基本情報2  1. 白菜は白くない? 現在の主流は黄芯白菜.市場を席巻するようになったのは,1980年代になってからのことだそうです.「ハクサイは白いから白菜なんだ」と言っていた種苗会社も,こぞって黄色いハクサイを育成しています.2.白菜の栄養 「白菜には目立った栄養素はない」と言われていますが,「野菜に期待される栄養素は,まんべんなくもっている」 「大量に食べることが出来る」 この二つの利点を忘れてはいけないように思います.

昨日 yachikusakusaki.hatenablog.com に続く「白菜基本情報2」です. 今日も以前のブログ はくさい3 白菜の花は菜の花.「白菜はカブとツケナの交雑によって中国で生まれた」とされています.日本での結球白菜の栽培史は,初め苦労の連続.そして,現在の…

白菜基本情報1 白菜の起源と名前:白菜は中国生まれ.結球したものは清の時代に生まれたという説が有力.中国/日本ともに白菜,英語ではchinese cabbageの他,napa cabbageもよく使われています.学名Brassica rapaを始めに使われたカブの一品種とみなされることも:カブ,ハクサイの他, アブラナ,コマツナ,ノザワナ,チンゲンサイ,ターサイ.全て同一種Brassica rapa! (以前とりあげた内容とほぼ重なります)

昨年2月,白菜のあれこれについてまとめたことがあります. その時は, “おかわり!にっぽん(NHKBS)”に続けて. http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/02/20/013011 http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/02/21/032530 もう一…

はくさい1 まんぷく農家メシ「ほっかほか!白菜を使ったごちそう満載! 長野・小諸市」 1軒目「生で食べるならコレ!白菜の◯◯◯サラダ」“日当たり良好で,甘みのある白菜がとれる” 「お尻の所をサクッと切って---こんな感じで」「甘い!果物みたい」 料理①:白菜の中華風サラダ; 「じゃこをごま油で炒めて,それをジャっと千切りにした白菜にかけるだけなんです」 「なるほどなるほど.聞いてるだけで,おいしいんですけど」「うまい!この白菜の甘みと,ごま油の香りが,非常にお口の中で,いい感じですよ」

「始まりました.まんぷく農家メシでございます.梅沢さん.長野県の小諸市でございます」「はい」 長野県 都道府県から地図を検索|マピオン 「これ,景色いいでしょう?」「すばらしいですね」 「浅間連峰」「はい」 「一番右が山二つありますでしょ.トゥ…

ガガイモ(カガミ)6 キョウチクトウ科の植物たち 新しい分類では, ガガイモは,キョウチクトウ科イケマ属.キョウチクトウ科の中で最もよく知られている植物といえば,キョウチクトウでしょうか.ガーデニング植物として人気ですが,心不全の特効薬となる有毒成分(いわゆる強心ステロイド)を持つ事でも有名.○○○たちにも人気? ガガイモ近縁植物を食草とする美しい蝶たちがいます.食草由来のアルカロイド系毒物質をもつそうです.長距離飛行でも有名なアサギマダラ.沖縄に行けば逢えるかもしれないオオゴマダラ.

“植物をたどって古事記を読む” シリーズとして, ・「長さ10センチのガガイモの実でできた船(アメノカガミ船)に乗って現れたスクナビコナにまつわる話題」や ガガイモ(かがみ)オホクニヌシ(オホナムヂ)が国を作り固めるとき,力を合わせた神がいました…

ガガイモ(カガミ)5 植物としてのガガイモとその仲間たち1 ガガイモがイケマ属とされたのはごく最近のことのようです.キョウチクトウ科に分類されたのはその少し前.ガガイモは毒性があるとの記載が見つかるものの,複数のサイトで「食べられる」とされています.しかし,レシピを検索しても見つかりませんでした. 大部分の日本人は,まだ,半信半疑なのでしょうか?薬効(強精薬・腫れ物等への塗り薬)もあるとされていますが,実際に使っている方は?どれほど使われていたかも?

昨日までは,“植物をたどって古事記を読む” シリーズとして, ・「長さ10センチのガガイモの実でできた船(アメノカガミ船)に乗って現れたスクナビコナにまつわる話題」や ・「ガガイモの名称と漢字」を取り上げてきました. 今日・明日は,締め括りとして…

ガガイモ(カガミ)2 長さ10センチのガガイモの実でできた船(アメノカガミ船)に乗ってきたスクナビコナ.誰も,この神の名前を知りません. そこで,「クエビコがかならずや知っておりましょう」と進言したのが,タニググ.タニグクはヒキガエルのこと.祝詞によれば,地の果てを支配する神.万葉集でも,「たにぐく のさ渡る極み」詠まれ,「ヒキガエルが這って行く地の果てまで」の意を表しているとのことです.“植物をたどって古事記を読む” ガガイモ

“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 取り上げている植物は “ガガイモ(かがみ)” オホクニヌシ(オホナムヂ,アシハラノヨコヲ)の国づくりを助けたスクナビコナ. 長さ10センチの…

ガガイモ(かがみ)オホクニヌシ(オホナムヂ)が国を作り固めるとき,力を合わせた神がいました. 名はスクナビコナ. “アメノカガミ船”に乗ってやって来て,国づくりを助け,“ふっと常世の国に渡ってしまわれた” と挿話のような形で語られています.カガミは,ガガイモのこと.10センチほどのガガイモの実を二つに割ると船のような形をしています.スクナビコナは小さな大地の神の意をもつ子人神でした.  “植物をたどって古事記を読む”  

“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. ガガイモ(かがみ) 八十の神々を追い払い遠ざけ,葦原の中つ国(=地上世界)の主となったオホクニヌシ(オホナムヂ,アシハラノヨコヲ). …

ギンモクセイ銀木犀/モクセイ 金曜日の大雨とはうって変わった穏やかな秋の日曜日.大仏殿での展覧会を見た後,銀木犀に出会いました.近くではっきりと見たのは今回が初めてです.穏やかな気持ちにさせてくれる花.とても気に入りました.モクセイの基本種で,今が盛りのキンモクセイは,銀木犀の変種扱いだそうです.かなり大きな樹の根元にはぎざぎざの葉が芽を出していました.どこにでもある樹の子供だと思いますが---,特定するには力不足.もっと早くから植物に興味を持っていたら---.

4日前,日曜日に,久しぶりに鎌倉大仏を訪れました. 展覧会を見るため. なんと,鎌倉大仏の後方を取り囲む回廊の壁を利用した,ぜいたくな展示でした. 金曜日の大雨とはうって変わった穏やかな秋の日.いい時間を過ごさせてもらいました. 一通り見終わ…

今年の気候は,“例年”とは,かなり違っているように思います.我が家の庭の花は,秋の遅れを証言.クジャクアスターは,現在,三分咲き.フジバカマは見頃ですが,七分咲き.パイナップルセージが最も遅れていて,まだチラホラ.それでも,一応,三種咲きそろって,秋だな〜と言える庭になりました.

強力な台風が続けて到来. まだ被害の全容すらつかめない中,やや小ぶりな台風が二つ. 梅雨が長かったかと思えば,残暑も長く---,そして,台風. いつから夏になったのか? 思い出せません. そして,いつ夏が終わったのか? よく分かりません. 今年の気…

葡萄 “葡”も“萄”も,葡萄牙(ポルトガル)を例外として葡萄以外にはほとんど使われません.そして,”葡萄”には日本語の読み方が二とおりあります.”ぶどう”と“えび”.“えび”という読みは,現在でも”葡萄色”,“葡萄蔓”として残っています.葡萄色は「やや赤味をおびた紫色という表現がふさわしいようである.吉岡幸雄 」 ヤマブドウやエビヅルの古名が葡萄葛(えびかずら)だそうです.

今日は,葡萄という漢字について,調べてみました. 内容が入り組んでいて,うまくまとめられませんでしたが--- 葡萄. なぜか,レトロな感じを抱いてしまう漢字.“葡”も“萄”も,葡萄以外にはほとんど使われないせいでしょうか. 葡萄牙ポルトガルにも,使わ…

ぶどう まんぷく農家メシ!勝沼町のぶどう1 「下も---ここまで運転してきましたけども,ブドウ,ブドウ,ブドウ,ブドウ」「袋かぶってるから,もう取り頃だとか,わかんないんじゃないですか?」「ほぼ,もう色がきてれば,こう触ってみれば」「何を見て120点なんですか?教えて下さい」「球張り,色,粒つきも揃ってる」粒の数は大体同じ:ブドウが小さいときに,粒の数が35個ぐらいになるように間引いているんです.「自分で収穫した味はどうですか?」「いや,うまいわ.酸味もふや〜っとした」

NHK BSプレミアム 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! 山梨県甲州市勝沼町の「ぶどう」 【司会】東野幸治,梅沢富美男,【語り】鈴木奈々 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ! - NHK 山梨県 都道府県から地図を検索|マピオン Google マップ 「…

ヒオウギ(ぬばたま),アカネ(あたね),ススキ.この三つの植物が詠み込まれたオオクニヌシの歌.スセリビメの返歌と並べてみると,なかなか素敵な歌であることがよく分かります.“色ごとにかけても並ぶ神はいないほど” と書き記されたオホクニヌシ.歌は,女性の気持ちを射抜いたもの. さすがです.“植物をたどって古事記を読む”  

“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. ヒオウギ(ぬばたま),アカネ(あたね),ススキ. たのしい万葉集: 緋扇(ひおうぎ)を詠んだ歌 ヒオウギ(ぬばたま)|東アジア植物記|サカタのタ…

ぬばたま “植物をたどって古事記を読む” アカネとススキが詠み込まれたオホクニヌシの歌. この歌に,もう一つの植物が詠み込まれていることを見落としていました.「ぬばたま」.ヒオウギの黒い実のことです.「黒」や「夜」,またその他の「黒」をイメージさせる言葉を導きます.“ぬばたまの くろきみけしを まつぶさに 取りよそひ おきつとり むな見るとき はばたきも これはふさはず”.

“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. アカネとススキが詠み込まれたオホクニヌシ(ヤチホコ)の歌. この歌に,もう一つの植物が詠み込まれていることを見落としていました. しかも冒頭…

アカネとススキ “植物をたどって古事記を読む”  古事記では,オホクニヌシ(ヤチホコ)が,妃のスセリビメ(スサノヲの娘)に送る歌の中で登場.アカネ: 山の畑に 蒔いたアカネを臼で搗(つ)き 染め粉の汁で 染めた衣を すきもなく 粋に着こなし.ススキ :山のふもとの ひと本(もと)ススキよ 首をうなだれ お前が泣くさまは---. 

“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 今日取り上がるのは アカネとススキ 名前はよく知られたこの二つ. アカネ. 植物としてはなじみがなくても,あかね色は聞いたことがある色名. アカ…

毎年お彼岸には開花するヒガンバナは一週間遅れで花を咲かせ,現在最盛期をやや過ぎたところ.フジバカマは,つぼみが膨らんでいますが,まだ咲いていません.女郎花月(旧暦7月)を過ぎ,オミナエシはもう最後の姿.現在旧暦9月は菊月とも.菊の代わりに?育てているアスターは花を開きはじめています.真っ盛りなのは八重のムクゲ,ユーフォルビアダイアモンドフロスト,栄養系トレニア.そして,実をつけたボケに,なぜか,花が一輪

10月に入っても,気温の高い日が続いています. 秋の到来が少し遅れている? 毎年お彼岸には開花するヒガンバナは一週間遅れで花を咲かせ,現在最盛期をやや過ぎたところ. 我が家で秋の季節を確実に知らせてくれる花,フジバカマ. つぼみが膨らんでいます…

ビール8 ビールに用いられるホップの「毬花」は花ではなく,雌しべが落ちた後にその根元から成長した苞(花を付けた茎に出来る葉)のあつまり.この苞の茎部などにできた黄金色の粘り気のある顆粒ルプリン.このルプリンが持つ苦み質と香物質がビール独特の味・香りに欠かせません.ホップは日本にも生育していました.カラナハソウです.ホップと同種で現在は変種扱い.栽培種のホップは100品種以上あるそうです. 参考 松の雌花と雄花

ビールづくりに用いられるホップは,「毬花」と呼ばれる部位. “きゅうか”とふりがなが付けられている場合がほとんどですが,“まり花”と書かれているサイトもありました. この毬花は,実は「花では無い」とのこと. 不思議な命名の仕方ですね. ホップの栽…

ビール7 ホップはいつから使われるようになったか?:初めての記録は9世紀フランス.ドイツでは11世紀.13世紀になるまで,ビールの風味付けの主役はホップではなく「グルート;多くの種類の苦みのあるハーブや花からつくられる」でした.15世紀にはイギリスのエールビールにも加えられるようになりました.現在ホップの最大の生産国はアメリカ.第二位がドイツ.ビール消費量世界トップの中国は第4位.

現代のビールを特徴付けているホップ. 英語版ウィキペディア等から,ホップがビールづくりに使われるようになった歴史を簡単にまとめてみます. Hops - Wikipedia The History of Hops | Dogfish Head Alehouse https://www.britishhops.org.uk/hops/histor…

ムクノキ3 ムクは椋ではない.「椋」の本来の意味はチシャノキ .ムクノキのもう一つの漢字は樸樹.むらがりしげる樹?/ そして,ホオノキは朴の木ではない. / さらにエノキは榎ではない.この話題は続けようと思えば,どこまでも続けられそうです.

“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ” として,ムクノキを取り上げてきましたが,その過程で寄り道して調べた番外編が,今日の話題. 題して 「ムクは椋ではない」 椋の木・樸樹から連想した…

ムクノキ1 古事記に出て来るのは,ムクノキ自体ではなく,椋の実.「黒く熟してしわの寄った実は,干し柿のようで甘くて美味しい」スサノヲに試されたオオクニヌシは,スサノヲの頭のムカデを取り除こうとするのですが,機転を利かせたスサノヲの娘が椋の実と赤土を食べることをすすめます.

“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. https://www.amazon.co.jp 今日取り上げるのは椋. ムクドリではなく--- 椋の木1 ムクノキを実際に見たという,確かな記憶がありません.恥ずかしい…

パイナップル あれこれ ▽英語pineappleは,もともと「松かさ」.他のヨーロッパ言語ではananas.松かさの英語は今は“pine cone”. ▽世界の産出量はマンゴーの約1/2.マンゴーの方が多いんですね.知りませんでした.▽パイナップル科はガマ科の近縁.不思議な感じです ▽多数の栽培品種があるものの,食べられている種はAnanas comosus のみ.パイナップル科には,他に,美しく目立つ花を付ける種が沢山あります.

昨日マンゴーについて書いている内に,同じくトロピカルフルーツの代表の一つ,パイナップルについて,思いつくまま調べはじめてしまいました. 収まりがつかなくなり--- 今日は,パイナップルについて,あれこれ雑多な情報を-- パイナップル あれこれ Pinea…

マンゴー1 なかなか食べる機会が少ないマンゴー.しかし,最近国産の「完熟マンゴー」が人気.パイナップルには及びませんが,かなりの量のマンゴーが,日本で収穫されている!計算上は,日本で出回っているマンゴーの約1/3は国産.マンゴーは,ウルシ科で,ウルシと同じウルシオールというかぶれの原因物質を持っている要注意果物ですが,大好きな果物です.

一時期,余り食べなくなっていた果物類. 最近は毎日食べています. 食事の支度をする立場になって,料理がやや見栄えしなくても,果物をつければ豪華に見える. というのが一番の理由ですが---- 好きな果物で,余り食べていない(機会が少ない)ものに,マ…

ガマ(蒲)2 八十の神がみとオホナムヂ(オホクニヌシ)は,稲羽のヤガミヒメを妻に娶りたいと思い,稲羽の国へ出かけます. //「その水辺に生えている蒲の穂を取り,その穂を敷き散らして,その上にお前の身を転がし横たわっていれば,お前の体は元の膚のごとくに治るだろう」//このウサギは,ただのウサギではなく,神だったのだと種明かしされる.ウサギ神によって,王になるための,女(稲羽のヤガミヒメ)を得るための資格試験. “植物をたどって古事記を読む”シリーズ(17)

“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. https://www.amazon.co.jp 取り上げるのは,ガマ(蒲). 昨日も話題としました.蒲1http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2019/09/02/00125…

ガマ(蒲)1 ガマ(蒲)は以前は「カマ」.その語源ははっきりしていません.形声文字「蒲」は植物・ガマを指す漢字で,複合語食品名,蒲鉾・蒲焼きは穂に似ていたためと言われています.穂の種の数は約35万.隙間なく並んで穂の軸について一部の種が抜けると,隣り合った綿毛の種が次々と開き,軸から外れて飛び出していきます.ガマの薬効はガマの花粉・蒲黄にあると言われてきました.オオクニヌシが用いたのは,まだ成熟していない花の段階のガマの穂ということになります.

鎌倉おんめさま(大巧寺 だいぎょうじ)の庭には,今年も水鉢の中で育ったガマ(多分 コガマ)が穂をつけていました. たった一つだけでしたが. ガマについては,昨年も取り上げましたが, http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/10/18/022045 …

ムクロジ 鎌倉宝戒寺の“健康無患子守り”は境内の無患子の実.漢字「無患子」は“鬼を追い払い,患いを無(なく)す“ “子(種)”の意味とのこと.羽根つきの球や数珠にも用いられてきました.実が泡立てる作用をもつことは世界的に有名で,英語名はSoapberry,Washnut.// 無患子(むくろじ)の地に落ちたる青き実をいつくしみつつ拾いあつめぬ 土屋文明

鎌倉宝戒寺を散策していると, 「銘木 無患子 むくろじ」と記した石碑 無患子? ムクロジの名は知っていたし,この石碑も見たことはあったのですが---- 記憶はあやふや.ムクロジという植物自体にもほとんど注意を払ったことがない. 漢字も不思議な字を使っ…

鎌倉宝戒寺の萩 本堂の両脇にまだ花は見えません.庭をぐるりと取り囲む萩の中に,花をつけている一枝を発見.今年の第一号.“秋はもうすぐです.でも,まだですよ” といった風情.サルスベリは半分散りかけて,夏の終わりを感じさせます. 庭園が萩で満たされるのも,もうすぐ.

雨の合間に,鎌倉宝戒寺へ.昨日のこと. 萩の寺として有名. 本堂の両脇の緑.下半分は萩です. まだ,花は見えません. しかし,本堂前の庭をぐるりと取り囲む萩の中に,花をつけている一枝を発見. 今年の第一号ですね. “秋はもうすぐです.でも,まだで…

カガチ/ホオズキ(2) 「その目はアカカガチのごとくに赤く燃えて---」古事記の時代から,日本人に親しまれてきたホオズキ.浅草寺ほおずき市には,今も多くの人々が集っています. 今年,主催者予想の段階で55万人/二日間.起源は明和年間(1764〜72)で,四万六千日縁日の一大イベント.京都清水寺の千日詣りでもホオズキが飾られていましたが,何か特別な意味がある?/ ホオズキ属はトウガラシ属と近縁.食べられるホオズキも何種かあります.植物をたどって古事記を読む(16)

“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. カガチ/ホウズキ(1) スサノヲは,また尋ねて, 「そやつの姿はどんなか」と問うと 「その目はアカカガチのごとくに赤く燃えて,植物をたどって古事…

カガチ/ホオズキ(1) スサノヲは,また尋ねて, 「そやつの姿はどんなか」と問うと 「その目はアカカガチのごとくに赤く燃えて,体一つに八つの頭と八つの尾があります.また,その体には,コケやヒノキやスギが生え,その長さは谷を八つ,山の尾根を八つも渡るほどに大きく,その腹を見ると,あちこち爛(ただ)れていつも血を垂らしております」 と答えたのじゃ. 植物をたどって古事記を読む(15)

カガチ/ホオズキ(1) “三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 今日取り上げるのは,ホオズキ. 古事記ではカガチという古名で, “その目はアカカガチのごとくに赤く燃えて” と,あのヤマタ…

楝(あふち)/ 栴檀せんだん 霊園でも花が少ない夏場.サルスベリやアベリアの花の間に,大きく育ったセンダンの緑がとても美しい霊園の午後でした.センダンの古名はあふち(楝).万葉集にも詠み込まれていることがよく知られています.妹が見し楝の花は散りぬべし我が泣く涙いまだ干なくにも 山上憶良 万葉集 巻五・798(802)

昨日,18日. とても暑い1日でした. 我が家の植物たちは暑さ負けで,オミナエシ・セイヨウフジバカマ(ユーパトリウム)を除くと,花を落としています. ハイビスカスも元気がありません.一旦咲き始めたのに,その後の開花はチラホラ. 昼前,買い物ついで…