神話
世界中で愛されているアイリス(アヤメ属). 語源はギリシャ語のÎris “虹”.虹のように美しい花として名づけられました. Îrisはまた,虹の女神イーリス(イリス)としても知られています. 女神イーリスは,ギリシャ神話で主役を演じることはありません.…
世界中で愛されているアヤメ属Iris. dutch iris - Google 検索 german iris - Google 検索 ギリシャ語Îrisは虹を意味し,虹のように美しい花から,アイリスがこの植物の名前となりました(日本百科全書). kotobank.jp また,ギリシャ語Îrisは,ギリシャ神…
ギリシャ神話に数多く登場するニンフ(ニムフ,ニュンペー). 山,水,森,木,場所,地方,都市,国などに固有な神的力を擬人化した精で,若い乙女の形をとって現れます. 名が通ったニンフを取り上げていくシリーズとして, 今までとりあげたニンフは エ…
カヤ 萱 3 “三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ 古事記では,トヨタマビメの出産の場面で登場する“カヤ(萱/茅)”. yachikusakusaki.hatenablog.com yachikusakusaki.hatenablog.com…
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. カヤ 萱 2 古事記では,トヨタマビメの出産のための産屋をつくる場面で登場する萱. “海辺の渚に鵜の羽根を萱(かや)の替わりに屋根と壁とに…
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 今日とりあげるのは カヤ 萱 日本国語大辞典によれば,カヤはススキの意味で用いられることもあるものの,もともとは.“屋根を葺くのに用いる…
一昨日・昨日とりあげた“葦になったシュリンクス”. (葦になったシュリンクス1,2 http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/01/28/234613 http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/01/29/235000 ) Syrinx - Wikipedia 転身物語では,牡…
ギリシャ神話に数多く登場するニンフ(ニムフ,ニュンペー). 山,水,森,木,場所,地方,都市,国などに固有な神的力を擬人化した精で,若い乙女の形をとって現れます. 名が通ったニンフを取り上げていくシリーズ その3はシュリンクス. 葦になったシ…
ギリシャ神話に数多く登場するニンフ(ニムフ,ニュンペー). 山,水,森,木,場所,地方,都市,国などに固有な神的力を擬人化した精で,若い乙女の形をとって現れます. 名が通ったニンフを取り上げていくシリーズ: 前々回はエコー. http://yachikusak…
カツラは神の依りつく木; 古事記では--- アマテラスの使者のキジのナキメが止まり, 釣り針を探してワタツミの宮へ行ったホヲリ(ヤマサチビコ)が登ってトヨタマビメを待っていました. http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/01/24/222554 ht…
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 古事記では,二つの場面で登場するカツラ. http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/01/24/222554 1. アマテラスが「この葦原の中…
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 今日とりあげるのは カツラ 愛らしいハートの形の葉で知られ,秋の紅葉も美しい. カツラとは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版 【…
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 竹2 (竹1 http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2020/01/22/231333 ) ホヲリ(ヤマサチビコ)に与えられた「タケを隙間なく編んだ…
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 今日とりあげるのは タケ 古事記には,タケは幾度となく登場するようです. 上記口語訳古事記の索引によれば,5カ所. ほかに,タケノコ=タ…
オウィディウスMetamorphosesに描かれた「アキスとガレテアの恋物語」 〈田中秀央・前田敬作訳 / オウィディウス 転身物語 / 人文書院 より〉 1. オウィディウス「アキスとガレテアの恋物語」の前章には,英雄アエネアスの航海が描かれていきます. 上陸した…
オウィディウスMetamorphosesに描かれた「アキスとガレテアの恋物語」1 〈田中秀央・前田敬作訳 / オウィディウス 転身物語 / 人文書院 より〉 なお,本ブログで取り上げてきたギリシャローマ神話は,登場人物をギリシャ語名で表記してきましたが,Metamorph…
キュクロープスのポリュペーモスに恋慕され,アーキスと恋におちてしまうガラテイア(ガラテア). ポリュペーモスは,嫉妬の駆られ,若者を岩で押しつぶしてしまいます.--- ガラテイア1 名が通ったニンフを取り上げるシリーズの2回目としてとりあげるの…
ギリシャ神話に数多く登場するニンフ(ニムフ,ニュンペー). 山,水,森,木,場所,地方,都市,国などに固有な神的力を擬人化した精で,若い乙女の形をとって現れます. 名が通ったニンフを取り上げていくシリーズ: 前回はエコー. http://yachikusakus…
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. ワカメ オホクニヌシが治めて後,葦原(あしはら)の中つ国は,にぎわって穏やかな暮らしが長く続いていました. ところが,ある時,高天の原…
「美少年ナルキッススとエコ」 田中英央・前田敬作訳/オウィディウス・転身物語(人文書院)より 昨日の続きです yachikusakusaki.hatenablog.com 前回のあらすじ 美少年ナルキッススとエコ(1) http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2019/11/20/23…
echo/ēchṓ(山びこなどを含めた”反響”)を擬人化した山のニンフ(ニムフ,ニュンペー,ニュムペ) エコー(エコ,エーコー). Echo (mythology) - Wikipedia 牧神パーンとの逸話も残されていますが, http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2019/11/…
昨日,ニンフって何者と調べたのに続き, yachikusakusaki.hatenablog.com 名が通ったニンフを何回かのシリーズとしてとりあげていこうと思います. 先ずはじめは,誰もがその名を知るニンフ. エコー(エーコー,エコ). ランダムハウス英語辞典echoでは,…
ギリシャ神話では,おおぐま座は,ヘーラーによって牝熊に変身させられたカリストーとされていますが,天空では対をなすこぐま座は,幼いゼウスを養育したニンフ(ニムフ,ニュンペー)とするのが一般的. yachikusakusaki.hatenablog.comhttp://yachikusak…
こぐま座(こぐま座,Ursa Minor) 北極星(Polaris)をα星としてもつ,誰もが知っている星座. 星座図鑑・こぐま座 もちろん,日本からはどの季節でも見ることが出来ますが,春の星座とされるのが一般的なようです. 春の星座 夏の星座 秋の星座 冬の星座 …
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. オホクニヌシ(オホナムヂ, アシハラノヨコヲ)の国づくりを助けたスクナビコナ. 小人神で,現れたときに乗っていたのがアメノカガミ船(天之…
オホクニヌシ(オホナムヂ)の国づくりを助けたスクナビコナ. 長さ10センチのガガイモの実でできた船(アメノカガミ船)に乗り, ガガイモ - Wikipedia “ヒムシの皮をそっくり剥いで,その剥いだ皮を衣に着て依り来た”「小さい大地の神」.小人神でした. …
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 取り上げている植物は “ガガイモ(かがみ)” オホクニヌシ(オホナムヂ,アシハラノヨコヲ)の国づくりを助けたスクナビコナ. 長さ10センチの…
“三浦祐介訳・注釈 口語訳古事記[完全版]文藝春秋” をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. ガガイモ(かがみ) 八十の神々を追い払い遠ざけ,葦原の中つ国(=地上世界)の主となったオホクニヌシ(オホナムヂ,アシハラノヨコヲ). …
おおぐま座とうしかい座 5 北天に相並ぶ二つの星座,おおぐま座とうしかい座. 星座図鑑・おおぐま座 星座図鑑・うしかい座 古来,つながりの深い星座とみなされてきました. 例えば ▽古代メソポタミア; おおぐま座はワゴン(四輪の荷車),うしかい座は軛…
昨日のブログで触れたように, おおぐま座とうしかい座は,共に古代メソポタミア(バビロニア)においても星座として認められていました. ただし,古代ギリシャと古代メソポタミアでは星座名の意味する内容は異なり,また,おそらく各星座を構成する星々も…