時事・社会

新型コロナウイルス感染はピークを越えつつあるようですが,現在でも世界で一日150万人が新たに感染し,一日7000人以上の死者が報告されています.オミクロン株は,日本でも今までにない感染爆発を引き起こし,現在でも一日6000人以上の新規感染と200人以上の死亡者が報告されています.そして,第6波の死者数は,これまでのどの感染拡大の波より多く,8000人以上の死者数が予測されています.規制の継続は当然で,流行が収まっても,新しい変種の出現に備え気を緩めるわけにはいかないようです.

ロシアの独裁者によるウクライナへの理不尽な侵攻は,更に悲惨な状況を生みそうな気配で,胸が痛みます.あの独裁者は一体何を考えていて,どこまでいけば止まるのか? 一方,世界を覆っている新型コロナウイルスパンデミック.こちらは,全体の感染はピーク…

新型コロナウイルスの複数の動物への感染が知られており,動物からヒトへの感染も報告されています.アメリカでは,オジロジカへの広範囲の感染が注目されてきましたが,新たにシカの集団内で高度に変異したとみられる株がみつかったことが報告されました.今後,パンデミックが収まったように見えたとしても,コロナウイル ス に対してはかなり長期間にわたり関心を持ち続けざるを得ないということでしょう.

新型コロナウイルスの起源はやはり武漢の市場だった可能性が高いという研究報告がありました. Your Monday Briefing: Ukraine Agrees to Talks - The New York Times https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/02/28/235052 ただ,まだ動物は特定…

新型コロナウイルスの第6波で,致死率が重症化率を上回る現象が起きている.第5波と比べて免疫が低下した高齢者の感染が増加.体力のない高齢者は人工呼吸器など負担のある治療を受けられず,新型コロナ重症者の定義から外れ,「軽症」扱いで亡くなるケースが後を絶たない.現場の医師は「医学的には重症なのに,統計に表れていない」と訴える.東京新聞  2つの大規模な新しい研究が,コロナウイルスのパンデミックの発祥地が中国・武漢の市場であることを指摘しています.ニューヨークタイムズ

今日の話題は,新型コロナウイルスに関連したニュース二つ. 一つは現在の第6波では,新型コロナウイルスでの死亡率が重症化率を上回っているという怪.東京新聞の記事を抜粋させて頂きます. もう一つは,新型コロナウイルスの起源はやはり武漢の市場だっ…

三回目のワクチン接種(ブースター接種)が急がれています.しかし,疑問はつきません. 今接種しているワクチンは,元の新型コロナに対するもの.そもそも効かないのでは? 3回目が終わっても,また4回目・5回目と際限なく打ち続けなくてはいけないのか?  ニューヨークタイムズは「免疫力に関する朗報 新たな研究結果によると、数ヶ月、あるいは数年の間、ブースターが多くの人々を保護し続けることができる。」と題する記事を掲載しています.

オミクロン株による死者が増加し,第5波を上回ったことが報道されています. www3.nhk.or.jp ワクチンによる感染防御力が弱まってきているところへ,免疫を回避する能力が高く感染力が強いオミクロン株が襲ってきたためで,三回目のワクチン接種(ブースタ…

新型コロナウイルスによる1日の死亡者数は,7日間平均でも過去最多を更新し,増え続けています.オミクロン株の高い感染力が高齢者施設等を直撃し,クラスターの件数は,過去最多.なぜ,過去の教訓を活かすことができなかったのか?都道府県別に見ると大阪府の惨状は目に余るものがあるようです.大阪府は何かがおかしいと思わざるを得ないのですが---

オミクロン株の感染拡大はピークアウトしたように見えます. COVID-19 Data Explorer - Our World in Data しかし,1日の死亡者数は,7日間平均でも過去最多を更新し,増え続けています. COVID-19 Data Explorer - Our World in Data 【都道府県別】人口…

新型コロナウイルスによる1日の死者数が2日続けて過去最多となりました.今後,7日間平均の死者数も更に増え,過去最多となる可能性は大いにあります.これだけ感染すれば,死者が増えるのも当然と言えば当然.「最初に武漢市で見つかったオリジナルの新型コロナウイルスやアルファ株と同程度の病原性」「感染スピードが断然速い」「従来のワクチンでは,発症を予防できない(ただし,重症化はかなり抑えることができる)」:オミクロン株は本当に恐ろしい変異株なんですね.

オミクロン株の感染爆発により,新型コロナウイルスによる1日の死者数が過去最多となりました. これだけ感染者が増えれば死者数も当然増える----. しかし,過去最多とは! 読売新聞 2022/02/09 20:54 https://www.yomiuri.co.jp/national/20220209-OYT1T5…

「オー,ディア 」7月に米国農務省が行った調査では、イリノイ州、ミシガン州、ニューヨーク州、ペンシルベニア州の鹿の40%にウイルスの抗体があることが判明しました.その後の調査では、アイオワ州のオジロジカの60%が感染していたと報告されています.ニューヨークタイムズ  「くしゃみをしたハムスターはどのように香港でのCOVID流行に火をつけたか」 ハムスターは,SARS-CoV-2を人間に伝播させたことが知られてた2番目の種である.Smriti Mallapaty, Nature

新型コロナウイルスが,人間だけではなく,動物の間にも広がっていることは知られていましたが,この問題についての新たな情報が報道されています. ニューヨークタイムズは,野生のオジロジカへの感染が急速に広がり,例えばアイオワ州では60%のオジロジカ…

従来の変異株に見られないような多数の突然変異をもつこのオミクロン株が,どのようにして進化したのか? 科学者たちがその過程を明らかにしようとしていますが,なかなか手強そうです. Natureのニュース記事によれば,現在その進化の過程の仮説としては三つの説があるとのこと.どれがよりありそうな説なのか,まだ不明で,最終的に決定できない可能性もあるそうです.「オミクロンはどこから来た?3つの重要な説」Nature

新型コロナウイルスとして今までにない感染拡大を引き起こしているオミクロン株. 世界レベルでは,感染拡大のピークを越えたように見えますが,日本ではまだ広がっていきそうな気配をみせています. 従来の変異株に見られないような多数の突然変異をもつこ…

エンデミックであること(endemicity)が穏やかで必然的なものであると考えることは,間違っているというよりも,危険なことです.それは,予測不可能なアウトブレイクの波を含め,人類が今後何年も病気に悩まされることを意味します.それよりも,ウイルスが我々の裏をかく機会を与え続けた場合,事態がどれほど悪化するかを考える方が生産的です.そうすれば,そうならないようにもっと努力することができるかもしれません.Aris Katzourakis Nature

エンデミック(endemic)という言葉を目にするようになりました.パンデミックの収束と絡めて使われることが多いと思います. 大辞泉によれば: エンデミック(endemic) 医療・公衆衛生で,ある感染症が,一定の地域に一定の罹患率で,または一定の季節に繰…

「ノセボ効果(Nocebo effect)」:新型コロナワクチン注射への反応の3分の2はワクチンが原因ではないとの研究結果が発表された.Covidワクチンを接種した後に起こる一般的な副反応の3分の2以上は,ワクチンそのものではなく,プラセボ効果の負のバージョンに起因すると研究者たちは主張している. 米国の研究者らがコビットワクチンの12の臨床試験データを調査したところ,「ノセボ効果」が1回目の投与後の一般的な副反応の約76%,2回目の投与後の約52%を占めていた.the Guardian

オミクロン株の感染拡大が続き,三回目のワクチン接種が急がれています. 三回目のワクチン接種の効果は絶大であることが,アメリカCDCから報告され,順番が来たら是非とも打ちたいという方が多くなっているかと思われる一方--- https://www3.nhk.or.jp/news…

パンデミックによる実際の死者数を推定するために有効な方法としては,平均年死亡者数との差=過剰死亡推定値から算出する方法があります.この過剰死亡を正確に知るこのと困難さと,いくつかのモデルから算出された数値をネイチャー誌がニュース記事として報告しています.「2022年1月までに,パンデミックによるCOVID-19の公式死亡者数は世界で550万人に達しています.しかし,モデルによれば、2020年に入ってから,その2倍から4倍の過剰死亡が発生しています」

オミクロン株の出現により,世界の新型コロナウイルス感染者数は急増し,累計で3億人を超え,1日350万人になろうとしています. COVID-19 Data Explorer - Our World in Data 死者数は累計で5百万人を超えましたが(555万人/1月18日まで),1日の死者数は…

世界の新型コロナウイルス感染者数は,1日300万人に近づいています.かなりの割合がオミクロンと推定されます.従来株へのワクチンがオミクロンによる重症化を防ぎ,また弱くなった発症防御力もブースター接種でかなり補うことができることがわかっています.しかし,最も広く接種されている不活化ワクチンにこのような効果があるのかどうか?「不活化ウイルスワクチンは,感染を阻止する抗体を,もしあったとしても,ほんの少ししか作りませんが,それでも重篤な疾患を予防できる可能性があります」ネイチャー

オミクロン株が世界的な猛威を振るっています. 世界の新型コロナウイルスの新規感染者数は,従来の記録を大幅に上回り,1日300万人に近づいています.このうちのかなりの割合がオミクロンと推定されます. COVID-19 Data Explorer - Our World in Data 唯…

新型コロナウイルスに付き合っているうちに,免疫の知識が広まっていますが,その報道はほぼ全て「抗体」に関わるものです.もう一つのT細胞に依存した免疫は,新型コロナウイルス感染/疾病防御ではどのように働いているのでしょうか.ネイチャー誌がニュース記事としてまとめています.「キラー免疫細胞は依然としてオミクロン・バリアントを認識している.」「 抗体による防御機能の喪失が懸念される中,T細胞にもっと注意を払うべきだと主張する研究者がいる.」ネイチャー

新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロンの感染拡大が止まりません. 多くの変異をもつオミクロンは,ワクチンによる感染/発症防御をすり抜けてしまい,日本でも,新規感染者のかなりの割合がワクチン接種者であると報告されています. 初めの二回のワク…

オミクロンの感染拡大が急で,ブースター接種が急がれています.mRNAワクチンは,変異株に対する抗体も誘導する力があって,ブースターはその力を更に強めているようにみえます.ネイチャー誌は,ワクチン接種後のいわゆるブレークスルー感染によってできる抗体は,オミクロンに対して予防効果が高く,その力はワクチン接種と感染の間隔が長い方が強くなるという日本の研究者による研究結果を紹介しています.抗体産生の新しい知見を示すと同時に,ブースターでも同じ事が起こっている可能性が考えられます.

オミクロン株による感染拡大第6波が確実になり,三回目のワクチン接種(ブースター接種)が待たれています. オミクロン株に対する発症予防効果は,従来株に対するワクチン二回接種では,接種後20週目には,ほぼゼロになってしまいます.しかし,ブースター…

オミクロン株による重症化率がデルタ株より小さいことは,概ね正しいとされつつあります.そしてオミクロンが肺の細胞に感染しにくく,そのために重症化しにくいのではないか,という動物実験からのエビデンスが得られてきています.「オミクロンは肺を攻撃しないため、危険性が低いかもしれない」Natureニュース 2022年01月05日(訂正01月06日)

オミクロン株による急速な感染拡大が連日報道されています.残念ながら新型コロナウイルス感染拡大の第6波に突入してしまったようです. オミクロン株には沢山の変異があって,性質も従来株とかなり異なっていることが報告されています.阪大の忽那先生が,…

「オミクロンはデルタよりも入院する確率が低い」ことが発表されたと,ワシントンポストが昨年末に報じていました.「オミクロンに感染した人は,デルタに感染した人に比べて,病院に入る可能性が約60%低い」 /エジンバラ大, 「オミクロンに感染した人は,デルタに感染した人に比べて,救急外来を受診する可能性が15〜20%低く,一晩入院する可能性が40%低い」「しかし,この効果は,オミクロン変異体の感染に対するワクチンの有効性の低下によって相殺されるようである」/インペリアル・カレッジ・ロンドン

2022年新春,世界の新型コロナウイルス感染は収まりそうもありません. 累計感染者は2億9000万人を越えて更に増え続けています. 累計死者数は500万人を超えました.ただし,増加の割合は若干減少しつつあるようです. 1日当たりの感染者数は,今までにない…

私たちはどうこの新しいウイルスと向き合えばいいのか。西浦博さんに聞きました。 岩永直子 // 前編:「オミクロンの実効再生産数はデルタの3〜4倍」  8割おじさんが警鐘を鳴らす変異株の“ズル賢さ” // 後編「流行は終わった」という認識切り替えて 西浦博さんが訴えるオミクロンの脅威と3回目接種の重要性 BuzzFeed

岩永直子さん(BuzzFeed Medical Editor, Japan)が,オミクロン株について,京都大学西村博さんにインタビューした記事が,昨日,今日の2回にわたり,BuzzFeedに掲載されました. とても良い記事なので,原文を是非お読みください. 前編 https://www.buzz…

2年にわたろうとしているパンデミックは,まだまだ終わる気配がありません. 世界の感染者数は増加し続け,確認された感染者数は2億7千万人超.死者の増加も止まらず,500万人以上が犠牲になりました.次々に変異を重ね,感染力を強めるとともにワクチンの効果も弱めていっているようです.mRNAワクチンを入手できない世界の多くの国は,ワクチンで感染を抑えることができず,抑える見込みすらなくなりつつあるように思います.しかしどのワクチンも重症化は防げそう.経口薬の登場と共に希望を繋いでいます.

2021年もそろそろ終わろうとしています.今年1年も新型コロナウイルスが常に話題の中心にある1年でした. 2年にわたろうとしているパンデミックは,まだまだ終わる気配がありません. 世界の感染者数は増加し続け,確認された感染者数は2億7千万人超. …

メルク社のモルヌピラビル: 重症化を抑える切り札として世界中の期待を一身に集めてきましたが---(Nature) ファイザー社のパクスロイド:初期の小規模試験の結果はモラヌピラビルを上回る良好な結果でしたが,新たにより大規模な試験結果を公表し,その結果は小規模試験の結果とほぼ同じで,メルクのモラヌピラビルを大幅に上回るものでした.実験室のデータからオミクロン株にも有効である可能性が大(ニューヨークタイムズ)

まだまだ終わりの見えない新型コロナウイルスパンデミック. ワクチンの普及と共に,パンデミック対応の切り札と考えられているのいが経口薬の開発です. メルク社のモルヌピラビルは,その先頭を切って発表された薬剤で,世界中の期待を一身に集めてきまし…

「イギリスの研究では,オミクロンの速度を警告し,ブースターの必要性を指摘しています」(ニューヨークタイムズ) 「Pfizer-BioNTechワクチン:2回目の接種から4ヵ月後に,オミクロンへの予防効果は約35%.3回目の接種で,その効果は約75%にまで高まる」「オミクロン患者の近くにいる人がウイルスに感染する確率は,デルタに感染の場合のおよそ2倍」「オミクロンがデルタよりも軽度の病気を引き起こしているという証拠が出てきたが,確信を持つには時期尚早(WHO)」

日本の新型コロナ感染者は,現時点で,低いレベルで抑えられていますが,新規変異株オミクロンの感染者の報が,連日,伝えられています. オミクロンは,日本を含め世界の62の国と地域で確認されており, www3.nhk.or.jp デルタ株を上回るのは時間の問題とも…

ファイザー社は,ブースターがOmicronに対する有意な防御を提供すると発表しました.またOmicron変異体による感染を防ぐためには,2回のワクチン接種だけでは「十分ではないかもしれない」としながらも,重篤な疾患を防ぐことができると述べています.ニューヨークタイムズ

世界に急速に感染拡大を引き起こしているオミクロン株. 「現行のワクチンが果たして効果があるのか?」「重症化の度合いは?」「感染する早さは?」.世界が固唾をのんで研究結果を待ち望んでいました. この内,ワクチンの効果については南アフリカからの…

中国の新型コロナウイルス対策: 「ゼロコビッド」施策をとった国々がその出口戦略で躓いたり苦しんだりしている中,「集団免疫」という,これも世界の大多数の国が放棄した戦略で,新型コロナウイルスに立ち向かおうとしていること,そして,その重要なステップとして,3歳から11歳までの子供全員にワクチン接種をする方針を打ち出し大キャンペーンを行っていることを,ニューヨークタイムズが報じています.

新型コロナウイルス対策で,「ゼロコビッド」という独自の道を歩み,感染者数.死者数とも抑え込んできた中国. 「ゼロコビッド」施策をとった国々がその出口戦略で躓いたり苦しんだりしている中,「集団免疫」という,これも世界の大多数の国が放棄した戦略…

オミクロンはどれくらい悪いのか?これまでの研究でわかったこと. COVIDの研究者たちは,オミクロンの感染性,重症度,ワクチン回避能力について,猛烈なスピードで研究を進めています.「どのくらいの速さで広がっているのか?」「ワクチンや感染症による免疫をすりぬけるのか?」「ワクチンの効果は?」「ブースターで防御力は向上するのか?」「より軽症または重症の病気を引き起こすのか?」 Nature   news   article

オミクロン変異株について,その性質が明らかになるまでにはまだまだ時間がかかりそうです. 科学誌ネイチャーが,現在までに分かっていることをまとめています. nature news article NEWS 02 December 2021 How bad is Omicron? What scientists know so f…

今日もまた,NHKニュースのトップは,オミクロン.「オミクロン株感染者 日本初確認」.しかし,オミクロンについては,まだまだ分からないことだらけ.ニューヨークタイムズの「What we know about Omicron (オミクロンについてわかったこと)」を見ても,日本での報道と大差なし. ネイチャーと並んで科学誌としてはトップジャーナルのサイエンス誌の記事の見出しは「PATIENCE IS CRUCIAL(辛抱が肝心)」

今日もまた,NHKニュースのトップは,オミクロン.おそらく日本の全てのテレビ・新聞ニュースでも同様でしょう.世界全てかもしれません. 日本の場合,日本で初めての感染者が確認されたことがトップニュースのトップ. NHKニュースウェブ www3.nhk.or.jp …

WHOにより,「VOC=懸念される変異株」に指定されたこの新規変異株オミクロン.今までのワクチンが効くのか?そして,重症化するのか?について世界中の関心が集まっています.このオミクロンという名前がつけられたことについては,ネット上で様々な憶測が交わされたとのこと.本来の順番ならば,ν (ニュー).次は,ξ  ( クシー).そのいきさつについて,ニューヨークタイムズ,朝日新聞GLOBE+が伝えています.

NHKニュースのトップは,今日もオミクロン. 南アフリカ・ボツワナだけではなく,既に世界12カ国で確認されたとのこと. 「オミクロン株」警戒で水際対策強化 感染力やワクチン効果は | 新型コロナウイルス | NHKニュース オランダでは,二機の旅客機の乗客…

新変異株オミクロンのニュースが,世界中で大きく取り上げられています.スパイクたんぱく質に30以上の変異が見つかっているオミクロン.世界中の注目を浴びるだけの驚くべき変異の数.従来株と比較して,重症化しないのか?感染力は? 現在のワクチンは効果があるのか? 世界中の科学者が懸命にその性質を調べています.ビオンテック社「必要な場合,ワクチンは100日以内に最初の出荷ができる」

“オミクロン” 今日のNHKニュース7は,冒頭の10分近くを割いて、この新型コロナウイルス・新変異株について報道していました. ニュースウェブでは,何項目にもわたって掲載されている以下のような内容を,まとめて伝えていたためです. このニュースは,世界…

20日の日本の報道各社は,オーストリアがワクチン接種を義務化することを決定したと報じています.EUでは初めての試み.二度のワクチン接種を終えた人は64%(全人口比  日本は77% ).確かにポルトガルなどに比べると遅れをとっていますが-----東京新聞,そしてニューヨークタイムズによれば,規制反対の勢力も根強くある中で,苦渋の決断のようです.

ヨーロッパにおける新型コロナウイルス感染拡大は,日本の今後の感染状況を知る上で注目する必要があります. 昨日,一昨日に続き,今日もこの話題で. 20日の日本の報道各社は,オーストリアがワクチン接種を義務化することを決定したと報じています.EUで…

感染拡大が止まらないのはドイツばかりではなく,ヨーロッパ全土といってよい状況ですが,新型コロナによる死亡者はどうなのでしょうか?昨日取り上げたドイツ,イギリス,オーストリアの死者は確かに増加していますが,感染者数が過去最大になったのに対し,死者数は比較的抑えられ,過去の最大値よりずっと低いレベルです.ワクチンはしっかり効いています.重症化予防という点では.

昨日取り上げたように,ドイツの新型コロナ感染拡大が止まらないことが報道されています. yachikusakusaki.hatenablog.com 今日は,その補足. 感染拡大が止まらないのはドイツばかりではなく,ヨーロッパ全土といってよい状況ですが,新型コロナによる死亡…

あの,ドイツで! と言葉を失いますが,新型コロナウイルス感染拡大が止まらないのは,ヨーロッパ全土とも言ってよい状況です. ワクチン接種が停滞し,またその効力が弱まったのが一因とされるものの,このウイルスのしたたかな感染力には驚かされます. 日本も油断してはいけないことを,ヨーロッパ各国の感染状況が教えてくれています.

ドイツで新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず,新たな規制強化に乗り出しつつあることが報道されています. www3.nhk.or.jp あの,ドイツで! と言葉を失いますが,感染拡大が止まらないのはドイツだけではなく,ヨーロッパ全土とも言ってよい状況です.…

EUがモラヌピラビルの使用を推奨したというニュースが,日本を含め各国の新聞で一斉に報道されました.モラヌピラビル命名の理由は科学的な意味を持っているのですが,決め手となったのはコミックヒーローが持つ武器の名前だというのですから,面白いですね.

パンデミックのゲームチェンジャーとして期待される経口抗ウイルス剤モラヌピラビル(molnupiravir). イギリスに次いで,各国での承認が予想されていますが,EUがモラヌピラビルの使用を推奨したというニュースが,日本を含め各国の新聞で一斉に報道されま…