古事記/植物
“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. https://www.amazon.co.jp 取り上げるのは,ガマ(蒲). 昨日も話題としました.蒲1http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2019/09/02/00125…
鎌倉おんめさま(大巧寺 だいぎょうじ)の庭には,今年も水鉢の中で育ったガマ(多分 コガマ)が穂をつけていました. たった一つだけでしたが. ガマについては,昨年も取り上げましたが, http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/10/18/022045 …
“三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. カガチ/ホウズキ(1) スサノヲは,また尋ねて, 「そやつの姿はどんなか」と問うと 「その目はアカカガチのごとくに赤く燃えて,植物をたどって古事…
カガチ/ホオズキ(1) “三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 今日取り上げるのは,ホオズキ. 古事記ではカガチという古名で, “その目はアカカガチのごとくに赤く燃えて” と,あのヤマタ…
五穀(2) “三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. https://www.amazon.co.jp 五穀(1) 高天原を追放されたスサノヲは,食べ物をオホゲツヒメに乞います.オホゲツヒメは,鼻・口・尻から…
五穀(1) “三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. https://www.amazon.co.jp 今日取り上げるのは,五穀. 神代篇 其の三では,高天原を追放されたスサノヲは,食べ物をオホゲツヒメに乞いま…
古事記,岩戸隠れの物語にある5つの植物を取り上げてきましたが, 最後は ササ 小竹. アメノウズメが手草(たぐさ/たくさ)として,手に持って踊ります. “三浦祐介著 口語訳古事記” アメノウズメが,天の香山(かぐやま)の天のヒカゲを襷(たすき)にして…
古事記,岩戸隠れの物語にある五種の植物のうち, ヒカゲ/ヒカゲノカズラ マサキ/マサキノカズラ(テイカカズラ) は,“神懸かりする”アメノウズメ”の体を飾り, ササ 小竹 はアメノウズメの手に. “三浦祐介著 口語訳古事記” アメノウズメが,天の香山(か…
万葉集におけるヒカゲノカズラ ヒカゲノカズラ ヒカゲノカズラ - Wikipedia 古事記では “神懸かりする”アメノウズメの体を飾っていたヒカゲノカズラ. 現代でも正月飾りに,また,神社の縁起物に用いられ,ヒカゲノカズラを必須アイテムとする祭礼も行われて…
古事記,岩戸隠れの物語にある植物は五種. (以前のブログでは,ササ小竹を入れ忘れていましたので訂正しました) ハハカ/ウワミズザクラ マサカキ/サカキ(榊) ヒカゲ/ヒカゲノカズラ マサキ/マサキノカズラ(テイカカズラ) ササ 小竹 すでにこのブログ…
現在のサカキ かつては,ツツジ目ツバキ科の植物と見なされていましたが--- 現在はモッコク科(ペンタフィラクス科)のサカキ属に分類されています. モッコク科とツバキ科は系統樹の上ではかなり離れているようですが--- ツツジ目 - Wikipedia かつては,花…
昨日,一昨日,古事記の植物として取り上げた「ははか/うわみずざくら」. アマテラスが岩戸に隠れた「岩戸隠れ」の際に行われた「占い(太占)」で用いられていました. そして,この岩戸隠れの物語では,他に四種の植物が登場します. マサカキ/サカキ(榊…
ははか(2) “三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. 昨日に引き続き,ハハカ. ハハカは,植物「うわみずざくら(上溝桜)」の異名. ウワミズザクラ - Wikipedia ウワミズザクラ(上溝桜)…
ははか(1) “三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”をテキストとした “植物をたどって古事記を読む”シリーズ. https://www.amazon.co.jp 今日取り上げるのは,ハハカ. ハハカと聞いて植物を思い浮かべる人は,古事記に精通した方のみでしょう. 精…
古事記人代篇其の五の物語では, イヅシヲトメを妻にしようと,ハルヤマノカスミヲトコがおとめの家に着くと,着ていた着物と持っていた弓矢は藤の花で覆われます. 着物は藤蔓(ふじづる)で織り縫ったもので,弓矢は藤蔓でつくられたものでした. http://y…
前回取り上げたように yachikusakusaki.hatenablog.com 古事記に描かれる藤は,はじめ,藤蔓(ふじづる)として登場します. (人代篇その五 応神天皇(ホムダワケの大君)の章.) 伊豆志(*)の八前(やまえ)の大神の娘イヅシヲトメを妻にしようと出立す…
藤は万葉集にも多く取り上げられ,古代より愛でられた花. 古事記にも登場することは,このブログでもとりあげ,その現代語訳も掲載しましたが--- http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/05/05/024941 重なる部分がかなりあることを承知の上で,…
古事記神代編の冒頭部,ウマシアシカビヒコヂ,アメノトコタチの二柱の神があらわれる様子を形容する言葉 「泥の中から葦牙(あしかび 葦の芽)のごとく萌えあがってきた」 の中で使われた“アシ 葦”. 次にアシが出現するのは,「葦船」. 最初の子生みに失…
「古事記」は,序文および上・中・下の3巻よりなる現存最古の歴史書. 植物という観点から見たとき,この古事記に記載されている植物は,文字として残されている最古の花,草,樹木等と言えるでしょう. “三浦祐介著 口語訳古事記[完全版]文藝春秋”の巻末…
ヤマブドウ,タケノコ,モモ. この三種の植物名が一緒に出てくる物語とそれを記載している書物は? 以前の私には全く答えられませんでしたが----. ヤマブドウ - Wikipedia タケノコ - Wikipedia モモ - Wikipedia 一昨年「モモ」を扱ったブログを書いたと…
歴史の古い野菜『大根』 日本は大根の一大生産国にして一大消費国. 世界の生産量・消費量の9割が日本とのこと. http://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/01/24/001534 (東京新聞2017年1月22日.世界の統計データは,ネット上では見つかりません…
1. 七草がゆの起源と副菜としての若菜/青菜 七草がゆの起源については,ネット上でも沢山の情報が得られます. どの記事も概ね同様で,七草がゆは,江戸時代に「人日(じんじつ)の日」(五節句の一つ)の祝いとして定着していったとしています. ごせっく …
沢山の栗が,青果売り場に並ぶ季節. 私が追っかけている番組; 梅沢富美男と東野幸治のまんぷく農家メシ!も,選「くり~埼玉県日高市~」として,栗を取り上げていました(先週10月13日). http://www4.nhk.or.jp/manpuku/3/ このブログでも何回か取り上げ…
ニラ 2 ニラが野菜として広く食べられるようになったのは,戦後のこと. 餃子などの中華料理が広まったことで,ニンニクに次ぐスタミナ野菜として人気となったため.とされています. 古くから親しまれてきたニラの歴史 | おいしいねっと ニラ/韮~歴史・栄…
女の誕生 すぐさま 彼(ゼウス)は 火の代償として 人間どもに 禍い(わざわい)を創られたのだ すなわち その名も高き両脚曲りの神(ヘパイストス)が 土から 花恥ずかしい乙女の姿を創られた クロノスの御子(ゼウス)の意を畏んで(かしこんで). 輝く眼…
栽培種カサブランカと,花が咲くのはいつの日か分からないササユリがわが家の庭にあります. yachikusakusaki.hatenablog.com そして.テッポウユリも少しだけ. ユリは古来より,世界中で愛されてきた花. そして, 日本はユリの王国! とのこと. 第3回 日…
我が家から,ふじいろの山が見えます. 慣れない望遠レンズをつけて写真を撮ってみました.できるだけ近づこうと斜め向かいの駐車場の奥へ.そして,崖を見上げて. 望遠レンズの威力を再確認.写真としてはイマイチでも,裸眼で見たよりずっと美しく見えま…