写すだけ万葉集
12月に入って,一週間. わが家の冬の定番ビオラの苗を植えて二週間.大分育ってきています. 陰暦12月の呼称/異称は、誰もが知る「師走」.陽暦でも借用されています. 語源としては「師(僧)が忙しく走り回る月」説が広まっていますが,「為果つ月(一年の…
最もよく見かける落葉樹の1つ,ケヤキ. 特に関東地方に多いように思いますが,これは,江戸時代に幕府が奨励したためとのこと. (関東近郊に立派なケヤキが多いのは、徳川幕府がその植栽を奨励したことにちなむ。江戸時代には橋げたや船、海苔を養殖する…
黄葉の季節は,また,落葉の季節でもあります. 昼前に英勝寺まで散歩した際の画像です.多くは色あせた姿ですが,鮮やかな色彩を保った葉も混ざってきます. 「落葉」という言葉は,古事記でも使われている語ですが,万葉集には詠まれず,平安時代の短歌に…
歌人たちは,古来より,カエデやイチョウ以外の紅葉/黃葉も歌に詠んできました.そのような歌を取り上げています. 今日は「桂」.詠まれた歌はあまり多くないようですが.かわいらしい葉は大好きです. https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/122539 古…
秋の紅葉を代表する樹木,カエデ/カエデ属にはおよそ160種あるとされています(https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Acer_species). 一方,日本は,楓を代表とする秋の紅葉をとりわけ好む国民といえ,数多くの短歌の歌題とされてきました. 今日・明日…
イチョウと並んで,紅葉(黃葉)する樹木の代表と言えば,カエデ(楓)ですね. 北鎌倉円覚寺まで,楓の紅葉探索に行ってきました.昨日のことです. 見頃は11月下旬から12月初旬ですが,きれいに紅葉している株にも出会うことができました.特に山門の外と…
昨日は,鎌倉源氏山の木の実/草の実の画像をお届けしました. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/ 今日は,同じ散歩コースの樹木の画像を集めてみました. 全て実をつける木ですが,その実を見つけられなかった木と言い換えても良いかと思います.そこ…
秋は木の実の季節でもありますね.昨日は取り上げた安国論時には,ドングリが沢山落ちていました. 今日は,この二三日の間に出会った木の実の画像を紹介します. チャノキは妙法寺.アオキは八雲神社の裏山で. この時期の木の実はまだ青いものばかり. お…
「秋の七草」を詠んだ歌を改めて紹介しようというシリーズ: 今日は最後に残ったナデシコ. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)花 山上憶良 万葉集 巻八 一五三八 芽之…
「秋の七草」を詠んだ歌を改めて紹介しようというシリーズ: いつもの通り「写すだけ」ですが----. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)花 山上憶良 万葉集 巻八 一五…
「秋の七草」を詠んだ歌を改めて紹介しようというシリーズ: 紹介というのはおこがましく,いつもの通り「写すだけ」ですが----. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)…
「秋の七草」を詠んだ歌を改めて紹介しようというシリーズ: 紹介というのはおこがましく,いつもの通り「写すだけ」ですが----. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)…
鎌倉・栄福寺跡の公園のススキの穂は,花が開ききって,秋を実感させてくれました. 栄福寺:鎌倉市/史跡永福寺跡 源頼朝が建立した寺院.源義経,藤原泰衡など,頼朝の奥州攻めで亡くなった武将たちの鎮魂のため,平泉の中尊寺二階大堂等を模して建立され…
秋の七草の一つフジバカマの話題をいくつか. 萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 瞿麦(なでしこ)の(が)花 女郎花(をみなへし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の(が)花 山上憶良 万葉集 巻八 一五三八 1. 様々なフジバカマ? わが家のフジバカマが開花…
海蔵寺に萩を見に行ってきました. 多く植えられているわけではありませんが,山門手前の階段の両脇にきれいに植えられていて,見応えがあります. 手前が赤花,門のすぐ横が白花. 遠景では赤花が目立ちますが,白萩に囲まれた山門はなかなかのものです. …
鎌倉瑞泉寺の山門近くで,ケイトウに出逢いました.小さいながら,雑草に覆われた一角で,鮮やかな赤が目立っていました. ヒユ科の植物たち(1) ケイトウ ケイトウの以前の品種は「鶏頭」という名前が似合う姿でしたが--- ケイトウ 植物 - Google 検索 最…
昨日見かけたソクズ(蒴藋).小さな花が集まっていて,よく見るとなかなか美しい花.実もなかなかかわいらしい. https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/08/12/235533 レンプクソウ科 Adoxacea,ニワトコ属 Sambucusの植物で,別名クサニワト…
とてつもなく暑い1日でした.明日はもっと暑くなるとの予想. 8月に入ったという実感があります. 8月は,別名葉月. (睦月如月----等の昔の月も呼び方には「和風月名」という言葉もあるようですが,一般的かどうか? 辞書には載っていません.例えば「…
いつもの散歩コースでよく通る日朝様(鎌倉本覚寺)に,センダン(栴檀)のかなり大きな木があります. 葉がとても美しいと思って眺めていますが,今の季節は青い実をつけています. この栴檀. 花が,奈良・平安の時代から「楝」あふち / おうち(古名)の…
15種の自生種,8種の固有種がある日本は,「ユリの王国」とも言える国. 第3回 日本はユリの王国 | BloomField - ガーデニングABC - ユリと日本 | ユリ.net https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2017/06/28/012534 yachikusakusaki.hatenablog.co…
鎌倉おんめ様(大巧寺)の小径に,ハマユウ(浜木綿)が咲いていました. 少し花が痛んではいましたが,他にはない花姿は印象的. 万葉集,枕草子にも取りあげられ,古代から目を惹いてきた(湯浅浩史)植物. 柿本人麻呂,清少納言は,花よりむしろハマユウ…
散歩の途中,一軒のお宅の門の横に植えられた花.一輪は既に萎れていましたが,もう一輪はまだ元気に鮮やかな色彩を保っていました. PictureThisの判定は,ホンカンゾウ(本萱草). ノカンゾウの栽培種ですね. ノカンゾウ,ヤブカンゾウ,そしてこのホン…
シャガとヒオウギ シャラノキ(沙羅樹 ナツツバキのこと) / サラソウジュ(沙羅双樹)同様, https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/07/11/234912 漢名と和名が入り交じって,混乱しかねない植物に,シャガとヒオウギがあります. シャガと聞…
鎌倉八幡宮のハスの花も咲き始めています. (といっても,夕方に見たので開花はしていませんでしたが) https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/07/01/235700 平家池のハス 源氏池のハス 蓮については,このブログでも何回か取り上げてきました…
合歓(ねむ)を詠んだ芭蕉の句が余りにも有名ですが--- https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2022/06/29/000708 合歓は,万葉集にも取り上げられている花で, (万葉集では「ねぶ」と呼ばれます) 紀郎女(きのいらつめ)と大伴家持の相聞歌がよく…
秋の花とされるツユクサ(露草)ですが--- わが家では早くも咲いていること,そして,昨日の流れから,今日はツユクサを詠んだ短歌について,簡単にまとめてみます. といっても,例によって,古今短歌歳時記(鳥居正博 教育社)の抜粋になります. 万葉集で…
昨日,安国論寺で出会った花をブログの終わりに載せさせてもらいましたが,その中の一種は,ノハカタカラクサ(野博多唐草). 今までは全く知らなかった花でしたが,今ではどこにでも生育しているようですね. 亀ヶ谷の切通でも群生しているのを見かけまし…
日本で古来より生育し,また栽培されてきた紫陽花. アジサイの語源は,特定はできていませんが--- 「あじ(あぢ)」は「あつ」で集まること,「さい」は真藍(さあい)の約で青い花がかたまって咲く様子から名付けられたと思われる.(日本国語大辞典) と…
初夏・五月 アジサイには早いものの,沢山の種類の花に出会うことができます. あくまでも私のイメージですが,サツキ,アヤメが古くから親しまれてきた典型的な5月の花.フジ,ハナミズキは桜が終わった4月の花ではないでしょうか. バラ園のバラも5月が見…
5月はアヤメ,カキツバタの季節.といっても,カキツバタを近くで見たことのない私. Iris laevigata - Wikipedia ハナショウブを中心とした菖蒲園で見ることができるのでしょうか?多くは,より華やかなハナショウブ中心のようにも思いますが--- 実はまだ菖…