2020-11-30から1日間の記事一覧

スゲ(菅)2  古事記と同時代の万葉集では,菅は頻出しています.菅を詠む歌は45(49 / 44)首あって,万葉の草花としては6番目に多く詠まれている植物とされています.ただし,万葉集には山菅という植物が詠まれいて,これは湿地や池に生えるスゲとは別種の植物.そして,菅を詠んだ歌の中で「菅の根」とあるのは山菅とされるため,万葉の草花としての順位は9番目がより正確かもしれません. 大君の 御笠に縫へる 有馬菅 有りつつ見れど 事無き吾妹  作者不詳 万葉集巻十一 2767(2757)

「菅」は古事記で三カ所で記されています. その内の二カ所では,菅で作られた畳,管畳(すがだたみ)として描かれ,昨日とりあげたイワレビコ(神武天皇)がイスケヨリヒメとの一夜の契りを懐かしんだ歌はその内の一つ. あしはらの しげしきをやに すがた…