2017-04-29から1日間の記事一覧

私が震撼するのは,第一に,彼(相模原障害者施設殺傷事件の容疑者)が自分が行う人間の選別や大量殺人に「社会が賛同してくれる」と確信できたという事実なのである.彼の頭の中では,今回の事件の本当の主体は彼自身ではなく,彼に賛同してくれるはずの社会なのである./私が震撼するのは,第二に,彼の確信のありえなさではない.彼がそう思っても仕方ないと思える現実が,今の日本社会にあるから,震撼しているのである. 市野川容孝  

社会的殺人(1) 「母よ!殺すな」の先にあるもの 市野川容孝(いちのかわ・やすたか) 福祉労働 153 (市野川容孝 いちのかわやすたか 1964年生まれ 東京大学教授 専門は社会学) 今回の事件で,十九名の障害者は一人の元職員の青年によって殺されたのだが…